流出ビデオ関連ニュース:「倒閣テロ」?→民主党批判分子一掃にならないよう注視 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

流出ビデオ関連ニュース:「倒閣テロ」?→民主党批判分子一掃にならないよう注視

秘書です。
関連記事をスクラップ。とるべき原則は「ビデオ全面公開」。

民主党幹部から「倒閣テロ」「政治的なテロ」「組織的な問題」?

法律に準拠するとは思いますが、万一にも、この際、民主党に対する批判分子を一掃しようといことで、1950年代の東欧諸国に吹き荒れたチトー主義者狩りのような魔女狩りで、民主党に対する批判分子を一網打尽にしようとする政治的な動きが始まらないように注視しましょう。


■ビデオ流出は「倒閣テロ」=民主幹部
(2010/11/05-19:58)時事通信

 民主党幹部は5日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像が流出したことについて、「倒閣テロだ。故意による流出だろう」と述べ、民主党政権に批判的な人間が関与したとの見方を示した。
 別の同党幹部も「明らかに政治的なテロだ。政権への不満、組織的な問題かもしれない」と強調。「徹底して犯人を探し、共犯者(の有無)、背景も調べるべきだ」と語った。 

■【映像流出】中国ネット上にも…政府は慎重な対応
(11/05 18:09)ANN

尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したとみられるビデオがネット上に流出した問題で、中国の反応です。
 (Q.映像が公開される前と後、変化は感じられるか)
 (青木俊憲記者報告)
 中国メディアが一切報じていないこともあり、多くの一般市民は映像をまだ目にしていませんが、私が印象的だったのは、実際に見た人の戸惑いです。これまで知らされてきた内容と違うからです。実は、中国国内では、衝突事件が起きた当初から「日本の巡視船が中国の漁船にぶつかってきた」と報じられてきました。今回、実際の衝突映像を見た人たちの多くは、「それでも日本が悪い」という感想を持っていますが、なかには「明らかに中国側がぶつかっている」「もしこの映像が本物なら、中国側の面子は丸つぶれだ」と政府への不信感をあらわにする人もいます。映像が出回ることを完全に制限することが難しいなか、日本への反発が強まるのか、それとも政府への不信感が高まるのか、世論がどちらに転ぶのか、慎重に見極めている様子です。
 (Q.中国政府の動きや日中関係への影響はどうなるのか)
 中国外務省は、通常はホームページに外交問題については見解を載せますが、今回は現在に至るまでまったく触れていません。一方、外務省の高官が香港のテレビ局やロイター通信など非常に限られたメディアを呼び出して、非公式な会見を行い、「日中関係の修復を妨害する事態が起きないよう努力すべきだ」と述べました。中国としては、事を大きく荒立て、外交問題にするのはあまり得策ではないと今の時点では考えているように感じます。また、来週には、日本で大きな国際会議があり、胡国家主席も出席する予定です。この会議に向けて、お互いに終着点を模索している状況です。ただ、映像が流出した経緯や中国国内世論の動向によっては、日本への反発が強まる可能性も十分に考えられます。


■尖閣ビデオ:那覇の11管混乱
毎日新聞 2010年11月5日 19時59分

 石垣海上保安部が撮影したとみられるビデオがネット上に流出した件を受け、第11管区海上保安本部(那覇市)には5日、朝から大勢の報道陣が詰めかけた。本部の職員は終日、海上保安庁との連絡や報道陣への対応に追われた。

 同本部によると、調査のため、海上保安庁と同本部の職員が石垣海上保安部に派遣されている。ビデオは捜査の過程などでコピーされたが、同庁は10月中旬に不要なデータを消去するよう指示していたという。

 しかし、取材に対応した同本部職員は「捜査の詳細については知らず、ビデオがどう管理されていたかもわからない」と困惑した様子だった。

■「うちから出たのか」流出映像に海保幹部絶句
(2010年11月5日18時39分 読売新聞)

日本の巡視船を見る、中国漁船の乗組員ら=ユーチューブから 一体誰が、どんな目的で――。海上保安庁が尖閣諸島沖の漁船衝突事件の状況を記録したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題。

 海保では5日未明から、幹部らが「真偽を確認中」などと対応に追われた。映像の投稿者は同日朝、映像を削除しているが、専門家は「自分の痕跡を残さないようにしたのではないか」と指摘している。

 5日午前0時頃、衝突事件のものとみられる映像がネットに流出していることを確認した海保幹部は、「どうして、こんなものが……」と絶句。インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に流出したビデオ映像には、「ひとまるごーろく(10時56分)、衝突しました」などと2度にわたる衝突の場面が生々しく映し出された。同庁幹部らは同日未明から続々、東京・霞が関の本庁に登庁した。「うちから出たのか」「どうなってしまうんだ」。流出映像を見た幹部らは、ためいきを漏らした。

 国会で公開された6分50秒のビデオには、中国漁船と、海保の巡視船「よなくに」、「みずき」との2度の衝突映像が収められていたが、社民党の服部良一衆院議員(60)は、「ネットで公開された映像は、衝突時に黒煙が上がる様子などが私たちが見たビデオと同じで、本物だと思う」と指摘。自民党の田村憲久衆院議員(45)も、「海保職員の『衝突しました』という解説の声や、ぶつかるまでの航跡などが自分たちが見たものとそっくりだった。政府の情報管理のずさんさが浮き彫りになり、国会で追及する」とした。その上で、「こんな形で表に出てしまった以上、政府は正式に公開すべきだ」と話した。

■中国漁船衝突事件ビデオの投稿者は「sengoku38」、25歳日本人-読売

 11月5日(ブルームバーグ):尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したと見られる映像はユーチューブに4日午後4時すぎに登録名(アカウント)「sengoku38」によって投稿されたと読売新聞(電子版)が5日夕に報じた。大手セキュリティー会社の情報を基に伝えた。

  報道によると、ユーチューブ上に登録されたプロフィルでは25歳、日本人となっていたという。


■尖閣ビデオ、海保幹部「本物」
(2010年11月5日 読売新聞)

ガンと大きな音をたて、巡視船「よなくに」の左舷後部に衝突する中国漁船(ユーチューブから) 尖閣諸島沖の漁船衝突事件の状況を海上保安庁が撮影したものとみられるビデオ映像が、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出した問題で、海保や検察当局は5日、「映像は本物」とみて、映像の保管状況や流出経路について調査を始めた。

 映像は何者かが意図的に流出させた可能性が高く、国家公務員法の守秘義務違反の疑いもある。海保の鈴木久泰長官は5日の衆院外務委員会で、映像を保管している石垣海上保安部(沖縄県)に職員を派遣し、調査を始めたことを明らかにした。

流出経路を調査

 流出した「本当の尖閣 海上保安庁」などと題した計44分23秒の六つの動画ファイルには、漁船が海保の巡視船とみられる船に衝突する様子が記録され、漁船が船首を巡視船に向けた直後、「おい、とまれ」と制止しようとする大声や、「来るぞ。来る来る来る来る」などと慌てた音声も入っていた。また、衝突の瞬間に「体当たり攻撃を受けた」とつぶやく声も記録されていた。

 大手セキュリティー会社によると、この映像はユーチューブに4日午後4時過ぎに登録名(アカウント)「sengoku38」によって投稿された。アカウントの登録もこの日だったとみられる。ユーチューブ上に登録されたプロフィルでは25歳、日本人となっていた。この映像は4日深夜から5日未明にかけて掲示板サイトや簡易投稿サイトなどで話題になり、膨大なアクセスが集中。投稿者により、最初の映像が削除された後も、複製されたファイルが別の動画サイトに転載された。中国や韓国など海外の動画サイトでも転載と削除が繰り返されている。

 海保によると、マスター映像は、巡視船から最初に映像を受け取った石垣海上保安部が、公務執行妨害容疑で逮捕・送検した中国人船長の捜査資料として、那覇地検に提出。検察当局は事件の証拠として同地検と最高検の2か所で保管しているという。また、容疑者立件の証拠資料として編集した映像のデータは、海保側にもあるという。石垣海上保安部のほか、東京の本庁でも映像を一時保管していたが、本庁ではその後すべて破棄したという。海保は通常、重要な資料は金庫に入れるなどして厳重に管理しているが、海保と那覇地検は今後、映像の保管状況や流出した可能性がある経路について調査を進める。

 ユーチューブを運営するグーグルは、映像を投稿したパソコンのIPアドレスを調べ、どの国のどの都市から投稿されたのか確認することはできるが、「プライバシーにかかわる問題なので答えられない。捜査協力の要請があれば調査を検討する」としている。

 漁船衝突事件を巡っては今月1日、衝突事件の状況を海保が記録した映像を6分50秒に編集し、衆参両院の予算委員会理事らに秘密会形式で公開されたが、一般には公開されなかった。


■“衝突映像”漁船は意図的に衝突~専門家
日本テレビ系(NNN) 11月5日(金)14時11分配信

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁の巡視船が撮影した衝突の瞬間とみられる映像がインターネット上で公開された。海難事故の専門家は「公開された映像が本物だとすれば、中国漁船は意図的にスピードを上げてぶつかった可能性がある」と指摘している。

 海難事故に詳しい田川俊一弁護士「漁船が速力を持って左に曲げながら接触・衝突している。前方に障害物等があって何らかの事故があると思った場合には右にかじを取って衝突を避けるのが基本なんですが、もし右に取っていれば、巡視船の船尾に当たることは明らかにあり得ない。(漁船の映像を示しながら)今、ここから黒い煙が出ています。エンジンをかけ始めたとき、速力を上げたときに、このような煙が出る。はっきり意図的に速力を上げる、アクセルを踏みこむ、ハンドルを左に切って、わざわざ衝突するように針路を変えたといえる」



■中国漁船衝突事件映像流出問題 東海大学海洋学部・山田吉彦教授の分析です。
フジテレビ系(FNN) 11月5日(金)13時14分配信

沖縄県の中国漁船衝突事件の際のものとされる映像が、5日未明、インターネット上に流出しました。今回、インターネットに流出した映像から何が見えてくるのか、東海大学海洋学部の山田吉彦教授の分析です。

山田教授は、巡視船「よなくに」との衝突の様子から、中国漁船のある意思が伝わってくるという。
山田教授は「『よなくに』の後部に、真正面でぶつかっている。(船の)一番固くなっているところで、『よなくに』にぶつかっている」と話した。
また、「みずき」との衝突について、山田教授は「左に曲がってきているのがわかります。ここで衝突するわけなんですが、船の側面、あまり傷がつかないような形でぶつかってます。(黒い煙は?)巡視船の煙です。次の攻撃を避けるために。まったく船員が動じてませんので、これは事前に、船体をぶつけるということを、船員に対して知らせていた可能性が高いと思います」と話し、中国船が故意にぶつけた可能性を指摘した。
山田教授は、「この映像から見ますと、故意に漁船側が『みずき』に衝突したことがわかります」と話した。
さらに山田教授は、映像から、日本の領海内で起きた事件だということもわかると指摘した。
山田教授は、「後ろに久場島が見えます。尖閣諸島の島の1つなんですが、この距離から見たら、明らかに日本の領海内であることがわかります」と話した。


■尖閣ビデオなぜ流出、専門家の見方は
TBS系(JNN) 11月5日(金)12時32分配信

 緊張する日中関係に配慮し、ダビングしたビデオを破棄するなど扱いには細心の注意を払ってきただけに海上保安庁は今回の映像流出に大きな衝撃を受けています。

 「止まれ」(YouTubeより)
「来る来る来る」
「巡視船みずきに接触した。衝突してきた」

 この映像はインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に4日夜アップされたもので巡視船と中国の漁船が衝突する様子を海上保安庁が記録したものとみられています。

 映像は「sengoku38」の名前で投稿されており、全部で6本、44分ほどです。しかし、海上保安庁を所管する馬淵国土交通大臣は「事実関係の調査を行うよう指示した」と述べるにとどまり、ビデオが本物であるかについては明言をさけました。

 「総理から情報管理の徹底、事実関係の確認をしっかり行うよう指示をうけた。しっかりと、これは調査をしなければならないと思っております」(馬淵澄夫 国交相)

 ただ、海上保安庁の複数の幹部は本物であることを認めています。海上保安庁によりますと現在、ビデオは那覇地検と石垣海上保安部の2か所で保管していて、本庁にあったものは10月に全て破棄したとしていますが、今後、ビデオを分析し、流出経路を調べることにしています。

 9月の衝突事件以来、船長の逮捕、その後の突然の身柄釈放、そして国会でのビデオ公開と政治に翻弄されてきた海上保安庁。

 ある幹部は、今回のビデオ流出について「悪夢を見ているようだ」と話しました。海上保安庁では事件直後に自ら率先してビデオを公開する準備をしていただけに今回の流出については「最初から公開していればこんなことにはならなかった」といった雰囲気が漂っています。

 今回の映像について、かつて警備救難の仕事にあたっていた海上保安庁の元幹部は「中国船が故意に衝突してきたことは明白で相当悪質だ」と指摘しました。

 「航跡を見ると、漁船がとりかじ(左側へ)をとってわざとぶつかってきている」(元海上保安庁 警備救難監 石橋幹夫さん)

 (Q.映像をみて言えることは?)
 「2回にわたって故意に衝突してきている。相当悪質」

 (Q.巡視船の手続き上の問題は?)
 「拡声機や無線で停船を求めている。正当なやり方でやっている」

 また、今回のビデオ流出については、通常は「証拠物品」として現地の海上保安部が厳重に管理しているもので、本来、外に漏れることはありえないことだとしています。

 「私も長い間、海上保安庁にいましたけど前代未聞ですね。今後の証拠物品の保管のあり方が当然問われる」(元海上保安庁 警備救難監 石橋幹夫さん)

 「開示すべき情報は開示してしまえば、問題はここまで拡大しなかった。漁船の方からぶつかってきたことがわかりますので、なぜ、き然として中国に臨まなかったか疑問が残りますね」(海上安全保障に詳しい 東海大学 山田吉彦教授)
(05日11:34)

【尖閣ビデオ流出問題】「政権の判断ミス」「投稿者は憂国の士だ」元内閣安全保障室長・佐々淳行氏
2010.11.5 11:25産経新聞

動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿された、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオと思われる動画(NO.3)=5日 沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件で、海保が撮影したとみられる映像がインターネット上に流出したことについて、元内閣安全保障室長、危機管理専門家の佐々淳行さん(79)が産経新聞の取材に答えた。詳細は以下のとおり。

 「ビデオを公開しなかった菅政権の判断は間違っていた。前原外相は非常に早い段階から(中国船が)体当たりしたビデオがあると言っていたのに、政権は発表しなかった。

 仙谷官房長官は刑事訴訟法では公判維持の都合上、公表しないと言っていたが、超法規的措置で釈放したのだから、公判はない。世界の世論もどっちがどうだかわからないし、こっちが悪かったら謝ればいい。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や外国人記者クラブで発表したっていい。国民に情報を開示する義務があった。対中国の配慮があったと思う。明らかに仙谷さんの法廷弁護士のテクニックだと思うが、これは外交だ。一部の国会議員に限定して見せたのもおかしい。他の議員が怒るのは当たり前だ。早い段階で世界に公表するべき貴重な資料だ。

映像では、3隻目の巡視船も出てきたが、これは今まで明らかになっていなかった。真実を明らかにしていない菅政権のハンドリングミスだ。国民がこれだけ尖閣問題に関心を持っているのに、情報公開しない菅政権はおかしい。

 一部で、(ビデオを)漏洩(ろうえい)したのは、海上保安庁か検察庁かという話で厳正に捜査するように言っているが、本来は公開すべき情報で、私は弁護に回ります。中国側が悪いんだから公表すべきだという正義感に燃えた、そういう人間が公表したと思う。投稿者は愛国心に燃えた憂国の士だ。中国で反日教育をすりこまれてデモを行っている人は、日本の船がぶつけてきたと言っている。中国人がユーチューブを見るとは思わないが、流出ではなく政府としてきちんと公表するべきだ。

 映像を見てはっきりわかったが、領海侵犯の法律がないから海保は漁業法違反で追いかけたが、体当たりされているし、海上安全法違反だ。公務執行妨害でもある。日本の正当性と中国の横暴ぶりを世界に示すチャンスだった。

 APECで胡錦涛(国家主席)との会談が絶望的になったのはマイナスだが、今回の漏洩を奇貨として、政府はAPECまでに公表して世界の世論を味方につけなくてはいけない」



■【尖閣ビデオ流出問題】「ゆるむ規律、組織管理の甘さ見逃せず」元外務省主任分析官の佐藤優氏
2010.11.5 12:06産経新聞

 佐藤優さん 沖縄県・尖閣諸島周辺で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件で、海保が撮影したとみられる映像がインターネット上に流出したことについて、作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんは次のように語った。

 「衝突の事実に変わりはなく冷静に判断すべきだ。ただ、海上保安庁内部から流出し、機密映像が公になったとすれば、背景には規律のゆるみ、組織管理の甘さがあり、見逃せない。中国人船長を釈放した今回の事件処理に対し不満を抱く者の仕業だろうが、それを内部告発という形で解消するのは間違い。厳正処分が実現しなければ、いずれ日本の安全保障にかかわる情報が流出することになる。間もなくAPECが始まるが、政治的効果を狙うのであればもっと直前に配信するはずだ。深い意図は感じられない」

【尖閣ビデオ流出問題】仙谷氏「相当大きなメス入れる改革が必要」
2010.11.5 10:59産経新聞
記者会見する、仙谷由人官房長官=5日午前、東京・首相官邸(松本健吾撮影) 仙谷由人官房長官は5日午前の記者会見で、沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件とみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題に関し「流出だとすれば、相当大きなメスを入れる改革が、あらゆるところで必要だ」と述べた。