内閣委員会続報:望遠レンズ時代の国会審議の撮影規制の是非論へ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

内閣委員会続報:望遠レンズ時代の国会審議の撮影規制の是非論へ

秘書です。
望遠レンズ時代の国会審議の撮影規制の是非論に



仙谷氏「写真取材見直し」に「責任転嫁」と野党
(2010年11月12日21時27分 読売新聞)

 仙谷官房長官は12日の衆院内閣委員会で、国会の委員会室で「厳秘」資料を広げているところを撮影されたことに関し、「国会内の撮影許可の趣旨は、カメラが今のように非常に細かいものまで拡大して望遠レンズで撮影できる時代の許可ではなかった。時代とともに撮影の在り方をもう一度考え直す必要がある」と述べた。

 同日午後の記者会見でも、「一議員」の考えとした上で、「室内で望遠レンズ、拡大レンズを使うことはコピーしているのと同じだ。国会の内規、慣行として(見直しを)検討頂けたら、と思う」と述べ、写真取材のルールを見直す必要があるとの認識を強調した。

 仙谷氏は内閣委で、許可を得れば認められる撮影を「盗撮」と表現したことは、「撤回する」とした。

 ただ、「帝国議会の頃からの慣例のようで、問題になったことはない」(衆院総務課)とされる写真取材の見直しに言及したことを、野党は「責任転嫁だ」として、批判を強めている。

 内閣委で仙谷氏に質問した自民党の中川秀直元幹事長は、「衆人環視のもとで資料を広げている。拡大望遠レンズだろうが何だろうが(撮影は)自由だ。本当に極秘なら、書類を広げることは危機管理の問題だ」と指摘。みんなの党の渡辺代表も「(政府内では)情報管理が不徹底と言っておきながら、自分の極秘情報を撮られると暴言を吐く。責任転嫁という魂胆がありありだ」と述べた。



■仙谷官房長官:国会審議の撮影規制検討を
2010年11月12日 19時18分 更新:11月12日 19時21分

(写真キャプション)
衆院内閣委で自民・中川秀直元官房長官の質問に「国会内の撮影許可は長年の慣行。機材が大きく進歩した今、時代とともに撮影のあり方をもう一度考え直す必要がある」と答弁する仙谷由人官房長官=国会内で2010年11月12日、藤井太郎撮影 


仙谷由人官房長官は12日の衆院内閣委員会で、国会内でのメディアの写真撮影について、「撮影機器が極めて進歩した。禁止せよと言っているわけではないが、時代とともに撮影のあり方をもう一度考え直す必要があるのではないか」と述べ、国会審議の撮影規制を検討すべきだとの考えを示した。

 仙谷氏が9日の衆院予算委員会に持参した資料の写真を読売新聞に撮影、掲載されたためで、12日の記者会見でも「望遠レンズ、拡大レンズ(を使うの)はサッカー場とか野球場の話だろう。国会の内規、慣行として(規制を)検討いただけたらと思っている」と述べた。

 これに対し、自民党の逢沢一郎国対委員長は記者会見で「自らの不適切な発言を逆手にとって、思いつきのように提案するのはいかがなものか。国会内のルールを官房長官が問題提起するのは筋違いだ」と批判した。

 仙谷氏は9日の衆院予算委で資料の撮影を「盗撮」と批判。日本新聞協会の在京8社写真部長会が10日、謝罪と発言撤回を求める抗議書を提出し、同委理事会は議事録を「盗撮」から「撮影」に修正した。仙谷氏も発言を撤回したが、謝罪はしていない。【吉永康朗、念佛明奈】



■国会内撮影の見直しを=「盗撮」発言は撤回-仙谷官房長官
(2010/11/12-18:16)時事通信
 仙谷由人官房長官は12日の衆院内閣委員会で、中国漁船衝突の映像に関する「厳秘」資料を衆院予算委員会室で広げたところを報道機関に撮影されたことを受け、国会内の写真撮影を見直すべきだとの考えを示した。仙谷氏は「写真機が極めて進歩した時代において、撮影の在り方も考え直す必要があるのではないか」と述べた。自民党の中川秀直氏への答弁。
 一方、資料の撮影を「盗撮」と発言したことについては「誤解を生じかねない表現だった。撤回する」と述べた。 
 また、仙谷氏は同日の記者会見で写真撮影の見直しについて「望遠、拡大レンズはサッカー場、野球場の話だろうと思う。改めて国会の内規、慣行として検討いただきたい」と述べ、撮影方法の見直しなど規制を検討すべきだとの考えを示した。


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