嗚呼!天下り根絶:「高級天下りポスト復活法案」の閣議決定!
秘書です。
中川秀直政調会長時代、壮絶なバトルの末に、閣僚以上の待遇を受ける高級天下りポストをなくしたのに、民主党が復活させるとは!!
■国際協力銀の分離を閣議決定=インフラ輸出支援―政府
時事通信 2月25日(金)10時21分配信
政府は25日の閣議で、日本政策金融公庫の傘下にある国際協力銀行(JBIC)の分離・独立などを盛り込んだ「株式会社国際協力銀行法案」を決定した。政府が全額出資して融資の機動性を高め、新成長戦略の目玉に掲げる「インフラ輸出」を官民一体で加速させる狙い。今国会で成立すれば、2012年4月1日付で新会社にする方針。
組織分離に伴い業務範囲も広げる。現行は途上国向けに限られる原発や船舶、高速道路などの輸出金融を先進国にも広げるほか、日本企業による海外での企業の合併・買収(M&A)資金を融資する制度を新設。短期のつなぎ資金を供与する投資金融の解禁も盛り込んだ。
→国際協力銀行の組織改革の経緯については、草野厚教授の『解体―国際協力銀行の政治学―』(東洋経済新報社、2006年)というすばらしい本があります。
この本から一部引用させていただきます。下記にある「現行体制維持」は改革前の姿のことです。
「それにしても、なぜ財務省、旧輸銀は、国際協力銀行の現行体制維持に固執したのであろう。政策面からの存続の必要性を指摘する人は少なく、共通して指摘したのは2つである。
第一は、OBの天下り問題である。国際協力銀行が解体され一つできる新たな金融機関に統合されれば、事務次官の天下りポストは1つ減る。・・・
第二は組織防衛である。・・・
そうした組織防衛や、天下りが真の理由であるにせよ、現行体制維持派は政策論を前面に出さざるを得なかった。しかし、・・・財務省や旧輸銀の提出した資料は、政策論で現行体制を維持するというには不十分な、説得力に欠けるものであった。第三者が少し勉強すれば簡単に論破できるような資料を提示したり、あるいは、自分たちの主張に都合のよいところだけつまみぐいした資料を提示して説得を試みた。・・・」
→2006年の中川秀直政調会はその攻勢に耐えた、民主党は耐えられなかった、ということですね。郵政民営化を逆転させるということは、こうして官製金融を肥大化していくわけです。国民の大事な郵便貯金が、天下り総裁が国賓待遇を受ける見返りとしてどんどん海外に流れていく・・・。
民主党に天下り根絶を期待したみなさん!いつまでこんな偽りの天下り根絶を許すのでしょうか?
2010-10-26 10:42:15
JBIC機能強化:外為特会から1兆5千億円程度の外貨資金を供与
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10687991846.html
2010-06-03 18:16:38
脱官僚?:JBICと天下りについて
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10552882795.html
2010-04-19 17:36:59
歯車逆転:「官製マネー」膨張は何のため?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10512567596.html
2010-03-17 12:44:49
改革反動:民主党主導の高級天下りポスト復活か?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10484019746.html
2010-02-11 09:03:20
朝のニュースです(改革は前進か、後退か)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/day4-20100211.html
中川秀直政調会長時代、壮絶なバトルの末に、閣僚以上の待遇を受ける高級天下りポストをなくしたのに、民主党が復活させるとは!!
■国際協力銀の分離を閣議決定=インフラ輸出支援―政府
時事通信 2月25日(金)10時21分配信
政府は25日の閣議で、日本政策金融公庫の傘下にある国際協力銀行(JBIC)の分離・独立などを盛り込んだ「株式会社国際協力銀行法案」を決定した。政府が全額出資して融資の機動性を高め、新成長戦略の目玉に掲げる「インフラ輸出」を官民一体で加速させる狙い。今国会で成立すれば、2012年4月1日付で新会社にする方針。
組織分離に伴い業務範囲も広げる。現行は途上国向けに限られる原発や船舶、高速道路などの輸出金融を先進国にも広げるほか、日本企業による海外での企業の合併・買収(M&A)資金を融資する制度を新設。短期のつなぎ資金を供与する投資金融の解禁も盛り込んだ。
→国際協力銀行の組織改革の経緯については、草野厚教授の『解体―国際協力銀行の政治学―』(東洋経済新報社、2006年)というすばらしい本があります。
この本から一部引用させていただきます。下記にある「現行体制維持」は改革前の姿のことです。
「それにしても、なぜ財務省、旧輸銀は、国際協力銀行の現行体制維持に固執したのであろう。政策面からの存続の必要性を指摘する人は少なく、共通して指摘したのは2つである。
第一は、OBの天下り問題である。国際協力銀行が解体され一つできる新たな金融機関に統合されれば、事務次官の天下りポストは1つ減る。・・・
第二は組織防衛である。・・・
そうした組織防衛や、天下りが真の理由であるにせよ、現行体制維持派は政策論を前面に出さざるを得なかった。しかし、・・・財務省や旧輸銀の提出した資料は、政策論で現行体制を維持するというには不十分な、説得力に欠けるものであった。第三者が少し勉強すれば簡単に論破できるような資料を提示したり、あるいは、自分たちの主張に都合のよいところだけつまみぐいした資料を提示して説得を試みた。・・・」
→2006年の中川秀直政調会はその攻勢に耐えた、民主党は耐えられなかった、ということですね。郵政民営化を逆転させるということは、こうして官製金融を肥大化していくわけです。国民の大事な郵便貯金が、天下り総裁が国賓待遇を受ける見返りとしてどんどん海外に流れていく・・・。
民主党に天下り根絶を期待したみなさん!いつまでこんな偽りの天下り根絶を許すのでしょうか?
2010-10-26 10:42:15
JBIC機能強化:外為特会から1兆5千億円程度の外貨資金を供与
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10687991846.html
2010-06-03 18:16:38
脱官僚?:JBICと天下りについて
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10552882795.html
2010-04-19 17:36:59
歯車逆転:「官製マネー」膨張は何のため?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10512567596.html
2010-03-17 12:44:49
改革反動:民主党主導の高級天下りポスト復活か?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10484019746.html
2010-02-11 09:03:20
朝のニュースです(改革は前進か、後退か)
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/day4-20100211.html