半島有事自衛隊派遣:首相発言の軌道修正 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

半島有事自衛隊派遣:首相発言の軌道修正

秘書です。
半島有事の昨日の首相発言、軌道修正です。



■菅首相 拉致被害者の救出発言を軌道修正
毎日新聞 12月11日(土)12時49分配信
 菅直人首相は11日、朝鮮半島有事の際に北朝鮮にいる拉致被害者を自衛隊が救出する検討を始めていると受け取れる10日の発言を軌道修正した。東京都内の視察先で記者団に「一般の邦人が韓国の中、例えばソウルとかに住んでいる。有事のときに拉致被害者を含めて一般の邦人の救出に自衛隊の輸送機などが受け入れてもらえるか、考えなければいけない」と語り、韓国の邦人救出を念頭に置いた発言だと釈明した。
 首相は「日韓の間で安全保障に絡む協力関係も進んでいるので、少しずつそういう相談を始められれば。これからの問題だ」と述べ、まだ検討していないことを強調。関連する自衛隊法の改正についても「指示している段階ではない」と否定した。【吉永康朗】


→ちなみに、昨晩の発言の報道は、



■半島有事、自衛隊派遣も検討=周辺は否定-拉致被害者救出-菅首相
(2010/12/11-00:08)時事通信
 菅直人首相は10日夜、朝鮮半島有事の際に北朝鮮による拉致被害者を救出するため、自衛隊派遣の可否を含めて政府内で議論していると説明した。都内のホテルで開かれた拉致被害者家族らとの懇談で語った。拉致被害者救出のために自衛隊を活用することは、拉致被害者家族会と支援団体の「救う会」が政府に要望していた。
 首相は席上、北朝鮮による韓国砲撃事件に触れて「一触即発の状況も生まれてきた」と指摘。「(拉致被害者の)救出に直接自衛隊が出て行って、向こうの国(韓国)の中を通って行動できるルールはきちんとは決まっていない。きちっと救出活動にも携われるような、日韓の間における決め事などもしっかりしていきたいと考えながら、今いくつかの議論を進めている」と述べた。
 ただ、自衛隊活用の議論が政府内のどのレベルで行われているかは不明。首相周辺は「検討していない」とし、防衛省幹部も「防衛省内で検討している事実はない」と語った。
 懇談に同席した東祥三内閣府副大臣(拉致問題担当)は、首相の発言について「何らかのことが起こったときに、ありとあらゆる手段を尽くして拉致被害者を救出するという決意の表れだと思う」と指摘した。