最近の鉄道ニュース! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

最近の鉄道ニュース!

全国200万の鉄道ファンのみなさま、こんばんは。
鉄道ファンはいまや経済規模1000億円市場といわれているそうです。
楽しい鉄道企画こそ、成長戦略!


■雪国を走る婚活列車でクリスマス婚活
 2010年12月20日 16:00 恋活ニュース

いつもの自分とは違う一面を引き出そう
岩手県の二戸広域5市町村出の地域づくり事業を行っているNPO法人「カシオペア連邦地域づくりサポーターズ」が、IGRいわて銀河鉄道二戸―盛岡間で行われる婚活イベントを開催する。
当日は本名を伏せて参加することができるため、いつもの自分を捨てて新たな気持ちで参加することが可能となっている。

移動先でさまざまなイベント
イベントタイトルは「カシオペア発 銀河ロマンの旅 出愛(であい)クリスマス パーティープラン」。貸切電車で移動しつつ、途中の駅でコンサートやトークイベントを行う。
その後終着駅の盛岡で下車したあとはレストランで夜景を楽しみながら、再び電車で盛岡駅に帰る。
対象者は20歳以上の男女で、会費は男性が4500円、女性は3500円。

http://www.w-supporters.jp/info/22xmas/download/flier.pdf
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→鉄道にはロマンがある!ロマン=ロマンチック!

→こんな企画もあるようです。


■旅行しながら人間ドック 「医療観光」を販売
(2010/12/20)岩手日報 
 第三セクターIGRいわて銀河鉄道の旅行事業部門・銀河鉄道観光(盛岡市)と県予防医学協会(同)は「医療」と「旅行」を組み合わせた県内初のギフト型旅行商品を共同開発し、販売を始めた。一日人間ドックを受診した後に盛岡市内の温泉旅館やホテルでくつろぎながら1泊してもらう。医療と観光を結び付けた「医療観光」の取り組みは国内外で広がっており、親など家族へのプレゼント需要を見込む。来月4日から利用が始まる。
 旅行商品名は「贈る 人間ドック」。ドックを受診する人と、付き添いをする夫か妻の夫婦2人を想定し、盛岡市の四季亭、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング、ホテル紫苑の3施設から宿を選ぶことができる。
 3コースとも▽盛岡市永井の同協会で一日人間ドック(1人分)▽宿泊(1泊2食で2人分)▽移動のタクシー▽往復のIGR運賃(2人分)―が共通。 四季亭は宿泊翌日に同ニューウイングでのランチが付いて10万円(参考価格は通常約12万円)、同ニューウイングはデラックスツイン利用で8万8千円(同約11万円)、ホテル紫苑は宿泊翌日に同市内丸の桜山神社で厄払いの祈祷(きとう)が付いて8万8千円(同)。IGRの沿線住民以外の人も利用できる。タクシーは岩手中央タクシーのみの利用となる。

 利用期間は11年1月4日~3月25日。土、日、祝日は休み。問い合わせは同観光(019・654・1489)へ。

■星降るめがね橋 ツリー型電飾登場 遠野市宮守町
2010年12月19日日曜日 河北新報
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルとも言われ、人気を集めている岩手県遠野市宮守町のJR釜石線宮守川橋(通称めがね橋)にクリスマスイルミネーションが登場し、橋のライトアップとともに人々の目を楽しませている。
 パワースポットにしようと、市や地元自治会などでつくる実行委員会が初めて企画した。広場に設置した高さ約4メートル、幅約3メートルのツリー型電飾と、緑や青、黄色に染まった半円アーチ状の橋が、周囲を幻想的な世界に包み込んでいる。
 めがね橋は高さ20メートル、全長107メートル。プロポーズの場所にふさわしい「恋人の聖地」に認定されているほか、地域の宝を住民に保全してもらう市の「遠野遺産」にもなっている。
 イルミネーションは25日まで。午後5~8時。23~25日には約200個のキャンドルと音楽も加わり、よりロマンチックなムードを演出する。連絡先は遠野市宮守総合支所地域振興課0198(67)2111。

→クリスマスイルミネーションで観光スポットをつくれます!周りに電光のないような駅をクリスマスイルミネーションしたら、列車からみる光景はとてもきれいでしょうね!ローカル線に比較優位あり!

■小湊鉄道はクリスマスムード満点=千葉
【時事通信社】
千葉県市原市と大多喜町を走る小湊鉄道で、車内の照明を消したイルミネーション列車が乗客の人気を集めている。車内は、クリスマスムード満点。同列車の運行は26日までの夜に、平日は2往復、土・日・祝日は1往復 

→車内のイルミネーション列車!これもアイデアですね。

■フォークソング歌って、列車に揺られて いすみ鉄道
2010年12月20日朝日新聞
 いすみ鉄道(本社・大多喜町)で19日、フォークソング列車が、大原―上総中野間で運行された。歌手平野壮さん(38)ら2人がギターとともに歌う1970年代から80年代を中心にしたフォークソングを、約40人の参加者が楽しんだ。
 地元住民らでつくる「ムーミン列車応援団」の主催。参加費1人3千円で軽食つき。定員40人に70人の応募があった。いすみ市から来た男性(49)は「懐かしい歌ばかりで、楽しい」。来年4月にも開く予定という。問い合わせは掛須保之さん(090・8688・1904)へ。

→これもアイデアです!移りゆく風景を見ながら懐かしい曲を聞くなんて!
どんな曲でしょう?
「花嫁は~夜汽車~に乗って~♪」・・・車内で聞いてみたいですね。
フォークソングではありませんが、
終点では「落ち葉の舞い散る停車場は~♪」
早朝だったら「夜明けの停車場に~降る雨は冷たい~♪」
そういえば、最近、停車場っていいませんね。


■SLサンタ、今年は重連運転 真岡鉄道、Xマス特別列車
2010年12月20日朝日新聞
 クリスマスを前にした19日、真岡鉄道にサンタクロースが登場し、乗客の子供たちに一足早いプレゼントを配った。
 同社が1998年から続けているクリスマスの特別列車。13回目になる今年は、同社の名物であるSL(蒸気機関車)のC11型(46年製造)とC12型(33年製造)による重連運転が披露された。沿線には、雄姿を見ようと、多くの鉄道ファンが集まっていた。
 車内では同社職員がサンタに扮し、お菓子のマドレーヌを配ったり、トランプゲームをするなどして楽しんだ。クリスマスプレゼントに鉄道のおもちゃをお願いしたという真岡市の入江奏太ちゃん(2)は、お菓子を受け取り「うれしかった」と笑顔を見せた。企画した真岡線SL運行協議会は、来年の重連運転については今回の反響をみて検討したいとしている。

→重連運転があったんですね!SLの前で子供たちにお菓子を配るサンタ役の職員!すばらしいアイデア!

■若者たちが列車掃除に汗 本巣でニート支援
2010年12月20日朝日新聞
 年の瀬を前に列車にたまった汚れを落とそうと、県の支援施設「県若者サポートステーション」に登録している若者たちが17日、本巣市の樽見鉄道本巣駅構内で列車の大掃除をした。
 今回の活動は、ニートと呼ばれる仕事についていない若者の自立支援の一環。参加したのは、10~30代の男女14人で、引きこもりや不登校を経験した人も多い。参加者はデッキブラシやぞうきんを手に、隅々の汚れまで見逃さないようごしごし磨いていた。
 参加した各務原市の男性(27)は「みんなが使う列車がピカピカになって気持ちよかった。存廃が議論されているようだけど、もっともっと市民との交流を持って続いて欲しい」と話していた。

→鉄道は、社会経験をする社会教育施設にもなります!

■都営交通100周年記念にササラ電車展示 
2010.12.20 20:17産経新聞
北海道函館市で活躍するササラ電車 東京都交通局は20日、明治44年に東京市電気局として発足して、来年8月で100周年を迎える記念事業の概要を発表した。昭和9年に函館市電に譲渡して改造された名物電車「ササラ電車」の特別展など、歴史を感じさせ、親子で楽しめる内容になっているという。
 東京都交通局によると、ササラ電車は来年6月21日~8月28日、墨田区の江戸東京博物館の屋外に展示される。国内で稼働している都(市)電最古の車両で、壁紙など当時の面影を残す車両内もみられるという。
 また、東京芸術大学と連携し、ユニークなつり革のデザインを募集し、入賞作品を展示する「myつりかわ展」を開催するほか、ネット上に、100周年記念のサイトを1月5日から開設。サイト内では、イベント情報を掲載するほか、職員によるミニブログ「ツィッター」も予定されている。

→ササラ電車を東京で見れる!!

■札幌の路面電車 延伸に7割賛成 市民会議
2010年12月20日朝日新聞
 札幌市内を走る路面電車の延伸の是非を議論する市民会議が19日にあり、検討結果をまとめて上田文雄市長に手渡した。参加した92人のうち、約7割が延伸に賛成したが、「採算性が不透明」「利用者増の取り組みが必要」など慎重な意見もあった。
 市民会議は3日目で、最終日。延伸に賛成した理由は「電車は観光資源になる」「街中の回遊性を向上させる」「経済波及効果がある」など。一方、「利用者があるか疑問」「費用対効果がない」などの意見も出た。
 市は現在約8キロの路線を、桑園方面、JR札幌駅方面、JR苗穂駅方面へ延伸する計画を示している。上田市長は「みなさんの議論を大切にし、年度内にも最終的な案を出したい」と話した。

→注目です。採算性の問題解決には、回遊するところの一般車の乗り入れ制限とセットで検討してはいかがでしょう?トランジットモールです。

■バイオディーゼル、北条鉄道の利用で脚光 加西 
(2010/12/16 11:20神戸新聞
 加西市が企業と連携して、北播磨地域や姫路市から廃食用油を回収し、精製したバイオディーゼル燃料(BDF)を公用車や一般車両、地元の北条鉄道の列車などに利用している。BDF事業で、自治体が民間と共同で回収、精製、販売までを一貫して行い、行政の枠を超えて近隣市町からも広く油を回収するケースは兵庫県内でも珍しい。事業開始から5年で環境保護に貢献するシステムを確立した先進的な取り組みだが、将来的な運用を含め課題を残している。(藤村有希子)

 BDFは使用済みの天ぷら油などをメタノールと反応させ、精製する軽油の代替燃料。トラックや一般車両、列車などのディーゼルエンジンに使われ、加速力や燃費、二酸化炭素排出量は軽油とほぼ同じ。大気汚染物質の硫黄酸化物をほとんど排出せず環境に優しい。

 加西市は国が進める「バイオマス(生物資源)タウン構想」の一環で、廃食用油を活用し、化石燃料の使用を抑える計画を打ち出した。2006年、姫路市内の障害者施設から購入したBDFの使用を公用車で始めた。

 08年には、温室効果ガス削減に関する協定を結んだ日本サムスン(東京)から寄付を受け、加西市などが出資する第三セクター、北条鉄道の敷地内にBDF精製施設を開設。石油販売業のマルタ産業(姫路市)と共同で事業を始めた。

 加西市のBDF事業で最も脚光を浴びたのは、北条鉄道417件での利用。今年10月、全国初となるBDF100%での営業運転を成功させた。1日限りだったが、北条町駅(同市)‐粟生(あお)駅(小野市)間の13・6キロを6往復。08年の試験運行後、専門家に意見を聞きながら、実用化へ準備を進めてきた努力が実を結んだ。

 加西市環境創造課によると、BDFは零下5度程度でも粘りが生まれるため冬場は利用しづらいという。またBDFの費用は、鉄道が通常利用する免税軽油より約3割高い。だが、同鉄道は定期的な運行を目指し、「環境に優しい鉄道」としてアピールして、観光客らを取り込み、収入を増やしたい考えだ。
     ◇

 加西市では現在、北播磨、姫路市と広域にわたって、事業所や飲食店、家庭などから廃食用油を回収。年間約10万リットルのBDFを精製している。同課によると、BDFは公用車13台や、企業のダンプカー、学校のスクールバスなど、市内外の計約50台に利用されている。

 普及に伴い採算面でも、加西市の公費支出はほぼゼロに抑えられ、事業を継続できるまでになっている。

 同課によると、県内では現在、約20の自治体・自治会などが廃食用油を回収し、約20の自治体・企業などがBDFを精製しているが、その両方や販売までを一手に担うケースはほとんどない。同課は「行政、企業、(油の提供や回収に協力する)市民の3者が連携してこそ事業は成功する。どこが欠けてもうまくいかなかった。事業を継続できるシステムをつくれたのは大きい」とする。

     ◇

 事業は軌道に乗ったが、将来的な課題は残る。BDFは排ガス規制対応の新型ディーゼルエンジンには使えない点だ。現在、使用可能な旧型エンジン車両も、やがては廃車になってしまう。

 同課は「あと10年もすれば旧型エンジンの車はかなり減るのでは」と危機感を強める。同市などは、今後は軽油と混合した燃料の精製など、新型ディーゼルエンジンに対応できるよう新たな道を模索している。

→これも注目の動きです。旧型エンジンの気動車を大切にしよう!

■自転車のまち加古川へ ガイドマップ配布
2010年12月16日朝日新聞

 自転車を活用した地域づくりに取り組む「加古川・共生まちづくり創造グループ」(事務局・県建設業協会加印支部)が、加古川市内の観光地などを巡る6コースを紹介したサイクリングマップとコースガイド=写真=を作った。2万部印刷し、希望者に配布している。
 コースはAからFまである。A=旧山陽道の寺家町、鶴林寺などを巡る「歴史さんぽ」(約6・5キロ)。B=日岡山古墳、西条古墳群などの「風土記の道・神話ロード」(約15キロ)。C=旧別府鉄道の軌道跡をたどる「松風こみち・レトロ」(約14キロ)。D=寺田池、賀古の駅跡(うまや・あと)などの「ため池の里・播磨ふるさとの道」(約6・5キロ)。E=加古川河川敷、権現ダムなどの「川と湖と森林浴」(約27・5キロ)。F=高御位山登山口に立ち寄れる「播磨富士(高御位山)」(約14キロ)。
 加古川観光協会が挙げた候補地について、同グループ事務局員らが自転車などで回って安全性を確かめた。A2判の地図にコースを色分けし、交通状況や地理、所要時間などを記入。コースガイドは、観光地や名所についてイラスト入りで説明している。
 同グループは昨年5月、環境にやさしい自転車の普及をめざし、市や商工業団体、兵庫大などが集まって発足。「自転車のまち加古川」を掲げ、市内20カ所に約70台の自転車を配置して誰でも利用できる「コミュニティーサイクル(公共自転車)」を試行するなどしている。
 問い合わせは、県建設業協会加印支部(079・423・0143)へ。

→コースCの旧別府鉄道線路跡に注目!

■【天浜線まるごと文化財】(4)鉄道神社
2010/12/16 静岡新聞
 天竜二俣駅(浜松市天竜区)構内では、毎週金曜-月曜の4日間、すでに国の登録有形文化財になっている転車台や扇形車庫を見学できる。
 見学コース出発点の駅舎から転車台までは歩いて約300メートル。途中、小さな社の脇を通る。だが、この「鉄道神社」に気付く見学者はまずいない。
 今回も登録の対象に含まれなかったが、旧国鉄二俣線時代に職員が手作りしたと伝わる。毎年8月下旬には小国神社(森町)から宮司を招き、安全祈願祭も行われる。
 隣の「さつきが池」と一体となり、ひっそりとたたずむ小さな神社。見学には、登録有形文化財以外の「鉄道遺産」に出会える楽しみもある。

→この見学コースも見逃せません。

■文化審答申:一畑電車布崎変電所、登録有形文化財に /島根
毎日新聞 2010年12月16日 
 国の文化審議会(西原鈴子会長)は10日、一畑電車布崎変電所(出雲市多久町)を新たに登録有形文化財に登録するよう文部科学相に答申した。県教委は「明治末から昭和初期にかけての県内鉄道建設の歴史を如実に語る建造物の一つ」と説明している。
 布崎変電所は一畑電車が1927(昭和2)年に電化するのに伴い、電力供給のために建築された。変電設備が置かれている機械室として今も使われている。鉄筋コンクリート2階建てで、54(同29)年に増築した予備の機器用の倉庫や事務室などを含めると、床面積約290平方メートル。壁面から出っ張った柱が規則的に並んでいる外見が特徴的だ。壁には「一畑電氣鉄道」の文字が残る。
 布崎変電所が登録されると、県内の登録有形文化財は159件となる。一畑電車の関連では出雲大社前駅舎(1930年に建設)が96年に登録されている。【御園生枝里】

→またひとつ観光スポット

■ ヒルトン東京ベイが寄付 「クリスマス・トレイン」収益
2010年12月16日東京新聞

 浦安市舞浜のホテル「ヒルトン東京ベイ」は、ロビーに展示している巨大な鉄道模型「クリスマス・トレイン」の広告収益の一部百五十四万円を、非政府組織(NGO)のプラン・ジャパンに寄付した。寄付金はフィリピンで小学校の建設費に充てられる。
 ホテルのロビーで十四日、フレデリック・ルクロン総支配人が、プラン・ジャパンの佐藤活朗事務局長に目録を手渡した。ルクロン総支配人は「新しく生まれ変わった校舎で、子どもたちの笑顔が見られる」と述べた。
 海外の貧困地域で子どもたちの育成、保護活動を続けているプラン・ジャパンの佐藤事務局長は「長期間にわたり、社会的に意義ある活動を続けていることに敬意を表したい」と感謝した。
 クリスマス・トレインは、同ホテルが二〇〇〇年からクリスマスの時期に合わせて展示。Gゲージと呼ばれる模型電車約七十両が、ヨーロッパの山村などを再現した約六十平方メートルのジオラマを駆け巡る。
 車両や看板に企業広告を掲げ、収益の一部は毎年、子どもたちの生活や学習環境の改善に役立ててもらおうと寄付している。寄付金の総額はこれまでに計二千二百万円に上る。
 今回の寄付金は、フィリピン北サマール州のドーニャ・ポルケリア村で、ヒンバン小学校に校舎一棟を建設する費用に充てられる。築三十年以上という校舎は台風で屋根や天井が壊れ、資金不足で修理できない状態という。来年二月に着工し、五月に完成する予定。 (林容史)

→鉄道模型の広告収入で社会貢献!

■新世界100年祭始動
(2010年12月16日 読売新聞)
 大阪・新世界(大阪市浪速区)周辺の通天閣、大阪市天王寺動物園などの各施設が、2011年から誕生100周年のラッシュを迎える。地元の商店主や企業が15日、市とともに「新世界&天王寺動物園百年祭」と称する観光振興プロジェクトをスタートさせた。15年までの長期プランで、往時の活況を取り戻す。
 新世界の前身は、1903年の「第5回内国勧業博覧会」跡地を利用して、大阪の財界人らが12年に開園した遊園地「ルナパーク」。昭和戦争中の43年に火災で焼失した初代通天閣も、開園時にこの遊園地のシンボルとして登場した。
 周辺では、2011年12月に阪堺電気軌道阪堺線(恵美須町―大小路)が開通から100周年、天王寺動物園も15年1月に開園から1世紀を迎えることから、観光振興のために市、地域住民、地元企業の3者が15日、百年祭の協働委員会を発足させた。
 通天閣での発足式で平松邦夫・大阪市長は、「100にちなんだ集まりを、大きな地域のにぎわいにしよう」とあいさつ。阪堺線の電車内で第1回会議も開き、メンバーで今後の企画について意見を交わした。
 発足式に合わせて、通天閣では百年祭のイベント第1弾として、初代通天閣を中心とするルナパークを再現したジオラマ(幅約5・4メートル、奥行き約3・4メートル)が披露された。
 塔を運営する通天閣観光の西上雅章社長(60)は、「100年前から変わらず、憩いと楽しみを提供してきた新世界を次の世代にもアピールしたい」といい、浪速区商店会連盟の近藤維良会長(74)も「元気な大阪を取り戻したい」と話していた。

→鉄道模型も地域に貢献!

■支局長からの手紙:レトロとハイテク /愛媛
毎日新聞 2010年12月20日 
 松山市内の路面電車の軌道を走る伊予鉄道の「坊っちゃん列車」。同市の梅津寺(ばいしんじ)公園に保存されている明治時代の機関車を実測したり、当時の写真を参考にするなどして、忠実に復元されています。
 明治時代のままのスタイルですから、運転室が扉やガラスで仕切られておらず、運転士の業務は楽ではありません。空調設備もなくて、冬は寒く、夏の炎天下では温度が50度近くまで上がるそうです。雨天時には雨がっぱを着ての乗務です。
     ◇
 しかし、デザイン以外では、機関車への工夫がいろいろ込められています。
 運転席には2台の小型液晶テレビがあります。機関車の前方には広い死角ができるので、それをカバーするためにモニターカメラを搭載しているのです。
 また、昔は機関車と客車のブレーキ装置はバラバラに作動していたのですが、坊っちゃん列車では、運転席で操作すれば、客車も一斉にブレーキが作動します。最新式の「電気指令式直通ブレーキ」だそうです。安全性がより高まっています。
 最もおもしろい仕組みは、松山市駅や道後温泉で機関車が向きを変えるための「転車台」。前にも後ろにも運転席がある電車と違って、機関車は、終点に着くと方向転換させなければなりません。そのための特別な装置です。
 機関車の床下の車輪の間にあり、走行時は格納されているのですが、転車する際には路面に降りてきて、そのまま車体を持ち上げます。そしてゆっくり機関車を回転させます。観光客や鉄道ファンがカメラを向けることも多いシーン。機関車にはいろいろなハイテクが隠れているのです。
     ◇
 一方で客車の車内は、レトロに徹しています。木製で椅子も板張り。空調も車内放送設備もありません。明治時代の制服で乗り込んでいる車掌さんが、肉声で「山の上に見えるのが松山城でございます」といった具合にガイドをしてくれます。
 夏目漱石が小説「坊っちゃん」で「マッチ箱のよう」と表現したこぢんまりとした客車ですが、これも一興。乗客の距離が近いからでしょうか、見知らぬ同士のはずなのに、「どちらから?」「おもしろい列車ですねえ」と会話が続きます。
 小さな男の子は、坊っちゃん列車の汽笛に合わせ「ポッポー」と声を上げます。若い女性は「機関車トーマスみたい」とはしゃぎます。小さな女の子が「♪線路は続く~よ、ど~こま~でも~」と歌いだしました。隣でお母さんが小さな声で“合唱”しています。市街地を走るので「野を越え、山越え、谷越えて」というわけではありませんが、レトロに徹した坊っちゃん列車にはこんな楽しい光景がいっぱいです。【松山支局長・関野正】

→マッチ箱のような客車ではずむ会話!

→最後に、今日の注目ブログ

鉄子として、製糖会社勤務だった父を持つ娘?として語りたい! 「とてっぽ通り」
http://blog.hokkaido-np.co.jp/yorimichi/archives/2010/12/post_378.html