放射線過度の反応戒め  | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

放射線過度の反応戒め 

放射線過度の反応戒め 県アドバイザ―
2011年03月21日 11時31分配信 福島放送
福島第一原発で相次ぐ事故による風評被害の広がりが懸念される中、いわき市平の平体育館で20日、放射線リスクを正しく理解するための講演会が開かれた。

講師は前日に「県放射線健康リスク管理アドバイザー」に委嘱されたばかりの山下俊一長崎大大学院医歯薬学総合研究科長(医学博士)と、高村昇同研究科放射線疫学分野教授(同)。

チェルノブイリ原発事故などに携わった2人は「県民の健康に全く影響はない」と明言、「いわきを起点に復興に立ち上がろう」と力強いメッセージを送った。

県といわき市の主催。

同市では市内のごく一部が屋内退避エリアに含まれたことなどを機に、外部から危険視されて物流が滞り、市民が県外に流出するなど深刻な事態に陥っている。

講演会はこうした誤解を払拭(ふっしょく)することが目的で、避難所でもある会場には一般市民や医療関係者ら約280人が詰め掛けた。

両氏は再三にわたって「福島における健康被害はない」と強調、放射性物質の流出に対する過度の反応が復興の妨げになるとの見方を示した。


雨影響か やや高い放射線数値
03/21 12:20NHK
自治体などの観測によりますと、福島県や宮城県、茨城県のほかに、関東地方などでふだんよりもやや高い放射線の数値が計測されていますが、風向きの変化や雨の影響によるものとみられ、いずれも健康に影響が出るレベルではないということです。


農産物から放射性物質を検出、「危険性非常に低い」米学者
2011.03.21 Mon : 11:26 JST
東京(CNN) 福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県内の農場の牛乳や茨城県産のホウレンソウから、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出されている。枝野官房長官は20日の記者会見で、ただちに健康に影響を及ぼすことはないとの見方を示した。

米テキサス州ヒューストンにあるMDアンダーソンがんセンターの放射線腫瘍学者、ジェームズ・コックス氏は農産物から検出された放射性物質について「ただちに健康に影響が及ぶ可能性はほとんどないとみられ、長期的な危険性も非常に低い」との見解を示した。

福島では牛乳から最高で規制値の17倍のヨウ素が検出され、県が牛乳、露地野菜の出荷自粛を要請。茨城ではホウレンソウから最高27倍のヨウ素、同4倍のセシウムが検出された。政府は出荷停止などの措置を検討している。

さらに、近隣で採取された飲料水からもヨウ素が検出されている。

住民の健康とともに、東日本大震災で深刻な打撃を受けた日本経済への影響が懸念される。米マサチューセッツ工科大の国際安全保障専門家、ジム・ウォルシュ氏は、原発近隣からの全農産物の出荷を停止した場合、農家は絶望的な状況に陥ると指摘。日本政府は難しい対応を迫られていると述べた