国会情勢:仙谷官房長官不信任決議案は民主・国民新・社民党の反対多数で否決されました | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

国会情勢:仙谷官房長官不信任決議案は民主・国民新・社民党の反対多数で否決されました

秘書です。
官房長官への不信任案否決。
参院=「直近の民意」はどうなりますか。


■不信任決議案提出理由の要旨
(2010/11/15-22:08)時事通信
 自民党が15日、衆院に出した仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相に対する不信任決議案の提出理由の要旨は次の通り。
 【仙谷官房長官】
 責任感と使命感のかけらさえも見られない言動の数々は目に余る。尖閣諸島沖(の)中国漁船衝突事件をめぐって、菅内閣の「危機管理」および「情報管理」の甘さを露呈した点で極めて深刻だ。事件のビデオの扱いについて、多くの国民が望む全面公開を拒んでいる。自らへの批判を避けるために真実を隠そうとするのは姑息(こそく)だ。自らが犯した政治的失策について、国民への説明責任を果たそうとせず、小手先の答弁でその場をしのぎ、矛盾点を指摘されれば開き直る言動は官房長官としての適格性を著しく欠いている。
 【馬淵国土交通相】
 中国漁船衝突の映像流出は、政府の情報管理能力の欠如を示す重要な問題だ。当事者である自らの責任を明確にしないことは驚くべきことだ。海上保安官が(流出行為を)告白した時点で自ら職を辞すべきであるにもかかわらず、職にとどまり続けていることは言語道断だ。また八ツ場ダム建設事業について、前原誠司前国土交通相は「中止」を主張し、地元住民を深く失望させた。馬淵国交相は、今後は「中止の方向性」に言及せず予断を持たずに検証すると述べた。新旧国交相の異なる発言は地元住民の生活を不透明にし、責任は重大だ。

■仙谷氏不信任決議案を否決=衆院
(2010/11/15-22:07)時事通信

 衆院は15日の本会議で、自民党が提出した仙谷由人官房長官に対する不信任決議案を民主、国民新の与党2党と社民党の反対多数で否決した。自民、公明、共産、みんな、立ち上がれ日本の各党は賛成した。 

■仙谷氏関与の見方強める=不逮捕、ポピュリズムと酷評も-自民
(2010/11/15-21:46)時事通信
 中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件で、捜査当局が神戸海上保安本部の海上保安官を逮捕しない方針を決めたことについて、自民党内は「仙谷由人官房長官の影がちらついている」(幹部)との見方がもっぱらだ。保安官が逮捕されなくても、馬淵澄夫国土交通相の政治責任は免れないとして、徹底追及する方針だ。
 自民党の参院幹部は15日、「役人の説明を聞いて公判を維持できないと悟った官房長官が判断したのではないか」と指摘。党三役の1人は「ここまでやっておいて逮捕しないなんて、ポピュリズムもここに極まれりだ」と酷評。石原伸晃幹事長は国会内で記者団に「中国人船長を釈放しておいて保安官を逮捕したらまた人気が下がると思っているのか」と皮肉った。
 ただ、海上保安官が当初想定された国家公務員法(守秘義務)違反容疑で問われない場合でも、自民党は一定期間、海保内で映像が閲覧できる状況にあったとして厳しく追及する方針。石原氏は「国交相は厳重に管理しろと指示を出していると思っていたが、(共有ファイルへの)アクセス制限とか一切なく不十分な対応だ」と批判した。
 一方、社民党の重野安正幹事長は国会内で記者団に「証拠隠滅、逃亡の恐れというのは百パーセントなかったんだろうという判断をしたと思う」と述べた。