3分の2再議決:野党時代の菅総理はじめ民主党・社民党議員反対意見発言集1 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

3分の2再議決:野党時代の菅総理はじめ民主党・社民党議員反対意見発言集1

秘書です。
社民党と統一会派くむ目的は3分の2再議決。
野党時代、あれだけ反対していたのに?


■「社民と衆院で統一会派組むべき」と松野前官房副長官
産経新聞 12月8日(水)13時43分配信

 民主党の松野頼久前官房副長官は8日、BS番組の収録で、1月召集の通常国会で順調に法案を成立させることができる態勢を整えるため、「社会党ともう一度話し合い、衆院で院内統一会派を組むべきだ」と述べた。そのうえで「どういう状態であろうとも、衆議院で再議決をして、3分の2が行使できる枠組みをつくるべきだ」と強調。

 参院で与野党の勢力が逆転するねじれ状態を乗り切るために、衆院で社民党と統一会派を組むことで再議決可能な3分の2以上の議席を確保することの必要性を強調した。

→反対していたころのことを忘れたかもしれないので、代表的な反対論を集めてみました。

年末年始、過去の御自身の質問に対する回答を準備しなければならないかもしれませんね。


【3分の2再議決の関する民主党・社民党議員反対意見発言集】 


衆 本会議 - 平成21年06月19日

○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。
 私は、社会民主党・市民連合を代表して、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案の再議決に対して、反対の討論を行います。(拍手)
 一体これで何度目の再議決でしょうか。余りにも乱用され、日常化した衆参の賛否の違いに対する衆議院での三分の二を用いた再議決は、そもそも、この国会自体の賞味期限切れ、熟議の民主主義の否定、そして何よりも、二院制を定めた我が国の議会制民主主義への冒涜にほかなりません。
 こうした状況を打開する真の道は、一日も早い衆議院の解散・総選挙
で、主権者である国民の意を問うことであることを、まず冒頭に強く申し上げたいと思います。

→こうした状況を打開する真の道は、一日も早い衆議院の解散・総選挙!

衆 - 本会議 平成21年06月02日

○保坂展人君 社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題になりました会期延長の件について、党利党略の余りものひどさにあきれる思いで反対の討論を行います。(拍手)
・・・
 第三に、予算関連法案の衆議院における再議決あるいはみなし否決規定の活用のための延長であり、参議院の意思、審議権を剥奪することになるからです。

→参議院の意思、審議権を剥奪!

衆 - 本会議 平成21年03月04日

○高山智司君 民主党の高山智司です。
 私は、民主党・無所属クラブを代表して、平成二十年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案につき、両院協議会を求めるの動議について、その趣旨を御説明いたします。(拍手)
 現在、国民の七割以上が支持をしない定額給付金、本当に三分の二の多数を使って再議決をし、強行しなければなりませんか景気対策はやってくれ、しかし定額給付金のばらまきは中止してもらいたい、これが現在の民意ではありませんか。
 私は、定額給付金を受け取りません。単なるばらまきよりも、雇用対策や医療、介護、教育への投資、税金は一円の無駄もなく、もっと有効に使われるべきだからです。
 事務処理経費だけで八百二十五億円、こんな税金の無駄遣いの片棒を担ぐのは、政治家としての矜持の問題です。本日、再議決に賛成をする自民党、公明党の国会議員の方々は、定額給付金、受け取るんですね。
 そもそも、本当に、何でもかんでも三分の二の再議決で強行することが国民の支持を得ているのでしょうか
 ことし任期満了を迎える衆議院の議席は、二〇〇五年の郵政選挙によるものです。当時の小泉純一郎総理は、今回の解散は郵政選挙ですと明言し、総選挙の争点を国民に示しました。その結果、自民党、公明党の連立与党が三分の二の多数を得たのではありませんか。
 しかしながら、麻生総理は、二月五日の予算委員会で、自分は郵政民営化に賛成じゃなかったと述べ、三分の二の多数を得る根拠となった二〇〇五年の選挙結果を、民意を否定したのです。
 発言も、二転三転したあげく、当時その内容を知っていた国民はほとんどいなかったと、余りにも国民をばかにした暴言まで出てくる始末です。もう、怒るというより笑っちゃいます、もう、みんなただただあきれていますと言う人までいます。
 自民党の言うこの改革というのは、一体何だったんでしょうか。
 人に対しては痛みを伴う構造改革を押しつけ、自分は世襲に逃げ込む小泉改革が、にせものの改革であったことは既に明らかです。さらに、ずるずると解散を引き延ばして延命を図っているだけの麻生政権はもっとひどいです。国民を欺き、本当は郵政民営化賛成じゃなかったと言い出す、政治家としての良心も矜持もない麻生政権には、政権の正統性はありません。したがって、さきの郵政選挙で得た三分の二の再議決権は、もう行使できないはずです。
 憲法上、三分の二の多数決の規定があるように、衆議院、参議院の議決が異なる場合には、両院協議会での建設的な話し合いをすることが憲法上求められています。この年度末の不況、世界恐慌を乗り切るには、与党も野党もありません。二院制という我が国の議会制民主主義の原点に立ち返り、両院協議会を開き、お互いに知恵を絞り、国民のために一緒に建設的な議論をしようではありませんか。それが、今回、本動議を提出した最大の理由です

→二院制という我が国の議会制民主主義の原点に立ち返り、両院協議会を開き、お互いに知恵を絞り、国民のために一緒に建設的な議論をしようではありませんか!

衆 - 財務金融委員会 平成21年02月16日

○小沢(鋭)委員 民主党の小沢鋭仁でございます。何点か、大臣所信に関して質疑を行わせていただきます。
 まず、きょう報道によると、内閣支持率が日本テレビの世論調査で九・七%まで落ちた、こういう報道がありました。一けた台になったわけであります。
 この支持率の下落の原因として、さきの麻生総理の、郵政民営化は本当は賛成ではなかったというような発言とか、さらには先般、小泉元総理の、いわゆる定額給付金に関しては三分の二の衆議院の再議決を使ってまでやるほどの話ではないとかの話が挙げられているわけであります。(発言する者あり)総理をやめた人かもしれませんが、一政治家ではなくて、これはもう皆さん御案内のとおり、この今の衆議院の議席三分の二を皆さん方が獲得したときのまさに総理ですよ。ある意味では自分の最大実績ですよ。その人が、三分の二を使ってまでやるほどの法案ではない、こういう話を言っているということの発言の重みというのは極めて重い、私はこう思っているわけであります。
 我々は当初から、この定額給付金は撤回しろ、こういう話を一貫して申し上げてきたわけでありますけれども、こうした小泉元総理の発言に対して、大臣はどのようにお考えになっているのか。今の、ある意味では責任者のお一人であります。
 つくづく、大臣、私は今の自民党を見ておりますと、いわゆる大局観を見る目が本当になくなったな、こう思うんですよ。あるいは、かつて金融国会のときに我々民主党案を丸のみされた、そんなこともありましたが、あのときのような、いわゆるダイナミックな政権運営を行う、そういう人が本当にいなくなったな、こう思っているんですよ
 そういう中で、どっちが後ろから弾を撃っているのか、どっちが前から弾を撃っているのかわかりませんが、国民はあきれているわけであります。大臣の所見を求めたいと思います。

→かつて金融国会のときに我々民主党案を丸のみされた、そんなこともありましたが、あのときのような、いわゆるダイナミックな政権運営を行う、そういう人が本当にいなくなったな、こう思っているんですよ!(その時の民主党代表は菅さん)

参 - 本会議 平成20年12月24日

○大石正光君 民主党・新緑風会・国民新・日本の大石正光です。
 ただいま議題となりました参議院の審議権尊重に関する決議案について、発議者を代表して提案申し上げます。
 第二十一回参議院通常選挙以後、この参議院において与党、野党の勢力が入れ替わり、民主党・新緑風会・国民新・日本が第一会派となりました。
 本院において、予算案、法律案、政府提出の人事案件についても度々、衆議院と異なる議決を行うこともありました。政府・与党は、平時であるにもかかわらず、衆議院において、直近の民意である参議院を無視した憲法五十九条第二項による再議決を九件、第四項によるみなし否決を五件行いました。これらは、参議院の意義を否定するものであり、直近の民意への挑戦であります。
 国権の最高機関、立法府・参議院が、今国民に強い意志を示さなくてはなりません

 以下、案文を朗読いたします。
    参議院の審議権尊重に関する決議案
  我が国は、百年に一度と言われる世界的な経済危機に瀕し、日々に経済・雇用状況の悪化等が報道される現状にある。このような未曾有の危機に対し、参議院は、国民の生活を守るべく、雇用対策等の議員立法を可決し、立法府の一院としての意思を国民に示した。
  しかるに、政府・与党は、本院の議決の重みを一顧だにせず、否決したことは、誠に遺憾であり、迅速で効果的な雇用対策を本気で実施しようとする誠意が全く見られない。
  政府・与党の参議院軽視の姿勢はこの一例にとどまらない。直近の民意により参議院が新たに構成された昨年の七月以降、衆議院で多数を占める政府・与党は参議院の意思を踏みにじり、再議決を行った議案は九件の多数にのぼる。その一件たりとも両院協議会を求めることなく、直ちに再議決を行い成立を図った。
  本院は、政府・与党が参議院の審議権を尊重して、二院制度を認めた憲法の精神を没却することのないよう、また直近の国政選挙により示された国民の意思を十分尊重するよう要請するものである
  右決議する。
 決議案に対しまして、本院の良識ある議員の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)

→本院は、政府・与党が参議院の審議権を尊重して、二院制度を認めた憲法の精神を没却することのないよう、また直近の国政選挙により示された国民の意思を十分尊重するよう要請するものである。

衆 - 本会議 平成20年12月12日

○三谷光男君 民主党の三谷光男です。
 民主党・無所属クラブを代表して、補給支援特措法改正案を憲法五十九条第二項により再議決すべきとの動議に対し、反対の立場から討論を行います。(拍手)
 また再議決ですか。憲法五十九条第二項は、あくまでも例外的規定です。本則は、両院の可決をもって法律とするです。濫用してはなりません。直近の民意を反映した参議院の議決を否定して、三年余り前のあの郵政解散・総選挙によって得た衆議院与党の多数により強引に法律にすることは、二院制による議会制民主主義を踏みにじる所業ですましてや、テロとの闘いにおいて、我が国の果たすべき役割を決める手だてにふさわしくはありません。
 国民は、このような所業を望んでいません。また内閣支持率も下がります。次の国会に出し直して、とことん議論して成案を得ようではありませんか。考え直して、再議決をしないことが至当だと考えます。

→また再議決ですか。憲法五十九条第二項は、あくまでも例外的規定です。本則は、両院の可決をもって法律とするです。濫用してはなりません。

衆 - 本会議 平成20年12月12日

○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。
 私は、社会民主党・市民連合を代表して、新テロ特措法延長法案の再議決を求める動議に対して、反対の討論を行います。(拍手)
・・・
 衆議院の三分の二を超える与党の議席は、郵政民営化を争点とした選挙の結果であり、直近の民意は、野党が多数を占める参議院にあることは明らかです。参議院の判断を、衆議院の再議決によって覆すことを再三再四にわたり繰り返す政権は、もはや主権在民とは遠いものです。即刻衆議院を解散し、総選挙にてまず民意を問うべきではありませんか

→直近の民意は、野党が多数を占める参議院にあることは明らかです。参議院の判断を、衆議院の再議決によって覆すことを再三再四にわたり繰り返す政権は、もはや主権在民とは遠いものです。即刻衆議院を解散し、総選挙にてまず民意を問うべきではありませんか!