21日松戸市議選結果:直近の民意です
秘書です。
法相更迭劇がピークに達した21日の千葉県の松戸市議選では民主党が大敗。
これこそ、「直近の民意」です!
■’11統一選ちば:松戸市議選、民主党が大敗 公認11人中9人が落選 /千葉
毎日新聞 2010年11月23日 地方版
◇今後の選挙懸念も
任期満了に伴う21日の松戸市議選=選管最終確定票は別表=で、民主党が大敗した。公認11人のうち現職4人を含む9人が落選し、現職の1人は供託金没収ラインの法定得票数にも届かなかった。「民主はどうなってるんだ」「菅首相に裏切られた」。候補たちは選挙戦で、支持者からなじられ、突き放される場面も。尖閣諸島問題や柳田稔法相辞任で政権の求心力は失われ、県内民主陣営から「来春の統一地方選を戦えるのか」と懸念の声が上がっている。【森有正、早川健人、荻野公一】
「有権者に連日電話で支持や投票を呼びかけたが、『民主党』と言うとガチャンと切られた」
落選した民主現職の磯崎吉弘氏(63)は、サバサバした調子で打ち明けた。「中央政界の影響がこんなに大きいとは」。現職4人がそろって敗北するなど予想だにしなかった。自身の票は900票足らず。法定得票数にも届かなかった。駅前で演説していても「こんなんじゃ民主に国政は任せられない」となじられたという。
落選したもう一人の民主現職、長谷川満氏(63)は党県7区総支部幹事長だ。「党内のゴタゴタに、毎日のミニ集会で『一体何やってるんだ』と言われ続けた」と振り返る。
「閣僚の失言だけではない。尖閣諸島や沖縄の基地の問題もだ。『国と地方は違う。僕らもしっかりしてほしいと思っている』と言っても党の看板を背負っているもんだから」とまくしたて、批判の矛先を県6区総支部長の生方幸夫衆院議員にも向けた。「11人擁立は多すぎる。共倒れになると言い続けたが聞き入れられなかった」。そして、切って捨てるように言った。「民主への国民の期待はなくなった。次の衆院選は厳しい」
民主の新人候補たちにも、逆風は容赦なく吹きつけた。これを県内の民主陣営は深刻に受け止めている。
落選した細田伸一氏(45)は街頭でチラシを配っている時、「どうなってんだ。お前、しっかりしろよ」としっ責されたという。また、河下孝司氏(63)も、これまで党を積極的に支持してくれた人から「帰れ。民主党に入れねーよ」と突き放された。曽宮祐三氏(63)も街頭活動で同年配の有権者から「菅さんを信頼して支持していたのに裏切られた」との批判をたくさん浴びたという。
松戸市は代々暮らす住民がいる一方、戦後の都市化で大量の無党派層を抱え込む。その無党派層が、今回は明らかに民主以外へ流れたとみられる。投票率(41・11%)は前回4年前より3ポイント以上もアップ。みんなの党公認の新人2人(ともに当選)の得票は合わせて6096票で、落選した民主現職4人の得票の合計を1000票近く上回っている。
党県連の田中信行幹事長は、松戸での惨敗について「非常に重く受け止めている」とし、上位当選者に民主候補がいない点を踏まえ、「国政の外交政策や柳田前法相発言など、党への批判もあったと思う」と分析した。
一方、国政野党の自民党の田久保尚俊県連幹事長も、「菅直人内閣の政策運営のまずさや法相不適切発言の影響があったのではないか」と国政の影響を指摘。自民現職候補が上位で再選を果たしている点については「市民に自民党が理解されつつあるのかなと思う」と話した。
◇生方・民主県連会長「わびるしかない」 メールマガジン配信、政府や党の対応に疑問
松戸市を二分する小選挙区の6、7区のうち6区選出の民主党県連会長、生方幸夫衆院議員は22日、「市議選に立候補してくれた民主党候補にわびるしかない」と題するメールマガジンを配信した。
生方氏はこの中で、敗因を「民主党に対する不満が候補者にぶつけられたとしか考えられません」と分析。「柳田法相の辞任が週末だったら、結果は違ったものになったのでは」とし、政府や党の対応に疑問を呈した。
来春の統一選については「このまま選挙に突入すれば、松戸と同じような結果が全国で出てしまうのでは」と危機感を表明。「まず一つ一つの問題にきちんとケリをつけていくことが大事」などと結んでいる。
◇県内の地方議員の間で離党者も
菅政権が尖閣諸島問題への対応や法相発言で批判を浴び、支持率を落とす中、県内の民主党地方議員の間で離党者も出始めている。
昨年10月の千葉市議補選で、民主党公認で当選した小田求氏は今月19日、党県1区総支部に離党届を出した。10月には、同党の千葉市議、富田和男氏も離党届を出した。
小田氏は党を離れる理由について「国民の生活が第一という党の志が、果たされていると感じられない」と話す。昨夏の政権交代時に小田氏は民主の理念に共鳴、党公認で立候補したという。が、今は「愛想が尽きて憤りに変わった」という。
こうした動きに対し「公約や理念の実現のために働かず、安易に離党すれば、かえって政治不信は増す」という声も聞かれる。
==============
◇松戸市議選開票結果(定数44-68)
当 8287 山中啓之 31 無現 (2)
当 6179 杉浦誠一 61 無元 (5)
当 4007 原裕二 45 無新 (1)
当 3900 末松裕人 46 無元 (5)
当 3761 深山能一 56 無現 (3)
当 3676 木村みね子 58 自現 (2)
当 3568 小沢暁民 70 自現(10)
当 3485 石井勇 52 無新 (1)
当 3324 渡辺美喜子 62 公現 (4)
当 3243 高橋伸之 39 公新 (1)
当 3094 伊東英一 46 公新 (1)
当 3070 小平由紀 48 み新 (1)
当 3026 川井清晶 51 み新 (1)
当 2988 山沢誠 60 公現 (4)
当 2975 中田京 57 無現 (6)
当 2953 飯箸公明 45 公現 (2)
当 2909 諸角由美 55 公現 (3)
当 2859 張替勝雄 65 無現 (3)
当 2847 石川龍之 51 公現 (3)
当 2767 谷口薫 75 無現 (9)
当 2761 宇津野史行 34 共現 (3)
当 2683 渋谷剛士 34 無現 (2)
当 2681 矢部愛子 61 公現 (3)
当 2673 織原正幸 50 公現 (2)
当 2603 城所正美 53 公現 (3)
当 2566 杉山由祥 32 無現 (2)
当 2375 平林俊彦 69 無現 (5)
当 2347 桜井秀三 61 無現 (4)
当 2319 安藤淳子 34 民新 (1)
当 2273 高木健 36 共現 (2)
当 2233 高橋妙子 66 共現 (3)
当 2204 大井知敏 55 無現 (3)
当 2190 山口正子 59 共新 (1)
当 2186 鈴木大介 32 無新 (1)
当 2184 岩堀研嗣 38 無元 (3)
当 2158 田居照康 61 無現 (4)
当 2126 山口栄作 43 無現 (3)
当 2107 伊藤余一郎 68 共元 (7)
当 2092 市川恵一 48 無現 (2)
当 2018 二階堂剛 56 社現 (7)
当 1986 海老原弘 58 無新 (1)
当 1908 大橋博 53 無新 (1)
当 1850 中川英孝 63 無現 (6)
当 1783 関根治朗 26 民新 (1)
1739 武笠紀子 59 無元
1717 山田勝 52 無新
1711 箕輪信矢 43 無元
1704 大川一利 65 無現
1646 長谷川満 63 民現
1590 大谷茂範 32 無新
1589 工藤鈴子 57 社現
1530 百田清美 49 民新
1527 森下彰司 61 民現
1527 岩田裕道 28 無新
1523 佐藤実 57 無新
1359 高橋郷 35 無新
1300 小林克久 42 無新
1126 名木浩一 49 民現
1126 高室陽 32 民新
1025 細田伸一 45 民新
970 矢板譲 27 無新
933 田中睦生 45 無新
932 高橋義雄 75 無現
899 大蔦恵美 38 無新
890 曽宮祐三 63 民新
880 磯崎吉弘 63 民現
763 河下孝司 63 民新
746 森下圭太 36 無新
法相更迭劇がピークに達した21日の千葉県の松戸市議選では民主党が大敗。
これこそ、「直近の民意」です!
■’11統一選ちば:松戸市議選、民主党が大敗 公認11人中9人が落選 /千葉
毎日新聞 2010年11月23日 地方版
◇今後の選挙懸念も
任期満了に伴う21日の松戸市議選=選管最終確定票は別表=で、民主党が大敗した。公認11人のうち現職4人を含む9人が落選し、現職の1人は供託金没収ラインの法定得票数にも届かなかった。「民主はどうなってるんだ」「菅首相に裏切られた」。候補たちは選挙戦で、支持者からなじられ、突き放される場面も。尖閣諸島問題や柳田稔法相辞任で政権の求心力は失われ、県内民主陣営から「来春の統一地方選を戦えるのか」と懸念の声が上がっている。【森有正、早川健人、荻野公一】
「有権者に連日電話で支持や投票を呼びかけたが、『民主党』と言うとガチャンと切られた」
落選した民主現職の磯崎吉弘氏(63)は、サバサバした調子で打ち明けた。「中央政界の影響がこんなに大きいとは」。現職4人がそろって敗北するなど予想だにしなかった。自身の票は900票足らず。法定得票数にも届かなかった。駅前で演説していても「こんなんじゃ民主に国政は任せられない」となじられたという。
落選したもう一人の民主現職、長谷川満氏(63)は党県7区総支部幹事長だ。「党内のゴタゴタに、毎日のミニ集会で『一体何やってるんだ』と言われ続けた」と振り返る。
「閣僚の失言だけではない。尖閣諸島や沖縄の基地の問題もだ。『国と地方は違う。僕らもしっかりしてほしいと思っている』と言っても党の看板を背負っているもんだから」とまくしたて、批判の矛先を県6区総支部長の生方幸夫衆院議員にも向けた。「11人擁立は多すぎる。共倒れになると言い続けたが聞き入れられなかった」。そして、切って捨てるように言った。「民主への国民の期待はなくなった。次の衆院選は厳しい」
民主の新人候補たちにも、逆風は容赦なく吹きつけた。これを県内の民主陣営は深刻に受け止めている。
落選した細田伸一氏(45)は街頭でチラシを配っている時、「どうなってんだ。お前、しっかりしろよ」としっ責されたという。また、河下孝司氏(63)も、これまで党を積極的に支持してくれた人から「帰れ。民主党に入れねーよ」と突き放された。曽宮祐三氏(63)も街頭活動で同年配の有権者から「菅さんを信頼して支持していたのに裏切られた」との批判をたくさん浴びたという。
松戸市は代々暮らす住民がいる一方、戦後の都市化で大量の無党派層を抱え込む。その無党派層が、今回は明らかに民主以外へ流れたとみられる。投票率(41・11%)は前回4年前より3ポイント以上もアップ。みんなの党公認の新人2人(ともに当選)の得票は合わせて6096票で、落選した民主現職4人の得票の合計を1000票近く上回っている。
党県連の田中信行幹事長は、松戸での惨敗について「非常に重く受け止めている」とし、上位当選者に民主候補がいない点を踏まえ、「国政の外交政策や柳田前法相発言など、党への批判もあったと思う」と分析した。
一方、国政野党の自民党の田久保尚俊県連幹事長も、「菅直人内閣の政策運営のまずさや法相不適切発言の影響があったのではないか」と国政の影響を指摘。自民現職候補が上位で再選を果たしている点については「市民に自民党が理解されつつあるのかなと思う」と話した。
◇生方・民主県連会長「わびるしかない」 メールマガジン配信、政府や党の対応に疑問
松戸市を二分する小選挙区の6、7区のうち6区選出の民主党県連会長、生方幸夫衆院議員は22日、「市議選に立候補してくれた民主党候補にわびるしかない」と題するメールマガジンを配信した。
生方氏はこの中で、敗因を「民主党に対する不満が候補者にぶつけられたとしか考えられません」と分析。「柳田法相の辞任が週末だったら、結果は違ったものになったのでは」とし、政府や党の対応に疑問を呈した。
来春の統一選については「このまま選挙に突入すれば、松戸と同じような結果が全国で出てしまうのでは」と危機感を表明。「まず一つ一つの問題にきちんとケリをつけていくことが大事」などと結んでいる。
◇県内の地方議員の間で離党者も
菅政権が尖閣諸島問題への対応や法相発言で批判を浴び、支持率を落とす中、県内の民主党地方議員の間で離党者も出始めている。
昨年10月の千葉市議補選で、民主党公認で当選した小田求氏は今月19日、党県1区総支部に離党届を出した。10月には、同党の千葉市議、富田和男氏も離党届を出した。
小田氏は党を離れる理由について「国民の生活が第一という党の志が、果たされていると感じられない」と話す。昨夏の政権交代時に小田氏は民主の理念に共鳴、党公認で立候補したという。が、今は「愛想が尽きて憤りに変わった」という。
こうした動きに対し「公約や理念の実現のために働かず、安易に離党すれば、かえって政治不信は増す」という声も聞かれる。
==============
◇松戸市議選開票結果(定数44-68)
当 8287 山中啓之 31 無現 (2)
当 6179 杉浦誠一 61 無元 (5)
当 4007 原裕二 45 無新 (1)
当 3900 末松裕人 46 無元 (5)
当 3761 深山能一 56 無現 (3)
当 3676 木村みね子 58 自現 (2)
当 3568 小沢暁民 70 自現(10)
当 3485 石井勇 52 無新 (1)
当 3324 渡辺美喜子 62 公現 (4)
当 3243 高橋伸之 39 公新 (1)
当 3094 伊東英一 46 公新 (1)
当 3070 小平由紀 48 み新 (1)
当 3026 川井清晶 51 み新 (1)
当 2988 山沢誠 60 公現 (4)
当 2975 中田京 57 無現 (6)
当 2953 飯箸公明 45 公現 (2)
当 2909 諸角由美 55 公現 (3)
当 2859 張替勝雄 65 無現 (3)
当 2847 石川龍之 51 公現 (3)
当 2767 谷口薫 75 無現 (9)
当 2761 宇津野史行 34 共現 (3)
当 2683 渋谷剛士 34 無現 (2)
当 2681 矢部愛子 61 公現 (3)
当 2673 織原正幸 50 公現 (2)
当 2603 城所正美 53 公現 (3)
当 2566 杉山由祥 32 無現 (2)
当 2375 平林俊彦 69 無現 (5)
当 2347 桜井秀三 61 無現 (4)
当 2319 安藤淳子 34 民新 (1)
当 2273 高木健 36 共現 (2)
当 2233 高橋妙子 66 共現 (3)
当 2204 大井知敏 55 無現 (3)
当 2190 山口正子 59 共新 (1)
当 2186 鈴木大介 32 無新 (1)
当 2184 岩堀研嗣 38 無元 (3)
当 2158 田居照康 61 無現 (4)
当 2126 山口栄作 43 無現 (3)
当 2107 伊藤余一郎 68 共元 (7)
当 2092 市川恵一 48 無現 (2)
当 2018 二階堂剛 56 社現 (7)
当 1986 海老原弘 58 無新 (1)
当 1908 大橋博 53 無新 (1)
当 1850 中川英孝 63 無現 (6)
当 1783 関根治朗 26 民新 (1)
1739 武笠紀子 59 無元
1717 山田勝 52 無新
1711 箕輪信矢 43 無元
1704 大川一利 65 無現
1646 長谷川満 63 民現
1590 大谷茂範 32 無新
1589 工藤鈴子 57 社現
1530 百田清美 49 民新
1527 森下彰司 61 民現
1527 岩田裕道 28 無新
1523 佐藤実 57 無新
1359 高橋郷 35 無新
1300 小林克久 42 無新
1126 名木浩一 49 民現
1126 高室陽 32 民新
1025 細田伸一 45 民新
970 矢板譲 27 無新
933 田中睦生 45 無新
932 高橋義雄 75 無現
899 大蔦恵美 38 無新
890 曽宮祐三 63 民新
880 磯崎吉弘 63 民現
763 河下孝司 63 民新
746 森下圭太 36 無新