計画停電と屋内退避についての各党・政府震災対策合同会議の実務者会合コメント | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

計画停電と屋内退避についての各党・政府震災対策合同会議の実務者会合コメント

なぜ時間で区切るのか…岡田氏、計画停電を批判
読売新聞 3月20日(日)18時44分配信

 民主党の岡田幹事長は20日、国会内で開かれた各党・政府震災対策合同会議の実務者会合で、東京電力が実施している計画停電について、「電力需要のピークがあるのに、なぜ各時間で区切って計画停電をするのか。ピーク時だけ大口需要を規制することも有効ではないか」と述べ、見直しが必要だとの考えを示した。

 野党からは、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、政府が屋内退避を求めている同原発から20~30キロ圏内を避難指示の対象とするよう求める声が相次いだ。


「ピーク時の使用料を2倍に」岡田氏、電力価格制限の考え示す
産経新聞 3月20日(日)18時29分配信

 民主党の岡田克也幹事長は20日の「各党・政府震災対策合同会議」の実務者会合で、計画停電で制限している東京電力管内の電力供給について、計画停電に代えて価格制限を行うべきとの考えを示した。

 岡田氏は、「計画停電は悪影響が大きいので、別の道を考えた方がいい」とした上で、「(電力消費量の)ピーク(時の使用量)カットと言っているのに、(総量規制で)そうでない時間も計画停電している。ピーク時の使用料を2倍に上げるなどの価格政策も考えるべきではないか」と述べた。


自民・西村氏「総量規制での対応は難しい」 計画停電長期化の見通しに
産経新聞 3月20日(日)19時26分配信

 自民党の西村康稔経済産業部会長は20日夕の記者会見で、東京電力管内の計画停電に関し、一定期間の消費総量を制限する「総量規制」で対応すべきとの意見もあることについて、「現実問題としてなかなか難しい。相当な強制力をもってやらないといけないし、どこかが超えたら全体がアウトになる可能性がある」と否定的な見方を示した。

 20日の各党政府震災対策合同会議の実務者会議で、計画停電が長期化の見通しとなっていることから、民主党の岡田克也幹事長が価格統制による電力の総量規制に言及したことを踏まえての発言だ。

 ただ、西村氏は「夏の(電力供給量が)最も足らない時期が来たときどうするのか。相当なことをしなくてはいけない」とも指摘。「いろんなことをやってどうしても強制的措置を執らないといけなくなるかもしれないが、多少時間がある。幾つか段階があるので改善策を検討する」と述べた。

 一方で、公明党の高木美智代政調副会長は20日の実務者会議で、計画停電に対し、計画停電の全体の見通しや復旧の見込みを示し、「計画停電ではなく、総量規制にすべきだ」と主張した。