尖閣ビデオ関連ニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

尖閣ビデオ関連ニュース

秘書です。
まずは、排他的経済水域の話。


■中国船がEEZ内で海洋調査 奄美大島沖
日本テレビ系(NNN) 11月10日(水)1時22分配信

 9日、鹿児島・奄美大島沖の日本の排他的経済水域(=EEZ)で、中国の調査船が許可なく海洋調査を行った。
 9日午後4時40分ごろ、奄美大島の西方約390キロの日本のEEZで、中国の調査船「濱海512」がケーブルのようなもの5本をひきながら航行しているのを、海上保安庁の航空機が発見した。
 この船は中国の油田開発会社の所属で、海上保安庁の中止の要求に対し、「8日から調査をしている。ここは中国の海である。問題ない」と無線で返答。3時間以上、水域内を航行し、9日午後8時ごろ、日本側の海域の外に出たという。

→ここは中国の海である、といっているそうですが、官邸の冷静な対応の結果がこれですか?既成事実の積み上げを認めますか?


■主権棚上げで共同開発を=尖閣問題で改めて主張-台湾総統
(2010/11/10-15:36)時事通信

 【台北時事】台湾の馬英九総統は10日、台北市内の総統府で日本メディアと会見し、日本の領土の尖閣諸島(台湾名・釣魚台)について、「中華民国(台湾)が領有権を有するが、まずは主権の問題を棚上げにし、石油などの資源を共同で開発するべきだ」と重ねて主張した。
 一方、尖閣問題などをめぐって日中関係が悪化している現状に対しては、「台湾が大きな努力で両岸(中台)関係を改善させたように、平和的な方法で緊張を緩和させることを期待する」と日本側に求めた。 
 馬総統は、東京の羽田空港と台北の松山空港間の定期便が10月31日に就航したことなどを挙げ、「台日関係は大きな発展を遂げた」と強調した。
 対中関係だけでなく、対日関係への重視姿勢も重ねてアピールし、政権の「バランス外交」を印象づけることで、内外の一部から上がる「過度に中国に傾斜している」との懸念を改めて否定した形だ。


→続いて名乗り出た海保職員関連のニュースです。


■【海保職員「流出」】名乗り出たのは40代の主任航海士だった…否定一転、神戸5管本部「言葉ない」
2010.11.10 14:16産経新聞
映像の流出を告白した神戸海上保安部の職員が乗っていた巡視艇「うらなみ」=10日午後、神戸市中央区 ビデオ映像を流出させたのは、やはり内部関係者だった-。沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出した事件で、10日、第5管区海上保安本部神戸海上保安部(神戸市)の職員が「自分が流出させた」と上司に名乗り出たことは、海保の関係者へ大きな衝撃を与えた。幹部らは「言葉が見つからない」と苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 同本部の40代の主任航海士が「流出させた」と上司に名乗り出たことが一斉に報じられた同日午後、同保安本部は、「5管の職員ではない」といったん否定。その後事実関係を認めたうえ「本人が自分が流したと言っているらしいが、判断はすべて捜査機関に委ねている」と強調するなど、混乱ぶりが浮かび上がった。

 同本部が、問題となっている尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像を見ることができる立場にあるかどうかについて幹部は沈黙を守っており、「記者会見を開くにしても本庁の情報が入らないと何も話せない」と説明。続々と詰めかける報道陣の対応にも追われ、同保安本部の職員らに動揺が広がった。

 流出を告白したとされる主任航海士が所属する神戸海上保安部の担当者は「言葉が見つからない」と神妙な表情。別の幹部職員は、苦り切った表情で「あまりに近くで起きた出来事で、職員たちも動揺している」と打ち明けた。

 同本部によると、上司に流出を告白した主任航海士は巡視艇に乗り組み航海中だったが、同日午前に帰港。保安部内での警視庁などの事情聴取を受けているという。報道陣約50人が詰めかけた同保安本部の入る神戸第2地方合同庁舎1階では、他省庁の職員らが「何があったのか」と驚いた様子だった。

 映像の送信元とされる神戸市中央区のインターネットカフェでは、防犯カメラの映像や入店客の情報を捜査当局に提供したといわれるが、同ネットカフェチェーンを展開する本社(東京)は「マスコミから『三宮店から送信された』と聞いた。後は何も言えません」とだけ話した。

■巡視艇・主任航海士が「映像投稿」…警視庁聴取
読売新聞 11月10日(水)14時35分配信
 尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、神戸海上保安部(神戸市)所属の巡視艇「うらなみ」の主任航海士が、同船の船長に対し、「問題の映像は自分がインターネット上に投稿した」という趣旨の説明をしていることが10日、わかった。

 警視庁や東京地検は、この主任航海士が流出に関与した可能性があると見ており、警視庁が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで取り調べを始めた。

 一方、警視庁は9日夜から10日未明にかけて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に映像が送信されたとみられる神戸市中央区の漫画喫茶を捜索し、防犯カメラ映像やパソコンの通信記録などを押収した。第5管区海上保安本部や神戸海保はこの漫画喫茶から約1キロの距離にある。

 同店の関係者によると、店内にはインターネットが使えるブースが約100室あり、防犯カメラは店内に約10台設置。流出映像がユーチューブに投稿された11月4日のカメラ映像も保存されていたという。

 この主任航海士が流出に関与していた場合、どのような手段で映像を入手したのかが問題になる。捜査当局は、問題の映像は石垣海上保安部(沖縄県)の内部から流出した可能性が高いとみているが、5管本部や神戸海保からは衝突事件の捜査に応援の職員は派遣されておらず、この主任航海士と石垣海保関係者との接点は現段階では分かっていない。警視庁は、映像の流出ルートについて詳しく調べる。

 海上保安庁と検察当局の内部調査で、ユーチューブへの流出映像は、石垣海保が9月7日の事件直後に作成し、同10日頃、CD―Rに収めて那覇地検に提出したものと同一と判明。海保は今月8日、被疑者不詳のまま、国家公務員法違反などの容疑で東京地検と警視庁に刑事告発していた。

 ◆漫画喫茶=個室などで漫画を読んだり、インターネットを利用したりできる店舗。事業者団体の日本複合カフェ協会によると、2009年6月時点で、全国で2845店舗ある。

■巡視艇ナンバー3のベテラン、義憤募らせ送信?
読売新聞 11月10日(水)15時12分配信

 神戸海上保安部の主任航海士は10日朝、巡視艇に乗って勤務していた。

 午前10時55分頃、神戸市中央区の第1突堤に到着し、正午頃に下船。スーツ姿の男性に連れられ、無言のまま桟橋近くに止められた車に乗り込んだ。「うらなみ」では実質ナンバー3の立場という。

 巡視艇の乗務経験が長いベテラン航海士で、ある海保職員は「長年、巡視艇に乗っていただけに、仲間が命がけで中国漁船と渡り合っている事実が、国民の目に隠されていることに義憤を募らせたのだろうか」と戸惑いを見せた。

 また、主任航海士とかつて同じ職場だったという5管本部の男性職員は「淡々と仕事をこなすタイプで、目立つ存在ではなかった。そんな大胆なことをするとは思えない」と驚いた様子だった。

 神戸海保の幹部は「神戸からインターネット上に投稿されたとは、想像もしていなかった。沖縄から動画をどうやって入手したのかわからない」と戸惑うように話した。別の男性職員は「まさか、神戸の組織からなんて……。国民から英雄視されるかもしれないが、僕らも組織の人間。個人の判断で国の命運を左右するような情報を流すべきじゃない」と憤った。

 漁船衝突事件の直後には、第11管区海上保安本部(那覇市)から、石垣海上保安部に多くの職員が応援に派遣されたが、神戸からは応援は出ていないという。海保幹部や職員は一様に、なぜ映像を入手できたのかと首をひねった。石垣海上保安部の幹部も報道陣を前に、「報道で聞いただけで何も分からない」と繰り返すだけだった。

■海保主任航海士「自分が一人でやった」
TBS系(JNN) 11月10日(水)14時5分配信

 映像を流出させたことを認めているのは第5管区海上保安本部の神戸海上保安部に所属し、巡視艇の主任航海士を務める、40代の男性です。

 この主任航海士はけさ、乗船中だった、巡視艇の船長に対し、「自分が映像を流出させた」と認めたということです。

 また、海上保安庁の幹部によりますとこの主任航海士は「自分が一人でやった」などと話していますが、最近、石垣島に行ったことはなく、映像の入手方法などについては調査中だということです。

 「巡視艇乗組員が上司に対し、『自分が映像記録を流出させた』ということを聞きました。現在、神戸第2中央合同庁舎内で事情聴取を受けている」(海上保安庁・鈴木久泰長官)

 警視庁はこの主任航海士に対し、国家公務員法違反の疑いで第5管区海上保安本部のある、建物の中で事情聴取を始めました。

 主任航海士の所属する、神戸海上保安部は神戸市内にありますが、これまでの東京地検や警視庁の調べで映像は神戸市・中央区の漫画喫茶から投稿されたことがわかっています。(10日13:22)



■【海保職員「流出」】「議員が見た映像…逮捕しても公判維持は困難」一橋大名誉教授
2010.11.10 14:28産経新聞
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出した事件で、「自分が映像を流出させた」と上司に名乗り出た神戸海上保安部(神戸市中央区)の海上保安官の男について、警視庁捜査1課が10日、国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで事情聴取を始めた。

 海保職員の聴取を受けて堀部政男・一橋大名誉教授(情報法)は「『職務上知り得た秘密を漏らしてはならない』と定めた国家公務員法違反に抵触するかどうかが問題になるが、最高裁はその『秘密』は非公知かつ保護するに値すると認められたものに限ると判示している。ビデオ映像はすでに国会議員には放映されており、非公知性の点で『秘密』と言えるかどうかはなはだ疑問だ。逮捕したとしても公判維持をするのはかなり難しいのではないか」と話している。