ノーベル賞欠席対日圧力?:適切に出席しますよね?なぜ、出席といえない? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

ノーベル賞欠席対日圧力?:適切に出席しますよね?なぜ、出席といえない?

秘書です。
「適切に対応」という場合、「適切に出席」ですよね。
まさか、「適切に欠席」なんてことは!



■<ノーベル平和賞>中国が日本にも授賞式欠席要請
毎日新聞 11月9日(火)19時23分配信

 前原誠司外相は9日の衆院予算委員会で、来月ノルウェーで行われる中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式について「(中国側から)授賞式に日本政府関係者の出席を控えるよう求める旨の申し入れがあった」と明らかにした。要請は東京とノルウェーの外交ルートを通じてあったという。前原氏は「在ノルウェー日本大使の出席については適切に対応したい」と述べた。

 菅直人首相は大使出席について「平和賞は大変普遍的な価値を大事にした賞なので検討いただきたい」と述べた上で「(劉氏は)拘束を解かれて釈放されるのが望ましいと今も考えている」と改めて強調した。みんなの党の柿沢未途氏への答弁。

→なんで、出席と言えないんでしょうね。やはりAPEC?

■中国の欠席圧力にも、EU各国は出席の方向 ノーベル平和賞授賞式
2010.11.9 07:17 産経新聞
 中国が欧州各国にノーベル平和賞の授賞式に出席しないよう求めている問題について、フランスのクシュネル外相は8日、同国が欧州連合(EU)各国と協議しながら共通の対応を模索していることを明らかにした。外相は「失望する結果にはならないだろう」とも述べ、出席の方向で調整していることを示唆した。
 クシュネル外相は、同日のラジオ番組で「EU各国間で5日から協議に入っている。まだ結果は出ていないが、EU全体で一致すれば(中国への)より強い回答となる」と述べた。
 中国政府は服役中の劉暁波氏への平和賞授与に反発し、ノルウェーの首都オスロで行われる授賞式に出席しないよう欧州各国の駐ノルウェー大使に要求。先週、中国との間で総額約200億ドル(1兆6200億円)の大型商談をまとめたフランスは、出席を見合わせるとの観測も出ていた。(共同)

→まさか、菅民主党政権は欧州の出方をみている?

■40分以上も対米批判展開=独国防相との会談で中国軍首脳
(2010/11/08-19:30)時事通信
 【香港時事】ドイツのラジオ、ドイチェ・ウェレの中国語放送は8日までに、中国軍の陳炳徳総参謀長が3日に北京でグッテンベルク独国防相と会談した際、40分以上も一方的に話し続け、対米批判を展開したと伝えた。
 陳総参謀長は会談で、米国が中国の民主活動家の劉暁波氏に平和賞を授与するようノルウェーのノーベル賞委員会に圧力を掛けたと主張。「米政府を批判すればテロリストとされるが、中国政府を批判すればノーベル平和賞を受賞する」などと述べた。

→やはり、12月10日に向けて、新冷戦的状況になってきましたね。日中関係はもはや主要矛盾ではないようです。

■「欠席圧力」文書…米「受け取っていない」 ノーベル平和賞授賞式
2010.11.6 09:19 産経新聞
【ワシントン=犬塚陽介】トナー米国務省副報道官代行は5日の記者会見で、中国政府が来月10日のノーベル平和賞授賞式に出席しないよう圧力をかける口上書を日本や欧米各国の大使館に送ったとされる問題について、「書簡は受け取っていない」と述べた。
 また、トナー代行は「慣例として駐ノルウェー大使が授賞式に出席することになるだろう」と語り、米国は従来通りに授賞式に参加するとの見通しを示した。

→米国以外、ということでしょうか?

■沈黙一転、ノーベル賞・劉暁波氏へ批判報道相次ぐ 
2010年11月6日7時1分朝日新聞

 【北京=林望】ノーベル平和賞の受賞が決まった中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏に対する中国メディアの「ネガティブキャンペーン」が始まっている。国内では劉氏に関する情報を厳しく統制してきたが、12月の授賞式を前に、劉氏を支持する動きや欧米の価値観を真っ向から批判する方針に転換した模様だ。

 中国共産党機関紙人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」は1日、「劉暁波、その人間とそのしてきたこと」との論評を掲載し、劉氏は「米情報機関と関係する組織から資金を受け取っていた」「(天安門事件後に逮捕された際)号泣して助けを求めた」などと、強い調子で批判。これを機に人民日報(海外版)や、劉氏の仕事や経歴すらほとんど報じてこなかった国内各紙が、劉氏を非難する記事を掲載しはじめた。

 金融危機をいち早く抜け出し国際経済で影響力を増した中国では、政府の強力な権限の下で効率的に進む改革開放路線を「中国式発展モデル」ととらえる議論が盛んだ。そうした自信を背景に、政治面でも「国家主権の保全こそ、国民の人権や自由の基礎となるものだ」(チャイナ・デイリー)などと、民主や人権を重んじる欧米の価値観に挑むような論調も目立つ。

 来月10日にオスロである授賞式に向け、劉氏周辺への圧力も続いている。妻の劉霞さんが軟禁されているとみられる北京市内の自宅周辺は今も私服警官が見張り、来訪者を排除している。米国政府系放送局ラジオ・フリー・アジアなどによると、2日夜には花束を届けようとした女性が一時拘束された。劉氏は1989年の天安門事件の遺族らが真相究明を求める運動にかかわっており、拘束されたのは事件で犠牲になった学生の母親だった。

■「大使は出ないで」ノーベル平和賞授賞式で中国当局が圧力
2010.11.5 21:36 産経新聞
【ロンドン=木村正人】来月10日にオスロで行われる中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式に出席しないよう求める書簡を中国大使館が日本や欧米各国の大使に送りつけていることが5日、AP通信の報道や本紙の取材でわかった。
 AP通信によると、書簡は「劉氏は犯罪者で、平和賞は中国への内政干渉」と中国当局の従来の見解を繰り返し、「平和賞は旧ソ連を含め社会主義国に対し、プロパガンダによる圧力をかけ、イデオロギー対立と社会不安をあおるために使われてきた」と非難した。
 書簡では、式当日に劉氏を支持する声明を出さないことも求めている。
 授賞式は例年、ノルウェーのハラルド5世国王夫妻が出席して開催され、同国駐在の各国大使らも招待される。獄中の劉氏や軟禁されている妻の劉霞さんの出席は実現しそうにない。

→まさに冷戦的?

→もしも、万一、日本が欠席したら竹のカーテンの向こう側にみえるのでは?「ソ連・東欧諸国」→「中国・極東諸国」?

■中国、平和賞で各国大使に圧力 「授賞式に出席するな」
 2010/11/05 10:44 共同通信

【ロンドン共同】中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式が来月行われるノルウェー・オスロに駐在する欧州各国の大使に対し、授賞式に出席しないよう求める書簡を中国大使館が送るなど、中国が各国に圧力をかけているとAP通信が4日報じた。

 ノーベル賞委員会側に劉氏への授賞は控えるよう要求するなど、強い不快感を示してきた中国が新たな“こわもて外交”を打ち出した形。しかし、オランダやドイツなどの大使らは式に出席すると述べた。中国外務省報道官は4日、書簡送付について確認を拒んだ。

 複数の外交官によると、書簡は、現在獄中にある劉氏が犯罪者だとする中国政府の立場を示した上で、授賞式欠席のほか、式当日に劉氏を支持する声明を発表しないことを求めた。

 中国当局は、北京でも一部の外交官を小規模の会合に呼び、書簡と同様の要求をしたという。

 授賞式はノルウェーのハラルド5世国王夫妻が出席して毎年12月10日に開催。同国駐在の各国大使らも招待される。ノーベル賞委員会の事務局は、中国大使あても含む千通以上の招待状を既に発送したが「中国大使館に送った郵便はすべて、開封せずに送り返された」と述べた。