今朝の政局ニュース:「核分裂」か「核融合」か? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

今朝の政局ニュース:「核分裂」か「核融合」か?

秘書です。
今朝の政局ニュース。
与党の「核分裂」パワー?


■民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと
産経新聞 12月10日(金)1時1分配信

 民主党のメルトダウン(溶融)が始まった。菅直人首相(党代表)ら党執行部と小沢一郎元代表ら非主流派による党内抗争は、小沢氏が新党結成の可能性に言及する事態に発展。一方、党執行部は13日の役員会で小沢氏の国会招致への流れを作りたい意向で、招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構えだ。党分裂の可能性を抱えつつ、政局は大きなヤマ場を迎える。(船津寛)

 小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部への批判は、9日も収まる気配はなかった。

 松木謙公農水政務官「そんなバカなこと…。とても考えられない」

 川内博史衆院議員「小沢さんのことを言う前に、まず自分がどうするのか」

 国会内の会議室には小沢氏に近い民主党1年生議員で作る「北辰会」のメンバー約20人が集まり、岡田氏への批判が続出した。

 岡田氏は防戦に追われた。9日の記者会見では「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向を示した。

 それでも首相に近い議員からは「主戦論」がやまない。岡田氏らは13日の役員会で「政倫審の議決によって小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。

 政倫審の開催には委員の3分の1以上による申し立てと過半数による議決が必要だが、主戦論者からは反小沢派の議員で委員を固める案が検討されている。

 鉢呂吉雄国対委員長は9日夕、公明党の漆原良夫国対委員長に政倫審実現に向けた協力を要請。漆原氏も応じる意向を示した。

 小沢氏が国会招致に応じる保証はないが、反小沢氏の立場に立つベテラン議員は「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。

 民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ、「菅政権のままでは持たない」(小沢氏に近い若手議員)との観測が強まる一方、「ポスト菅も党内に見あたらない」(ベテラン議員)という事情がある。内閣支持率も下がり続けているが、誰もが明確な出口戦略を描けていない。

 こうした状況で、小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ。

 小沢氏は9月の代表選で民主党議員200人の支持を得た。当然、そのすべてが小沢氏の新党に参加するわけではない。しかし、衆院議員(306人、横路孝弘議長を含む)のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院の過半数を割り込むことも事実だ。

 政党の枠を超えた動きも活発化している。

 首相は9日、都内のホテルで新党改革の舛添要一代表と会談した。両氏は「今、日本は危機的な状況にある」との認識で一致したという。舛添氏は8日には小沢氏と鳩山由紀夫前首相、鳩山邦夫元総務相とも会談した。首相と11月18日に会談した与謝野馨・たちあがれ日本共同代表は近く、小沢氏と囲碁をする。

 政界関係者をざわめかせているのが渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の動きだ。3年前の自民、民主両党の大連立騒動の際、仲介人として水面下で動いた渡辺氏は、7日に由紀夫氏、8日には谷垣禎一・自民党総裁と相次いで会談。谷垣氏には「税と社会保障、憲法で大連立が必要だ」と説いたが、さすがに谷垣氏も拒否したという。

 「政治家ですから、局面局面でいろんな動きが出てくるということではないでしょうか」

 仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、思わせぶりな発言をした。

 生き残りを賭けた戦いは、もう始まっている。

→そして与野党超えた「核融合」は?

■小沢氏、新党結成に言及「次のことも考えないと」 舛添氏らとの会合で
産経新聞 12月10日(金)2時28分配信

 民主党の小沢一郎元代表が8日夜の鳩山由紀夫前首相らとの会合で「次のことも考えないといけない」と新党結成を視野に入れた発言をしたことが9日、分かった。党執行部が「政治とカネ」の問題をめぐり小沢氏の国会招致実現に動き出す中、小沢氏としては局面打開のために現在の民主党にとどまらないことも選択肢に入れたようだ。一方、党執行部は、小沢氏が国会招致に応じない場合、離党勧告を突きつけることを検討し始めた。

 会合には無所属の鳩山邦夫元総務相と新党改革の舛添要一代表も参加した。小沢、由紀夫両氏は菅直人首相について「おれたちを切って、政権を浮揚させようとしている」と批判した。

 そのうえで、小沢氏は「民主党への愛着はある。自民党に政治を戻してはいけないし、民主党が今の形で政権を維持させなければいけないと思う。しかし、それがどうしようもなければ次のことも考えないといけない」と発言した。

 民主党内は、小沢氏を支持するグループから両院議員総会の開催や、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官の更迭を求める動きが顕在化し、執行部との対立が激しさを増している。小沢氏としては「脱小沢」路線を取る現執行部が居座り続けることも想定し、民主党分裂の覚悟を示したとみられる。

 これに対し、小沢氏と距離を置く議員からは「小沢氏を離党勧告するしかない」(中堅)という強硬論が上がっている。

→2003年の民主党と小沢自由党の合併から、民主党は二大政党らしくなりましたから、仮に小沢氏が民主党を出ていくとなると、これは大きな再編になりますね。

■菅首相、舛添氏と会食=政局めぐり意見交換
時事通信 12月10日(金)0時15分配信

 菅直人首相は9日夜、都内のホテルで新党改革の舛添要一代表と約2時間にわたって会食した。舛添氏は前日夜には、首相への批判を強める民主党の小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相らと会談しており、臆測を呼びそうだ。
 会食は首相が呼び掛けた。舛添氏は首相との懇談後、「国会対策や政界再編の話はない」と記者団に語ったが、今後の政局をめぐって意見を交わしたとみられる。 

→1993年には、小政党の党首が首相になった前例もありました。

■「大連立構想」野党各党 反発と警戒感
産経新聞 12月10日(金)0時26分配信

 自民党の谷垣禎一総裁と渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の8日の会談で持ち出された民主、自民両党を巻き込む「大連立構想」は9日、またたくまに永田町を駆けめぐった。会談で谷垣氏はあくまで固辞したとされるが、自民党をはじめ野党各党は反発と警戒感に包まれたままだ。 

 「選挙を経ない連立の組み替えは邪道だ。国民の信任を得ないと政権は正統性を持ち得ない」

 石破茂政調会長は9日早朝の講演会で、批判の口火を切った。小沢一郎元代表氏の国会招致をめぐり、党内が対立している民主党を皮肉って、「仮に『脱小沢』の民主党なら組むのはあり得ない話ではないが」と口を滑らせ、後に“真意”を釈明する一幕も。

 渦中の谷垣氏は記者会見で「いちいち内容をしゃべっていたら仕事にならない。(報道陣の)取材源の秘匿と同じだ」と、会談内容は明かさずじまい。ただ、大連立の是非については「よくよくの大義名分がなければできない」と消極的な考えを表明した。

 もっとも、党関係者によると、秘密裏に集まった自民党幹部は同日朝、「大連立には応じないとの基本姿勢」を再確認したという。自民党幹部の一人も早朝のうちに旧知の公明党幹部に「谷垣氏は確かに(大連立を)断った」と念押しの電話を入れている。

 それでも谷垣氏があいまいな発言に終始したのは、党内の一部には大連立に期待する声もあり、新たな火種を生むことを警戒してのこととみられる。

 一方、社民党の重野安正幹事長は同日、「自民党を政権に復帰させる動きなら否定的だ」と不快感を表明。公明党の山口那津男代表も「与野党協議での合意形成は十分可能」と、「大連立構想」にクギをさした。

■「民主とは組めない」=谷垣氏、大連立を拒否
時事通信 12月10日(金)0時18分配信

 自民党の谷垣禎一総裁が渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長と8日に会談した際、民主党との大連立を打診され、菅政権の低支持率を理由に拒否していたことが9日、分かった。
 関係者によると、谷垣氏は「今の菅政権の支持率は20%台だ。そんな政権と連立を組むことはできない」と明言。「小沢(一郎民主党元代表)さんがいる党と連立を組むわけにはいかない」とも語ったという。 

■<茨城県議選>民主、自民の幹事長が応援に入る
毎日新聞 12月10日(金)1時8分配信

 来春の統一地方選の前哨戦として各党が国政選挙並みの力を入れる茨城県議選(12日投開票)で9日、民主、自民の幹事長が共に応援に入った。

 自民党の石原伸晃幹事長は、JR水戸駅前での街頭演説で、小沢一郎元代表の国会招致を実現できない民主党を「自浄能力がない」と攻撃。民主、自民両党の大連立については「小沢さんを国会に出す約束さえ守れない自浄能力のない政党と私たちがどうやって一緒にやっていくのか。手を握ることはなかなかできない」と否定し、県議選に影響しないよう火消しに努めた。

 一方、民主党の岡田克也幹事長は北茨城市での街頭演説で「厳しい選挙だ」と強調したものの、小沢氏の国会招致問題には触れずじまい。民主党の苦しさが浮き彫りになっている。【影山哲也、念佛明奈】

→小沢氏が出て行ったとなると?菅総理ではなくなったとなると?昨日の自民党内の発言を振り返っておきましょう。

■大連立に反対相次ぐ=「民主助けるだけ」「地方は混乱」-自民

 民主党と自民党による大連立に向けた動きが表面化したことを受け、自民党内で9日、「自浄能力がない政党とどうやって一緒にやるのか。(民主党の)人気を上げるために手を握るなんてできない」(石原伸晃幹事長)などと、反対意見が相次いだ。
 大連立をめぐっては、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長が8日、谷垣禎一総裁に打診。また森喜朗元首相が菅直人首相と会談したことも、大連立絡みとの臆測を呼んだ。
 これに関し、古賀誠古賀派会長は9日、同派の在京議員懇談会で「わが党が言うべき筋の話ではない。少なくとも統一地方選挙前に大連立なんて言ったら、戦っている地方の議員は大変な混乱になる」とくぎを刺した。
 また、伊吹派幹部は「この時期の大連立は絶対ない。あの小沢(一郎民主党元代表)だってできなかった」と指摘。別の党幹部も「衆院選挙を経ずに連立の組み替えをしたら有権者が怒る」と強調した。
 これに対し、谷垣氏は同日の記者会見で、「よくよくの大義名分がなければできない」と述べたものの、渡辺氏との会談内容に関しては「誰と会ったかしゃべっていたら仕事にならない」と語り、記者団をけむに巻いた。党内には「谷垣氏が完全否定してくれないと臆測ばかり飛び交う」(中堅)との不満も出ている。 (2010/12/09-19:40)

■自民党・古賀元幹事長、大連立に慎重な考え
< 2010年12月9日 16:57 >日テレニュース24
 民主党と自民党のいわゆる「大連立」が取りざたされていることについて、自民党・古賀元幹事長は9日、「我が党が言うべき筋の話ではない」と述べ、慎重な考えを示した。
 古賀元幹事長は「少なくとも我が党がこの問題、言うべき筋の話ではなくて、与党が政治を安定させるために、政局を安定させるためにどうするかということ」と述べ、大連立が取りざたされていることについて、慎重な考えを示した。また、「統一地方選挙の前に大連立なんて言ったら、戦っている地方の議員たちは大変な混乱になる」と述べた。
 一方、公明党・山口代表は「二大政党がそういう枠組みを作るということは、非常に大きな権力を作り出す。大政翼賛的な動きになってはならない」と批判した。その上で、大連立の目的の一つと目される社会保障制度と税制の抜本改革については「与野党が議論する場を作ることで合意形成は可能だ。大連立が唯一の道ではない」と述べた。

■自民各派 大連立に発言や意見
12月9日 16時35分
民主党と自民党のいわゆる大連立について、自民党の派閥などの会合では、来年の統一地方選挙を前に地方議員が混乱するようなことを考えるべきではないという発言が出る一方、憲法改正を行うために前向きな検討を求める意見も出されました。
このうち古賀元幹事長は「大連立だとか、いろいろなことが言われているが、わが党が言うべき筋の話ではない。統一地方選挙の前に大連立となれば、選挙を戦う地方議員は大変な混乱になる」と述べました。一方、山本有二元金融担当大臣は「閉塞感(へいそくかん)を破るためには憲法改正が必要だ。大連立は非常に危険を伴うが、すべての先進各国は大連立で憲法改正を成し遂げており、日本もその機が熟しつつある」と述べました。また、高村元外務大臣は「武器輸出三原則」を巡る菅総理大臣の対応について、「たまにはいいことをやると思ったが、社民党にすごまれて腰砕けになったことは非常に残念だ。民主党政権は、国民の命よりも政権の命が大事なのか」と批判しました。

→統一地方選後、時の与党がいってくるか?