デフレ下で増税したら?:永久に財政赤字が続くのでは? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

デフレ下で増税したら?:永久に財政赤字が続くのでは?

秘書です。
20年もデフレを放置していたら、財政もおかしくなります。
景気がよくなればすぐに5兆円ぐらいの自然増収がある。
他方、デフレ下で増税したら、経済が失速して税収が落ちて、永久に財政赤字が続くのでは?


■永久に財政赤字続けられない…日銀総裁
読売新聞 2月7日(月)20時2分配信

 日本銀行の白川方明総裁は7日、日本外国特派員協会で講演し、日本の財政赤字について、「現役世代を中心に将来の所得増加期待を低下させ、支出を抑制する要因になる」として懸念を表明した。

 その上で、「歴史が示すように、どの国も永久に財政赤字を続けることはできない」とも述べ、財政再建の必要性を強調した。

 白川総裁は、財政再建の道筋について、「実質的に歳出を減らし、歳入を増やす努力なしには実現しない。インフレで達成される課題ではない」と指摘した。

 一方、長期のデフレについては、「根源的な原因は、日本経済の成長力の低下傾向だ。中央銀行の潤沢な資金供給も重要だが、これだけでデフレの問題が解決する訳ではない」と述べ、日本経済の成長力を高める政策が必要との考えを示した。


→デフレ下で歳出カットと増税したら、経済が悪化して、税収が落ちて、永遠に財政赤字を続けられるのではないですか。

→物価上昇率2%という物価安定なしに財政再建は無理でしょう?

→物価上昇率2%は物価の安定です。これを「インフレ」と表現する発想自体、物価の安定をめざす日銀法の精神に反してませんか?


 一体、どこの誰がハイパーインフレで財政再建をしようといってます?
 物価上昇率2%程度といっているでしょう?
 物価上昇率2%程度が悪魔の手法なら、欧米経済はみんな悪魔の手法でデフレにならずにすんでいる
 物価上昇率2%=物価安定を、インフレという言葉に置き換えて、庶民がもつ狂乱物価のイメージとダブらせるプロパガンダはやめましょう。

→物価の安定(=物価上昇率2%程度)なしに増税したら経済がおかしくなって、永遠に財政赤字が続くのでは?


 これこそ悪魔の手法でしょう?
 少なくとも、日銀と官僚以外の庶民には。

→「中央銀行の潤沢な資金供給も重要だが、これだけでデフレの問題が解決する訳ではない」

では、欧米がデフレではない理由は何でしょう?
中央銀行以外にどんな問題が日本にあるのでしょう?
その問題点を政府に伝えて改革を促し、同時に資金供給すればいいではないですか?
それが日銀法4条の精神ではないですか?
「政府がやるべきことをやらないから資金供給は潤沢にできません」というならそういう政策対話をすればいいではないですか?
日銀法4条でできないなら法改正して協定を結べばいい。


→成長力の低下傾向って、日銀は日本の潜在成長率を0%台半ばとみて、それをもとに金融政策をやって「潜在成長率0%成長を越えるとバブルだ、インフレがくるぞー」といって金融引きしめたら、本当に0%成長経済になっていくのではないのでしょうか。「纏足」のような金融政策はやめましょう。

→日本には実力がある、自信を戻そう、というみなさん!日銀にいってください。

→それでも、日本には無理です、デフレ下で増税してください、といわれたら、さて、どうしましょう?