鉄道復興ニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道復興ニュース


鉄道の運転再開は、希望の復興の第一歩!(志士の目鉄道研究会)

2011年04月19日河北新報の「「陸の孤島」に現実味 気仙沼線、復旧の見通し立たず」によると、
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t13026.htm

・宮城県北の沿岸部を走り、東日本大震災で被害を受けたJR気仙沼線は復旧の見通しが立ちません。


・同線の中間に位置する南三陸町の住民は「陸の孤島」化に危機感を募らせます。

・移動手段だった自家用車の多くが津波で流された上、仙台、気仙沼方面への代行バスもないためで、住民は一日も早い地域の足の復活を望んでいます。

・JR東日本によると、町内5駅のうち、陸前港、歌津、志津川、陸前戸倉の4駅が津波で流失した。清水浜駅は辛うじてホームが残ったが、付近のレールは無惨に折れ曲がりました。線路寸断にとどまらず、鉄橋の崩落が至る所で発生、トンネル内にもがれき類や漁船なども入り込むなど甚大な被害を受けました。

・「気仙沼まで通わせてやりたいのだが…」。同町志津川下保呂毛の遠藤修さん(50)は、息子の気仙沼高2年翼さん(16)の通学を心配します。志津川駅から学校に最寄りの不動の沢駅(気仙沼市)までは普通列車で約1時間かかる。始業式を間近に控え「町内から気仙沼の高校に通う子どもたちは少なくない。何とか足の確保を」と訴えます。

・同町歌津寄木の畠山隆さん(56)も、娘の志津川高2年千絵さん(16)のことが気に掛かります。畠山さん一家は仮設住宅が歌津地区にできるまでの間、地元を離れることを考えています。避難先で高校に編入したとしても、不安の種は歌津に戻った後の通学環境です。最寄りの歌津駅から学校のある志津川駅までは2駅あります。「スクールバスがなければ通えない」と頭を抱えます。


・交通弱者の高齢者にとっては、さらに不安がのしかかります。

・町内の中核病院で志津川地区にある公立志津川病院は仮診療所で診療を再開したが、歌津地区の千葉由二郎さん(78)は「移動手段がない。気仙沼線が早く復旧してくれると助かるのだが」と話します。

・南三陸町には現在、高速バスなどの別の交通機関もなく、沿線北部の気仙沼市より事情は深刻です。気仙沼市内では、大船渡線が気仙沼―一ノ関間で運転を再開。仙台へは高速バスが運行中です。JR東日本の清野智社長は5日の記者会見で、気仙沼線を含む7路線について「責任を持って復旧させる」と強調しました。

・東北福祉大の星山幸男教授(社会教育学)の話 

「津波対策として内陸部に鉄道を再建するとすれば、トンネル工事など費用が膨らむ。どの程度の地震を想定して駅や線路を再設計するのか。綿密な復旧計画が求められる。鉄道は観光振興など地域活性化にも不可欠。自治体側は鉄道活用を復興ビジョンの柱に据え、JRと連携しながらまちづくりを考えるべきだ。」

[JR気仙沼線] 気仙沼(気仙沼市)―前谷地(石巻市)間の約73キロ。1977年に全線開通。志津川(宮城県南三陸町)―仙台間は快速で約1時間半。東日本大震災によって線路や橋など約250カ所の被害が確認されている。


→道路の復旧には税金が使われます。鉄道の復旧にも税金が使われるべきではないでしょうか。会社は運用のみとし、施設は自治体が保有する「公設民営」にしてはどうでしょう?

2011年4月19日08時53分 読売新聞の「宮城のJR仙石線がれき撤去、トモダチ作戦で」によると、
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110418-OYT1T01115.htm

・米軍は、被災地支援「TOMODACHI(トモダチ)作戦」の一環として、宮城県で一部区間が不通のままのJR仙石線のがれき撤去作業に21日から着手することになりました。

・作業を行うのは、在日米陸軍が同作戦のために神奈川県や沖縄県に駐留する部隊などで編成した「第35兵站(へいたん)任務部隊」。

・宮城県東松島市内の野蒜駅―陸前小野駅間の3・2キロ・メートルのがれきを数十人態勢で、約10日間で除去します。

仙石線については、4月19日 ZAKZAKの「傷だらけ鉄路復旧へ 背筋凍った仙石線「列車ごと不明」」という記事も(久保木善浩氏)。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110419/dms1104191200003-n1.htm

・JR仙石線は、あの3月11日、仙石線の野蒜駅付近を走行していた電車は「列車ごと行方不明」と報じられ、国民の背筋を凍らせました。

・夜が明け、仙石線の車掌が仙台まで自力で戻り、ようやく無事が確認された。止めた電車から近くの小学校まで乗客を誘導した後、連絡の手段が全くなかったため、30キロ以上先の仙台を目指して歩いたそうです。

・「鉄路復旧」というシリーズがはじまるようです。注目です。


2011.4.17 09:33 産経新聞の「ひたちなか海浜鉄道 7月中旬に運行再開へ 復旧費3億円」によると、
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110417/ibr11041709370005-n1.htm

・ひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市)は運行再開の見通しを7月中旬と発表しました。

・復旧作業にかかる費用は2億9660万円と見込みます。

・吉田千秋社長(46)は「地域に必要な鉄道。住民や周辺観光地とともに復興する」と前向きです。

・那珂湊漁港のおさかな市場、国営ひたち海浜公園、アクアワールド県大洗水族館といった沿線観光施設との連携を強化、地域の復興と歩調を合わせた鉄道再建を目指しています。


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千葉県では、いすみ鉄道でキハ52が「観光急行列車」として復活します。


2011年04月19日10時22分千葉日報の「「観光急行列車」で復活「キハ52」昭和の日から運転開始 いすみ鉄道」
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1303176154
2011年04月19日朝日新聞の「キハ52型 いすみ鉄道で運転」によると、
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001104190001

・いすみ鉄道は18日、JR西日本から購入した中古ディーゼル車「キハ52」(JR大糸線で引退予定だった1965年製の車両)の営業運転について、「昭和の日」の29日に始めると発表しました。


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(大糸線時代、糸魚川駅にて)

・「観光急行列車」で運行し、土・休日にデンタルサポート大多喜-大原駅間を「そと房号」「夷隅号」の名称で結びます。運行は1日2往復。風そよぐ谷国吉駅など2駅で停車します。


・国吉駅では約10分間、停車するので、記念写真を撮影することも可能です。


・国鉄木原線時代の朱色と黄褐色のツートンカラーへの再塗装しています。

・乗車券に加え、新たに急行券、指定席券(いずれも大人300円、子供150円)を販売。急行券は、始発駅の大多喜駅か大原駅で各列車とも60枚発売します。

・弁当付きで2500円の前売り座席指定商品も。列車には乗客サービスを担う乗務員も同乗します。

・第1号列車は29日午前10時16分に大多喜駅を発車。黄金週間中は5月6日を除き運転。

・今後は需要があれば平日の「貸切列車」も行う。

・問い合わせは、いすみ鉄道(0470・82・2161)へ。


錦川鉄道からこども鉄道員募集のニュース

4月15日中国新聞の「錦川鉄道、こども鉄道員募る」、および、
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104160004.html

2011年4月17日読売新聞の「こども鉄道員募集」によると、
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110416-OYT8T00732.htm

・岩国市の錦川鉄道は、5月5日に列車の点検や車掌業務などを体験してもらう「こども鉄道員」を募集しています。

・鉄道員は、午前8時33分にJR岩国駅を出発する列車に乗って錦川清流線で錦町駅に行き、市錦総合支所での辞令交付式で、錦川鉄道の新入社員と同じ発令通知書を受け取ります。オリエンテーションなどの後、車両基地で発車前の点検を体験し、客車内で接客する車掌の仕事などを社員から学びます。

・午後は2班に分かれ、錦町―北河内間で車掌業務に取り組む。

・視覚障害者への理解を高めてもらうため、特殊な眼鏡をかけて歩く体験や、蛍光石に彩られたきらら夢トンネルの見学もあります。

・対象は5歳~小学生。定員は40人で応募多数の場合は抽選します。

・子ども鉄道員は川西―錦町間の運賃が無料。必ず保護者が同伴し、弁当と筆記用具を各自で用意する。

・希望者は、はがきに住所、名前(2人まで)、電話番号、乗車駅、同伴する保護者名(2人まで)を記入し〒740―0724岩国市錦町広瀬7873―9錦川鉄道子ども鉄道員募集係に申し込む。25日消印有効。応募者多数の場合は抽選する。電話0827(72)2002。


→鉄道は社会教育施設です!