天下り等公務員制度改革:熟議の国会の試金石:野党案丸のみ覚悟の与野党協議やりますか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

天下り等公務員制度改革:熟議の国会の試金石:野党案丸のみ覚悟の与野党協議やりますか?

秘書です。

熟議の国会の試金石、公務員制度改革法案。
野党案を強硬否決するのか、「野党案丸のみ」の覚悟で与野党修正協議をするのか?
また、空回しで野党議員の発言権を侵害するのか?

熟議の国会とは、増税協議だけ政府案にのれ、他の法案は一切与野党協議不可、こんなことがあってはならないでしょう?


■公務員制度改革:人件費削減、道筋見えず 天下り根絶も不透明--関連法案骨子
毎日新聞 2011年3月4日
 政府が検討中の国家公務員制度改革の全体像と関連法案の骨子が3日、民主党に示され、新制度導入に向けた動きが始まった。公務員に協約締結権を付与した上で、人事院と人事院勧告制度を廃止し、給与を労使交渉で決定することが柱で、民主党が09年の衆院選マニフェストで掲げた「総人件費の2割削減」を達成するための改革の一環だ。ただ、ねじれ国会で法案が成立する見通しは立たない。天下りの監視機能強化や、高給の高齢公務員の待遇引き下げなど、具体策検討の歩みも遅く、2割削減達成の道筋は見えない。

 今回の改革案には、公務員に協約締結権を付与することで大幅な給与削減を行いやすくする狙いがある。菅直人首相も3日夜、官邸で記者団に「時代の変化にきちっと対応できる制度に変えねばならない。2割カットは全力を挙げて実現を目指す」と語った。

 ただ、争議(スト)権付与が見送られており、労働組合側は「一定の前進だが、スト権抜きでは労使対等とは言えない。『まず給与削減』との態度は認められない」(幹部)とけん制する。政府内にも「交渉での給与引き下げは難しい」との声は根強い。骨子には交渉が難航した場合、中央労働委員会の仲裁で半強制的に労働協約が締結されたとみなす規定が設けられたが、乱用すれば交渉を担う「公務員庁」新設の意義がなくなる。

 また、天下り根絶に不可欠の「定年まで勤務できる環境の整備」を目指すこと自体が、2割削減の最大の難関にもなっている。民主党プロジェクトチームの一人は「早期退職せず、定年まで勤める高給取りの高齢者が増えるジレンマを抱えてしまう」と指摘する。総務省が昨年2月にまとめた試算では、25年度に人件費が約4000億円増える可能性すら示された。新規採用を抑制しても高給のベテラン層が残るいびつな人事構造になる弊害がある。

 天下り根絶に向けた取り組みも弱い。改革案では「再就職等監視・適正化委員会」を新設し、自公政権下での「再就職等監視委員会」に「助言・指導権限」を加えて監視機能を強化するとしている。ただ、自公時代の構想を踏襲しており、実効性は不透明だ。【吉永康朗】

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 ◆「公務員改革の全体像」の骨子◆

・国家公務員に協約締結権を付与し、給与水準などを労使交渉で決定(自衛官、警察官などを除く)

・スト権付与は新制度での実情や、国民の理解を勘案して検討を行う

・人事院を廃止し、給与水準の勧告制度も廃止

・「公務員庁」を新設し、労使交渉や総人件費・公務員定数の管理を行う

・第三者機関の「人事公正委員会」の下に「再就職等監視・適正化委員会」、「国家公務員倫理審査会」を設置

・「内閣人事局」を設け、各省庁の幹部人事を一元管理

→昨年の5.12衆院内閣委員会の強行採決を思い出しましょう。あれこそ、民主党の転落の第一歩

■進次郎は激怒 「公務員法」強行採決で国会大混乱
2010.05.13 ZAKZAK

衆院内閣委員会で12日、民主党が国家公務員法改正案を強行採決したため、与野党の肉弾戦が展開された。自民党のエース・小泉進次郎氏(29)が吠える一方、民主党の小沢ガールズ・三宅雪子氏(45)は、もみあいの中で転倒して軽傷を負った。

 同法案は、民主党の賛成多数で可決。自民、公明、共産、みんなの野党4党は審議不十分として反対した。同改正案は13日の衆院本会議で可決、参院に送付される見通しだ。

 混乱が起きたのは、進次郎氏の質問時。自民党議員が「天下り根絶をなぜやらない」「労組の言いなり!公務員天国温存法案反対」といったビラを掲げるなか、進次郎氏は政府の姿勢を質した。

 40分の持ち時間が終了すると、田中慶秋委員長が質問を遮る形で採決に入り、進次郎氏は「なぜ今採決するのか」「委員長、絶対おかしい」と10分以上抵抗したが、採決は強行された。

 そんな中、強行採決で野党の抵抗を抑えるための肉弾戦要員(委員会メンバーではない)としてかり出されていた三宅氏が、与野党議員のもみあう中で転倒した。ヒールが脱げ、約30秒間うずくまり、その後同僚議員に抱えられて医務室に運ばれた。右ひざと顔に打撲、足の痛みもあるという。

 「映像では、自民党の甘利明元行革担当相に突き飛ばされたようにも見える」(民主党関係者)という声がある一方で、「強行採決時にヒールを履いてくるあたり、転ぶことも想定していたのでは」(自民党関係者)との憶測もある。

 一方の進次郎氏は委員会後、真っ赤な目で「(民主党は)政権を取って現実を学べば学ぶほど、天下り根絶は無理という現実に気づいちゃった。それを認めずに終えたかったから強行採決した」と激怒した。

 自民、みんなの両党は、強行採決に及んだ田中委員長の解任決議案を共同提出する方針だ。


(参考)昨年の衆院内閣委員会の5.12強行採決と10.29空回しについて

2010-05-12 20:25:17
ついに強行採決!(動画10分48秒)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10532850579.html

2010-05-12 16:30:02
強行採決に抗議する(中川語録)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10532852331.html

5月12日新宿駅前街頭演説(動画リスト)
http://www.youtube.com/user/shuchoku#grid/user/74F72EC026296291

2010年05月14日 国家公務員法強行採決
公明党衆院議員(比例区東京ブロック)高木美智代のブログ
http://michiyo-t.seesaa.net/article/149932271.html


2010-10-29 16:05:32
衆院内閣委員会空まわし:ついに中川秀直の質問時間まで空まわし
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10691019406.html