増税言及 民主党内不満強まる(NHK) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

増税言及 民主党内不満強まる(NHK)

秘書です。
増税論議が活発になっています。


4月22日 6時34分 NHKの「増税言及 民主党内不満強まる」によると、
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110422/k10015476891000.html

・民主党内では、東日本大震災からの復興に向けた財源について、党執行部が増税の可能性に言及していることに、「党内議論が不十分だ」などとして不満が強まっています。

・福島第一原発の事故を巡る政府の対応について、民主党内では、小沢元代表が「今のままなら、取り返しのつかない状況になる」と繰り返し述べるなど、批判が相次いでいます。

・震災からの本格的な復興に向けて、民主党執行部は、今年度の第2次以降の補正予算案の編成にあたっては、復興目的の国債を発行し、償還の財源として、増税を含めて結論を得る方針を確認し、岡田幹事長も「財源は税以外にない」と述べました。

・しかし、党内では「被災者の生活を考えると、増税は許されず、執行部は、震災対応を理由に、党内議論も不十分なまま方針を決めている」として不満が強まっています。

・また、政府は、今後の歳出抑制などを念頭にガソリン価格が高騰した場合にガソリン税を減税して価格上昇を抑える制度を当面、凍結することを決め、22日の衆議院総務委員会などで、そのための特例法案が採決される運びになっています。民主党執行部は、制度の凍結を批判してきた議員は、法案に賛成しない可能性があるとして、差し替える方針ですが、これに対しても「強権的なやり方だ」という批判が出ています。


→今朝の読売新聞4面の「政治の現場 後半戦ルポ下 民主王国で不戦敗」は、愛知補選では、民主党議員が、民主党執行部が増税をもくろんでいるとして、「こういうのを火事場泥棒という」と演説したと書いています。

2011/04/22 02:02共同通信の「消費税10%半ばまで引き上げ案 集中検討会議で協議へ」によると、
http://www.47news.jp/news/2011/04/post_20110422020301.html

・社会保障と税の一体改革論議の中心となる「集中検討会議」(議長・菅首相)で、改革により将来的に消費税率を少なくとも10%台半ばまで引き上げる方向で調整に入ったことが21日、分かりました。

→ちょっと前までは消費税は社会保障目的税といわれていましたが、いまは復興目的にも。

2011年4月21日 琉球新報社説の「復興と消費増税 善意に乗じてはいけない」は、
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-176296-storytopic-11.html

・何よりも被災者の生活にも負担を強いる恐れがあるにもかかわらず、被災者の痛みを分かち合おうとする国民の善意に乗じたなし崩し増税の感が否めない

消費税率アップを虎視眈々(たんたん)と狙う菅直人首相が、復興を掲げながら財政再建に道筋を付けたいという思惑もあるだろう。

復興にめどが付いた後も社会保障目的税として税率を維持し、悲願の財政再建を成し遂げたいという財務省の影もちらついている。