デフレ増税路線:国民生活を豊かにすることはできません | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

デフレ増税路線:国民生活を豊かにすることはできません

秘書です。

リーマンショックの影響を「蜂の刺す程度」と表現された方です。また、この方は埋蔵金がないと断言したあとに埋蔵金がザクザク出てきても発言の責任は問われません。ですから、事実を慎重に見極める必要があるでしょう。



■“日本経済は上向いている”
2月14日 10時53分 NHK
去年10月から12月までのGDP=国内総生産の伸び率がマイナスになったことについて、与謝野経済財政担当大臣は、記者会見で、マイナスは特殊要因であり、日本経済は上向いているという認識を示しました。

この中で、与謝野経済財政担当大臣は「10月から12月のGDPがマイナスになったのは特殊要因によるもので、日本経済は一見、足踏みしているが、経済は上向いていくという認識だ。アメリカ経済も力強さが見えてきているし、中国やアジア経済はむしろ過熱気味であり、日本の経済活動を取り巻く環境は必ずしも悪くない」と述べました。一方で、先行きの懸念材料について、与謝野大臣は「現在の国会の状況を見ると、予算や関連法案がスケジュールどおりに成立するかどうか、市場は心配している。社会保障と税の一体改革や財政再建など、日本が直面する問題も、現時点では確たることが言えず、市場関係者には不確定要因として認知されている」と指摘しました。また、日本のGDPが中国に抜かれたことについて、与謝野大臣は「われわれは順位を争っているわけではない。国民生活を豊かにするという意味では、中国経済の躍進は隣国として喜ばしい。日本と中国の経済のさらに良好な関係を深めていきたい」と述べました。


→日本経済が上向いていることが増税の絶対条件ですからね。増税法案成立まで、経済が上向いているといい続けるしかないですね。

→民主党はいつから外需依存になったんでしょう?


■最初の300日重要、政治主導で内需主導型経済を実現=岡田民主党幹事長
(2009年 08月 10日 22:44 ロイター)

「民主党の公約からは成長戦略が読み取れないとの指摘があることに対して「従来の日本の成長戦略は輸出主導型」とした上で、これまでの成長は「改革の成果ではなく、輸出主導型企業が頑張った結果だ。その背景は円安であり、金利安」と指摘した」


→デフレ増税路線で「国民生活を豊かにする」?自国民窮乏化路線では国民生活を豊かにすることは不可能です。民間の付加価値は政府からの天下り・現役出向の給与に消えていく・・・

→本日発表された2010年10-12月の実質GDP成長率は前期比年率▲1.1%となりました。

①エコポイントなどの政策需要の剥落
②輸出の減速
③公共投資の削減の結果

が原因でしょう。


(1)GDPデフレーターは前年比で▲1.6%とマイナス幅が減少しましたが、前期比では前期比▲0.4%とマイナス幅は加速しています。GDPギャップ再拡大でしょう。

デフレを脱却するためには、低レベルの循環成長ではなく、GDPギャップを埋めるような高い成長が必要です。

(2)第二に、実質雇用者報酬は、前期比▲0.2%も減少しました。

(3)世界標準の成長率を取り戻さなければ、日中経済成長格差は拡大します。



対策としては、

デフレを脱却し、2%程度の物価の安定をするまでは金融緩和を積みますこと
政府は、規制改革や総需要管理政策を実行すること

が重要でしょう。

しかし、この「国民生活を豊かに」するための政策は、与謝野デフレ増税路線では不可能です。

だから、解散・総選挙が必要なのです。



デフレ増税路線粉砕!
即時、反デフレ共闘に結集しよう!