柳田法相2大マジックワード:国会会議録で柳田法相の「法&証拠」「差し控え」検索 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

柳田法相2大マジックワード:国会会議録で柳田法相の「法&証拠」「差し控え」検索

秘書です。
広島で明らかになった柳田法相の2つのマジックワードについて。



■広島での発言は思慮足りず心から反省している=柳田法相
2010年 11月 17日 13:57 JST
[東京 17日 ロイター] 柳田稔法相は17日午後の参院予算委員会で、国会軽視と受け止められた自身の発言で陳謝した問題について「私の広島での発言は思慮足りず、心から反省している」と述べ、あらためて「きのう委員会でも撤回し陳謝したところ。今後も国会答弁には真摯な姿勢で臨みたい。心からお詫びする」と謝罪した。
 仙谷由人官房長官も「大きな誤解を生む発言だ」として、同相に厳重注意したことを明らかにした。
 柳田法相は14日、広島市内で開かれた地元の集会で「法相はいいですよ。(答弁は)2つだけ考えておけばいい。『個別事案についてはお答えを差し控えます』。分からなかったらこれを言う。これで大分切り抜けてきた。あとは『法と証拠に基づいて適切にやっている』」などと述べ、16日の衆院法務委員会で陳謝し発言を撤回していた。しかし、野党は国会軽視の発言として追及している。

→では、どの程度柳田法相はマジックワードを使っているのか。会議録でキーワード検索してみましょう。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_srch.cgi?SESSION=10862&MODE=1&DMY=16664

まず、発言者指定のところに柳田稔大臣の名前を入れて、検索語指定には「法」「証拠」の2つを&検索。

■参・法務委員会 平成22年10月26日

○国務大臣(柳田稔君) また二百四十八条の我々の理解とその適用とかまた話をしますと長くなりますのでこれは控えさせていただきますけれども、結果的に、検察当局において被疑者の釈放に当たり犯罪後の情況の一事情として日中関係等を考慮したものというふうに私たちは理解をいたしております。
 ですから、したがって、被疑者の釈放については、検察当局があくまでも国内法と証拠に基づき、事件の性質等の様々な要素を総合的に考慮した上で、粛々と刑事手続上の処理について判断したものであると。私は、外交判断をしたものではないと、そういうふうに認識をいたしております。

○国務大臣(柳田稔君) 若林委員の質問は多岐にわたっていて、私の範囲を超える分まで頑張れというふうに聞こえるのでありますけれども、海上保安庁がやることはしっかりとおやりになるでしょうし、外交案件については当然外務省が交渉されるでしょうし、私は、送致されれば、これからも法と証拠によって適切に処理されるものだと、私はそう考えております。
 ちなみに、尖閣諸島には領土問題はございませんので。

○国務大臣(柳田稔君) これは最初からまた同じ説明をすることになって恐縮ですけれども、時間をいただいて説明をさせていただきたいと思います。
 まず、那覇地検の判断でございますけれども、被疑者が操船していた漁船を巡視船に向けて左に急転舵して故意に同漁船を巡視船に衝突させたこと、これは収集した証拠によって明白であります。その上で、被害の程度、犯行の計画性、さらには我が国における前科、これに加えて、よく問題になっていますが、二百四十八条、外務省の職員という話がありますけれども、そういうことで、引き続き被疑者の身柄を勾留したまま捜査を継続した場合の我が国国民への影響や今後の日中関係などの事情を考慮し、これ以上被疑者の身柄の拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断して、被疑者の釈放を決定したものだと私は承知いたしております。
 ですから、これについては、検察当局が法と証拠に基づいて適切に対処したものと、何回も言っていますけれども、政治の介入は私はなかったというふうに承知いたしております。
 それと、満期前、満期というか二十日過ぎる前に突然釈放になったのが理解できないという質問でございましたけれども、これにつきましては、検察当局において二十四日まで、釈放した日ですね、二十四日までに必要な捜査がほぼ終結する見込みになったことに加えて、外務省職員の説明結果を踏まえ、これ以上身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと、こういうふうに判断したから二十四日に処分保留で釈放したものと私は考えております。

■衆 法務委員会 平成22年10月22日

○柳田国務大臣 仮定の問題にお答えするわけにはいきませんけれども、私たちは、二百四十八条のことで、いろいろと、今後の事情でしたっけ、ちょっと今置いてきて忘れましたけれども、考慮できる、そういうものに基づいて判断をしたものです。
 ですから、検察当局においては、おっしゃるとおりですよ、法と証拠に基づいて、引き続き被疑者の身柄を勾留したまま捜査を継続した場合の我が国国民への影響や今後の日中関係などの事情を考慮し、被疑者の釈放を決定した、私はそのように思っています。

○柳田国務大臣 ですから、お答えいたしております。法と証拠に基づいて適切に判断をされるものと思います

○柳田国務大臣 ですから、二百四十八条、先ほど来から、従来からずっと申し上げているとおり、それも含めて総合的に判断した結果だと。私は、法と証拠に基づいて以外の判断をしたものというふうには認識をいたしておりません。

○柳田国務大臣 もう既に御存じだと思いますけれども、二十三日の日に外務省の職員から説明を受けた内容も含めて、捜査の結果、法と証拠に基づいて被疑者を釈放すると決定した、私はそういうふうに聞いております。

○柳田国務大臣 法と証拠に基づいて判断されるものと思います。

○柳田国務大臣 ですから、お答えいたしております。法と証拠に基づいて適切に判断をされるものと思います。

○柳田国務大臣 何回も答弁していますように、法と証拠にのっとって適切に判断した結果だと思っております。

○柳田国務大臣 法と証拠にのっとって適切に判断したものと私は承知いたしております。

■参・法務委員会 平成22年10月21日

○国務大臣(柳田稔君) いろいろとお調べをいただいてありがとうございます。
 鹿児島の家庭では、うちの中に西郷さんの写真があるかどうか、ただその横には敬天愛人という言葉が大体書いてあって、学校の教室にはほとんどあるんじゃないかなと思いますけれども、それを見ながらいろいろと育ってまいりました。
 この職に就いて、今お話がありましたように、尖閣の問題は引継ぎでございました。先ほども触れましたように、週末の休み明け、役所に参りました。冒頭がフロッピーディスクの記事でございまして、一日それで追われたというふうに私は記憶しております。決して、千葉前大臣からの引継ぎをおろそかにしたわけではないんですけれども、まあ正直に申し上げて、そんなたくさん時間を取れたわけでもございませんでした。
 ただ、尖閣の件については今までの経過と説明を受けました。同時に、後ほど刑事局長にもお部屋においでいただきまして、今までの経過の話を聞かせていただきました。その際受けた私の印象というのは、正直言って大変な事案だと思いました。というのは、私は厚生労働が大方長くて、あと外交防衛委員会にも所属していましたし、そういう意味ではいろんな大きな問題があるなと、これは個人的にですよ、役所の見解を離れまして。今までの経験からいうと大変大きな問題だなという意識はありましたけれども、法務省という立場に立てば、法と証拠に基づいて整々と処理をするものだと、そういうふうな感じを持ちました。

■参・本会議平成22年10月07日

○国務大臣(柳田稔君) 那覇地方検察庁の判断についてお尋ねがありました。
 那覇地方検察庁は、被疑者が操船していた漁船を巡視船に向けて左に急転舵して故意に同漁船を巡視船に衝突させたことは、収集した証拠によっても明白であります。外務省職員からの説明の聴取を含め、捜査の結果、被害の程度、犯行の計画性の有無、我が国における前科の有無に加えて、引き続き被疑者の身柄を勾留したまま捜査を継続した場合の我が国国民への影響や今後の日中関係などの事情を考慮し、これ以上被疑者の身柄を拘束して継続して捜査を続けることは相当でないと判断して、被疑者の釈放を決定したものと承知いたしております。
 したがって、検察当局においては、法と証拠に基づき適切に対処したものと承知いたしております。(拍手)

■衆・予算委員会 平成22年09月30日
○柳田国務大臣 法と証拠に基づいて処分保留という決定を下したものと思っております。

続いて、発言者指定のところに柳田稔大臣の名前を入れて、検索語指定には「差し控え」を検索。

■参・法務委員会 平成22年10月28日

○国務大臣(柳田稔君) 突然聞かれましたのでお答えがどうなのかと思って少し後ろと相談をさしてもらいましたけれども、そういう告発があるというのは以前聞いた記憶がありました。どうするのか、個別の案件についてお答えを差し控えさせていただきます

■参・法務委員会 平成22年10月26日

○国務大臣(柳田稔君) 個別の事件についてのコメントは差し控えます

■衆・法務委員会 平成22年10月22日

○柳田国務大臣 御指摘のような新聞記事が掲載されたということは承知いたしておりますが、その趣旨が必ずしも明らかではございませんし、個別の報道について、私としてコメントすることは差し控えたいと思います

■参・法務委員会 平成22年10月21日

○国務大臣(柳田稔君) 私としては、個別具体的な事件に関してのコメントは差し控えたいと思います
 なお、この事件についてはまだ送致もされてもおりません。

■参・北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 平成22年10月20日

○国務大臣(柳田稔君) 今その件につきましては情報を収集、分析をしておりまして、この場でこれ以上述べるのは差し控えさせていただきたいと思います。 

■参・決算委員会 平成22年10月18日

○国務大臣(柳田稔君) お話を聞いた側から詳細にわたって報告をすることは差し控えさせていただきたいと思います。