公約先送り:党内手続は? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

公約先送り:党内手続は?

秘書です。
マニフェストの見直しの党内手続はどうなっているのでしょう?


■公務員人件費の2割削減、先送りへ…政府検討
読売新聞 1月12日(水)7時29分配信

 政府は11日、2009年の民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に明記した「国家公務員の総人件費2割削減」について、衆院議員の任期満了である13年度までの達成は困難になったとして、公約内容を見直す方針を固めた。

 仙谷官房長官、片山総務相、玄葉国家戦略相、蓮舫行政刷新相が同日、首相官邸で協議し、「13年度までに2割削減のメドをつけるため、削減策の具体化を進める」と軌道修正を図ることで一致した。

 政権公約では、子ども手当や高速道路無料化などの財源に充てるため、13年度までに人件費の2割に相当する1・1兆円を節約する方針を明記していた。

 政府は2割削減を実現するには、国の出先機関の事務や権限の地方への移管のほか、労使交渉を通じた給与削減などが必要になるとして、関連法案などの作成を進めてきた。

 だが、政府が10年末に閣議決定した出先機関廃止を含む地域主権戦略会議のアクションプラン(行動計画)は、人事異動や事務引き継ぎなどに一定の時間がかかるとして、関連法案は12年の通常国会に提出するものの、実施は「14年度」からとした。このため、13年度中の実現は難しいとの結論に達した。


→最終的には次の選挙で「決着」をつければいいのですが、党の公約なのですから、修正には党議決定が必要なのではないでしょうか?民主党員のみなさま、いかがでしょう?

→そもそも、民主党マニフェストはどんな党内手続で決まったのでしょう?全党的党内手続なしに決まったから、気軽に先送りになるのでは?英国労働党では何年もかけて党の末端組織が国民と議論してつみあげていきます。こんなに簡単には修正できないでしょう。

→こんなに簡単に修正されるのならば、抵抗勢力はちょっと抵抗すれば民主党はすぐにおれる、徹底抗戦、サボタージュ、あらゆる手をつかって妨害工作をしよう、と考えるでしょうね。マニフェストに集約された民意は、抵抗勢力の前に次々に屈服することでしょう。

→つまり、この先、既得権益の拡大以外の一切の公約は先送りされるリスクにさらされることでしょう。

→天下り根絶、ムダ削減、政治主導・・・