民主党が国民の審判なしに「5つのノー」政策を推進することは許されない(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

民主党が国民の審判なしに「5つのノー」政策を推進することは許されない(中川語録)


2009年の国民との約束を反故にして、2009年に国民が決別したはずの当時の自民党の一つの主流的な流れを政権の中枢に据えたのだから、民主党が解党に向かうのは必然である。

これから色々な動きがあるだろうが、一体、何のために戦っているのかがよくわからないところがある。一体、何をめぐり対立しているのか。

政治家がみな、自己保身のために戦っているように見えるところが残念である。

焦点は、民主党マニフェストとは全く関係のないところから表れた、与謝野デフレ増税路線の是非のはずである。

与謝野デフレ増税路線推進のためにどれだけ「政権のたらい回し」をしても、民主党の瓦解を防ぐことはできないだろう。

民主党がマニフェストを守れないことは大したことではない、と思っているとしたら、大きな間違いである。国民の間の失望と不信感が届いていないのであろうか。

民主党は、与謝野デフレ増税路線の旗のもと、①無駄の削減はこれ以上できない、②天下り根絶はできない、③国有資産の売却はやらない、④デフレは止められない、⑤年金制度の抜本改革はできない、という「5つのノー」の基本方針を明示して、国民の審判を仰ぐべきである。

国民の審判もなしに、「5つのノー」政策を推進することは許されない。

(2月19日記)中川秀直