自衛隊の通信網活用で全体像の把握、「1孤立地域1自衛官派遣」、空からの物資降下は? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

自衛隊の通信網活用で全体像の把握、「1孤立地域1自衛官派遣」、空からの物資降下は?

秘書です。
報道でしか分からないので、責任あるつぶやきではありません。思いつきかもしれません。
しかし、1万人が行方不明という一大事です。
一つの建設的なつぶやきとして、おゆるしください。

昨日、中川秀直も、完結した部隊である自衛隊の活用を提唱していました。
南三陸町1万人不明(読売新聞)という状況、自治体自体が壊滅的被害を受けている中、自衛隊が持つ情報通信能力など、「国家の背骨」を活用すべきときです。


■巨大地震被害/「共助」の精神で生き抜こう

2011年03月13日日曜日 河北新報


 生きてほしい。
 この紙面を避難所で手にしている人も、寒風の中、首を長くして救助を待つ人も絶対にあきらめないで。あなたは掛け替えのない存在なのだから。
 巨大地震発生から2日が経過しようとしている。太平洋沿岸から街が消えた。木造の家屋は土台しか残されていない。
 余震が続き、津波も繰り返し押し寄せる。「この世の地獄」としか言いようがない、むごたらしい光景に言葉を失う。
 この瞬間も、がれきの下で、ビルの屋上で、孤立した集落で、多くの人が救出を待っている。何とかしたいと気ばかり焦るが、未曽有の天災を前にして、われわれはあまりに無力だ。
 恐怖と不安に足がすくむ。それを和らげてくれるのは、食料などの救援物資だけではあるまい。寄り添う他者が居れば、折れそうな心が生き返る。勇気も湧いてくる
 「石油ストーブに当たってください」「よかったら、カップ麺をどうぞ」。きのう自宅近くの神社境内に一時避難していたら、見知らぬ人が声を掛けてくれた。
 普段は儀礼的なあいさつしか交わさないマンションの住民が「大丈夫ですか」といたわり合う。近所の菓子問屋の主人は、手持ち品を放出してくれた。コンビニ前には順番待ちの長い行列ができたが、取り乱す人などいなかった。
 各人が自分の持ち場を守り、譲り合うべきところは譲る。そう、私たち東北に住む者には、長い歴史の中で培ってきた「共助」の精神が脈うっている。苦難に直面している今こそ、「お互いさま」だ。
 それにしても、悲鳴にも似た大地の震動は何だろう。三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)8.8の巨大地震が列島を襲った。大津波、建物の倒壊、土砂崩れ、火災。東京電力福島第1原発では「炉心溶融」とみられる深刻な事故が起きた。
 死者・行方不明者の数が時間がたつにつれて増えていく。太平洋沿岸部では、壊滅状態となっている市町村も少なくない
 救援に当たる警察、消防の担当者も被災者だ。被害の全容が分かるのは、しばらく後になるだろう。
 東北各地で交通網は寸断され、電気やガス、水道などのライフラインもダウン。完全復旧までには時間がかかる。学校などの避難所はどこも満杯だ。
 警察庁は東北自動車道や常磐自動車道などの一部区間を緊急交通路に指定した。自衛隊の災害派遣部隊の車両が、被災地で往来し始めた。米国や韓国など海外からの救援隊も間もなく到着するだろう。
 心身の疲労はピークに達していようが、もう少しの辛抱。家族、ご近所で励まし合って乗り切る以外、今は道はないのだ。
 「共助」の精神は本紙も共有している。ページ数は減っても、新聞を読者の元に届けることに全力を挙げる。正確な情報は危機を乗り越える最大の武器だからだ。落ち着いて、希望を失わずに。生き抜いてほしい。

→こういうときは縦割りが致命的。行政官が自治体を再建する作業と同時に、まず、自衛隊が部隊ごとに責任領域を決める。

→ヘリ、P3Cなどで空から、被災状況、孤立している生存者の場所の全体像を把握する。

→孤立している人々に、自衛官を1人づつ、ヘリコプターから降下させ、自衛隊の通信網で状況を把握する(1孤立地域・1自衛官)。病院などには医務官を降下させる。その後、必要な物資は、ヘリやパラシュートで降下させる。


→物資は空から。

→報道ヘリは自衛隊の空からの支援に妨げにならないように自粛することを検討する。

→地形的に、空、陸からが無理なところで、海からの接近が可能なところは海自が対応する。

→1万人が不明ということは、もはや自治体が行政組織として壊滅状態で、行政職員も被災者です。家族の安否が心配でしょう。国家の背骨である自衛隊の能力を最大限に活用を。

→「1孤立地域・1自衛官」で被災された方々と国家を通信でつなごう!「国は常に被災者に寄り添っている証」として!