国民総力戦:現地の生活関連情報、救援車両は滑り止め対策を、漁協も動く | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

国民総力戦:現地の生活関連情報、救援車両は滑り止め対策を、漁協も動く


生活関連情報/生活物資購入先情報
2011年03月18日 河北新報
 宮城県は、生活関連物資情報に関するホームページ(HP)を開設した。その日に営業しているスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの店舗と連絡先を掲載する。
 被害の大きかった被災地以外でも物資不足が深刻化しており、県は内容を随時拡充させていく。県消費生活・文化課は「被災者はもちろん、多くの県民に役立つ内容にしたい」と活用を呼び掛ける。HPのアドレスは
http://www.pref.miyagi.jp/syoubun/bussi.htm


生活関連情報/支援
2011年03月18日 河北新報
 ●仙台市災害ボランティアセンターは被災者からのボランティアの要請を募っている。ボランティアは避難所での支援のほか、家屋内の片付けや粗大ごみの運搬などを手伝う。
 ボランティア活動希望者も募集するが、各自でガソリンや食料、宿泊所を確保してもらうことが条件。当分は地理に詳しい地元の人が望ましい。
 連絡先は宮城野区災害ボランティアセンター022(231)1320。若林区災害ボランティアセンターのボランティア要請用022(282)0075か022(282)0069。ボランティア活動希望者用022(282)0067。
 ●仙台市は支援物資が不足しているため、企業と団体から提供の受け入れを開始した。輸送手段の問題があり、あらかじめ支援内容を聞き、避難所への配達の可否を考慮して受け付ける。不足しているのは食料、乾電池、カセットコンロ用ボンベ、トイレットパーパー、粉ミルク、ベビー飲料。個人からの提供は受け付けない。連絡先は経済企画課022(214)8255。
 ●宮城県内の被災地で炊き出しを行っている国際ボランティアセンター山形(山形市)は支援物資を募集中。米は30キロ単位で無洗米に精米したもの。毛布は10枚単位で新品または洗濯したもの。タオルは10枚単位で新品に限る(ロゴ入り可)。紙おむつ(大人用も)、生理用品、粉ミルクも募る。連日、山形と宮城を往復しており、ガソリンも欲しいという。連絡先は023(634)9830。
 ●岩沼市は家屋の全半壊、床上浸水の被害を受けた市民に緊急生活支援金を支給する。2人までの世帯は2万円、3人以上は3万円。行政区長を通じて調査、支給する。連絡先は0223(22)1111。
 ●仙台市に他市町村から避難している妊婦は、住民票がなくても母子健康手帳、妊婦・乳児の健康診断の受診票などを各区役所などで交付する。連絡先は青葉022 (225)7211、宮城野022(291)2111、若林022(282)1111、太白022(247)1111。泉022(372)3111。
 ●青森県は住宅を失った被災者を対象に県営住宅39戸の入居受け付けを開始した。家賃は2年間無料、敷金は免除。保証人不要。4月1日以降に入居できる。申し込みは県民以外も可。居住地の市町村が発行する罹災(りさい)証明書と住宅一時使用許可申請書を三八地域県民局建築指導課宛にファクスなどで送る。申請書は電話して手に入れることもできる。締め切りは25日午後5時。応募多数の場合は28日に抽選。当選者には電話で伝える。連絡先は同課0178(27)5157、ファクス0178(27)4715。
 ●山形県は県外から避難してきた被災者に対し、県営住宅30戸、市町村営住宅105戸の計135戸を提供できると発表した。
 ●関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)は被災者支援のため公営住宅の提供を宮城県に申し入れた。県災害対策本部によると、京都府200戸、大阪府2000戸、兵庫県600戸、和歌山県120戸など。鳥取、徳島、滋賀の各県も提供の意思を伝えている。
 ●若者の能力開発などに携わる「デュナミス」は、就労支援事業所「シャーレおおまち」、鮮魚外商の「三陸おさかな倶楽部」(いずれも仙台市青葉区)と共同で、高齢者や病人のための買い物代行ボランティアを始めた。無料だが、買い物代金は前預かり。ボランティアが集まり次第、対象範囲を仙台市中心部から郊外に広げる。連絡先は三陸おさかな倶楽部022(393)5402。
 ●仙台サンプラザホテルは18日午前11時から、備蓄品などを調理した食料を仙台市宮城野区榴岡の同ホテル前で販売する。おにぎり約150食や総菜など数量限定で行う。連絡先は022(257)3333。
 ●日本赤十字社は18日午前10時、仙台市鶴谷小で炊き出しを行う。ごはん、すいとんのほか、ロールパン800個、菓子1500個、茶1000本を配布。同小には約400人の避難者がいる。
 ●NPO法人ワンファミリー仙台は18日も仙台市青葉区二日町4の26の事務所前で炊き出しを行う。正午と午後5時の2回。毎回100~150食のおじやを無料提供する。連絡先は022(398)9854。
 ●NPO法人仙台夜まわりグループは18日も午前11時から仙台市若林区文化町17の25の事務所前で炊き出しを行う。おにぎりと豚汁約500食を無料提供する。連絡先は090(9423)5697。
 ●青森県は福島第1原発事故で福島県から避難した住民を対象に健康影響に関する相談窓口を設けている。午前9時~午後5時。希望者には服や体に付着した放射性物質の有無を確かめるスクリーニング検査も行っている。検査は事前申し込みが必要。連絡先は県医療薬務課017(734)9289。
 ●山形交響楽団のメンバーや山形大の学生らが15日、山形市の文翔館でチャリティーコンサートを開いた。バッハ「G線上のアリア」など十数曲を演奏。呼び掛け人の首席トランペット奏者井上直樹さん(41)によると、約100人が来場し、20万円を超える募金が集まった。日本赤十字社山形県支部に全額寄付する。
 ●宮城県は休日の19~21日も県庁1階パスポートセンターで旅券の申請受け付けと交付を行う。出国のため緊急に旅券を希望する申請が増えたため。「飛行機の予約を済ませたので至急パスポートが欲しい」といった相談が多いという。午前8時半~午後4時45分。連絡先は022(211)2275、2278。
 ●中小企業基盤整備機構(中小機構)東北支部は、被災した中小企業向けの相談窓口を設置。また、小規模企業共済利用者への事業資金貸し付け▽小規模企業共済と倒産防止共済の掛け金の納付期限と契約者貸付の償還期間を6カ月延長▽延長期間中の延滞利子免除―を決めた。共済に関する相談は022(393)4138、050(5541)7171。経営相談は022(716)1751、0570―009111。
 ●青森県は17日、宮古、陸前高田、釜石の3市、岩手県大槌町の避難所にリンゴ約3万個とリンゴジュース缶3万本を発送した。青森市は18日、岩手県にペットボトルの飲料水3000本とリンゴジュース9万本を送る。
 ●宮城県大衡村は17日までに、津波被害を受けた七ケ浜、女川、南三陸の3町に白米計2850キロを提供した。農家10戸に協力を求めて集めた。
 ●山形県鮭川村の村民有志は19、20の両日、仙台市若林区連坊小路小に避難している住民に、きのこ鍋とご飯をそれぞれ1000食分提供する。
 ●尾花沢市細野地区の住民による「清流と山菜の里ほその村」は19日、交流のある気仙沼市本吉町津谷地区へ。正午ごろ、無洗米10俵、おにぎり500個、飲料水1000リットル、缶詰、生理用品、紙おむつなどの救援物資を届ける。
 ●マルシェジャポンセンダイは18日、宮城県女川町に届ける支援物資を募集する。仙台市青葉区のサンモール一番町商店街で開かれているマルシェジャポンセンダイ会場で同日午前10時から午後2時まで受け付け、すぐに発送する。火を使わずに食べられる食料、新品の下着、粉ミルク、紙おむつなどが必要。連絡先は事務局022(266)1183。


東北以外からの輸送車両 スリップ事故多発 大雪の宮城
2011年03月18日金曜日

 季節外れの大雪となった17日、宮城県内などで、東日本大震災の被災地へ救援物資を運ぶ輸送車両のスリップ事故が相次いだ。事故は緊急交通路に指定されている東北自動車道などに集中している。宮城県警は同日、走行が許可されている救援車や物資輸送のトラックに、チェーン装着を呼び掛けた。
 県警によると、雪の影響で東北各地の高速道は、各地で路面が圧雪や凍結の状態になった。事故を起こすのは、大半が冬タイヤを装着していない東北以外の地域の車だという。
 事故は東北道のほか山形道で特に多く、物資のスムーズな輸送にも影響が出た。東北地方は18日朝も気温が下がる見込み。震災の復旧作業などで融雪剤の散布に人手を割けないという。
 県警は「早く確実に物資を届けるためにも、滑り止め対策を万全にして速度を守り、運転してほしい」と話している。

【原発】バス45台で県外へ集団避難 福島・南相馬
(03/18 05:50)テレ朝
 避難指示と屋内退避指示の圏内に入っている福島県の南相馬市は、希望する住民を対象に県外への一時避難を始めました。18日はバス45台に分かれ、新潟などに向かう予定です。

 地震と津波で大きな被害が出た南相馬市では、福島第一原発の事故により、食料や燃料などの生活物資が届きにくくなっています。このため、市はすべての市民を対象に希望を募り、すでに県外に向けた大規模な避難を始めています。18日は、市民がそれぞれの地区の小学校から45台のバスに分かれ、新潟県や群馬県に向けて出発する予定です。南相馬市は、約7万人の市民のうち、3万人規模の避難を想定しているということです。

「明日へ」歩み着実に 幹線道復旧急ピッチ 気仙沼
2011年03月18日 河北新報

 東日本大震災が痛めつけた太平洋沿岸部に通じる「動脈」が、岩手、宮城両県で徐々に回復してきた。岩手県内では奥州市と陸前高田市を結ぶ国道343号、盛岡市と宮古市を結ぶ国道106号など、国道11路線12カ所が16日夜から一般車両も通行可能になった。宮城県の沿岸部を貫く国道45号も復旧作業が進む。地震発生から18日で1週間。孤立しがちだった被災地。人とモノの往来が戻る日に向け、少しずつ歩みが始まった。

 津波により市内各地で道路が通行不能になった気仙沼市では、復旧作業が急ピッチで進んでいる。幹線道路の国道45号は17日までに、南部の本吉町地区から北部の唐桑町地区まで路面の補修やがれきの撤去が行われ、緊急車両の通行が可能になった。
 市中心部と本吉町地区の間にある階上地区では、45号をふさいでいた倒壊家屋のがれきや自動車の残骸が取り除かれた。一般車両も通行できるようになり、避難所に支援物資を運ぶ車や自宅に戻る住民の自転車などが行き交っている。
 一関市室根町の建設業畠山茂さん(60)は軽トラックを運転し、市西部の浄水場から1日3回、約2000人が避難する階上中にボランティアで水を運んでいる。
 「今までカーブの多い農道を走って回り道をしていたが、重い水を積んでいるのできつかった。幹線道路を行けば到着も早くなる」とほっとした様子だった。
 階上地区から南進し、本吉町地区までの45号は、大谷海岸前などで補修作業が行われている。一般車両の通行に制限はあるが、津波で崩落した小泉大橋までの道が確保された。
 唐桑方面に向かう国道45号の通行止めも解除された。このほか、市中心部の市道や県道でも、道路を埋めたがれきを取り除く作業が進む。(丹野綾子)


内陸地震の「恩返し」 宮城・栗原の有志ヘリなどで物資輸送
2011年03月18日 河北新報
 2008年の岩手・宮城内陸地震で全国から支援を受けた栗原市の有志が、「今度は恩返しする番」と、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町などに救援物資を送っている。自前で集めた物資をヘリコプターを使って空輸したグループもいる。
 空輸したのは、アマチュア航空家でつくる東日本パイロット協会(栗原市)の災害ボランティア組織「フライヤーズ・レスキュー・チーム」。昨年発足し、今回が初めての現場となった。
 チームのメンバーは以前から沿岸部の防災訓練に参加。南三陸町からは「何かあったら、とにかく来てほしい」と言われており、要請がなくても自発的に出動した。
 チーム代表の会社社長佐々木逸馬さん(76)は12~14日、自家用のヘリで南三陸町を往復し、自分で購入するなどした食料や軽油を運んだ。さらに、現地災害対策本部の依頼で、飲料水や粉ミルクといった物資を、道路が寸断され孤立した避難所へ搬送した。
 13、14日は強風が吹き、パイロット歴40年の佐々木さんでも厳しい気象条件だった。「ほかのヘリは人命救助で手いっぱい。恐怖を感じたが、歯を食いしばって飛んだ」と振り返る。
 チームが拠点としている市内の瀬峰場外離着陸場(栗原飛行場)は、沿岸部までヘリで10分程度で着く。そのため、関西方面などから物資輸送や報道のヘリが集まっており、チームは現在、受け付けなどの後方支援に当たっている。
 トラックを使った気仙沼市への物資搬送も16日始まった。市内の食品会社の呼び掛けで、飲食店や農家、市などから提供されたおにぎり5500個、水1900リットル、納豆6000パック、野菜などを運んでいる。
 同社の社長は「栗原も物資が不足しているが、沿岸は緊急性が違う。内陸地震で大変な支援をいただいており、ぜひ恩返ししたい」と、自らハンドルを握り出発した。
(宮田建、田村賢心)


寄港の大型船で被災地へ物資 枕崎市漁協が提供募る
(2011 03/18 06:30)南日本新聞

東日本大震災による避難所の救援物資不足を受け、枕崎市漁協は18日、寄港する海外巻き網漁船に物資を積み込み、宮城県石巻市の石巻漁港に届けようと、市民へ協力を呼び掛け始めた。船は24日入港予定の日本丸(東京都)。カツオやマグロなどを水揚げ後、物資1000トンを搭載可能で、26日に出港する。
 枕崎漁港には数日中に、日本丸を含む4隻が南太平洋などでのカツオ漁を切り上げて入港。多くの船員が東北地方在住か出身者という。漁協は枕崎水産加工業協同組合と協力し、海外まき網漁業協会(東京都)を通じて、石巻市と支援物資の受け渡しを調整している。
 18日は、段ボール箱数十個分のカップ麺やトイレットペーパー、カセットコンロ用のガスボンベなどが届いた。枕崎市立病院は医薬品や点滴を提供する。
 石巻漁港を訪れた経験がある枕崎市恵比須町、漁業松野下耕作さん(69)は「道路の分断や原発事故の影響で、避難所に物資が届かないと聞いている。海からうまく届けてほしい」と期待した。
 使い古しの衣服や腐りやすい食物などは受け付けない。24日午後5時までで、市外からも受け付ける。枕崎市漁協=0993(72)2111。