派閥=グループ:毎週木曜昼の定例会合って、派閥政治全盛期に向かってませんか | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

派閥=グループ:毎週木曜昼の定例会合って、派閥政治全盛期に向かってませんか

秘書です。
素朴な疑問です。
自民党の派閥と民主党のグループと、どこがどう違うのでしょう。
毎週木曜昼飯時の定例会合?しかも、マスコミを入れて発信して。派閥でしょう。それは。



■仙谷氏、進次郎氏を警戒「テレビ政治の天才」
2010.10.28 20:31サンスポ
 「自民党の小泉進次郎衆院議員はテレビ政治の天才だ」。仙谷由人官房長官は28日、国会内で開かれた前原誠司外相を中心とする民主党議員グループの会合で小泉氏への警戒感をあらわにした。
 仙谷氏は27日の衆院内閣委員会で小泉氏と「対決」。28日の記者会見で「小泉氏の質問後はテレビカメラが1台もなくなった。私や蓮舫行政刷新担当相をやっつける姿が報道されると直感した」と、メディアの注目度に驚いた様子だった。
 ただ、議員会合では「テレビで取り上げられなくても、深い議論や政策提起をしよう」とも呼び掛け、地道な活動の重要性を説いた。

→でも、岡田幹事長は違うという。

■民主内グループは「派閥と違う」=民主・岡田氏
(2010/10/28-20:36)時事通信
 民主党の岡田克也幹事長は28日の記者会見で、党内の議員グループの活動について「派閥化している」との指摘があることに対し「一時の自民党の派閥とはだいぶ違う。同じ考え方、気持ちの通じる仲間が集まって意見交換をすることは悪いとは思わない」と述べ、問題はないとの見方を示した。

→同じことは、自民党の派閥擁護でもいわれてますね。

→派閥は、基本的には人事にからむもの。


→①党首選挙で総理を選ぶときに活動する。日常から存在していて、党首選挙のときに、グループで会合が候補者をかついで会合が活発化するなら、それは立派な派閥です。

→②内閣改造のときに人事に影響力を行使する。結果は人事に出てきます。

→自民党は小泉さんのときにこれを破壊しました。民主党はどうなんでしょう。たとえば②です。


■菅改造内閣、ベテラン重視…「抜てき」少なく
(2010年9月17日22時14分 読売新聞)
 17日に発足した菅改造内閣は、衆院当選6回以上の議員が半数以上を占め、主要閣僚への配置も含めてベテラン重視の布陣となった。その分、「抜てき人事」と呼べるのは、民間から選ばれた片山総務相と、当選3回で起用された馬淵国土交通相くらい。「新味に乏しい」との指摘も少なくない。
 仙谷官房長官は同日、首相官邸で閣僚名簿を発表した後、自ら「目玉人事」として、片山総務相、馬淵国交相、玄葉国家戦略相、蓮舫行政刷新相の4人を挙げた。そのうえで、「首相は挙党態勢を十二分に意識して、適材適所を意識して組閣を行った」と強調した。
 菅首相を含む18閣僚のうち、「初入閣組」と、それ以外の「閣内残留・再入閣組」は9人ずつ。グループ別でも、「閣僚ゼロ」の小沢グループを除き、菅、野田、前原、鳩山、旧民社党系はそれぞれ2人ずつで、「グループ均衡」に配慮した形跡がうかがえる

→各派きっちり2人づつって、自民党全盛期の派閥均衡人事でもここまでやったかどうか。小沢グループを除いたから目立ってませんが。

→派閥均衡人事の弊害はその分野のシロウトの人が大臣になること。今はどうですかね。



■民主党のグループ事情に異変! 我が世の春の「凌雲会」 凋落一途の小沢・鳩山グループ
2010.10.22 01:27産経新聞

 9月の民主党代表選後、民主党の議員グループに異変がおきている。菅直人首相を支持した「勝ち組」の前原誠司外相のグループなどが勢力を拡大しているのに対して、負けた小沢一郎元代表を支援した小沢グループや鳩山由紀夫前首相グループは勢いを失っている。民主党は自民党の派閥とは違って、所属グループの掛け持ちも認められていたが、「ポスト菅」もにらみ、「勝ち馬」に乗る傾向は続きそうだ。

 主流3派の中でも「わが世の春」を謳(おう)歌(か)しているのは前原グループ「凌(りょう)雲(うん)会」だ。

 これまで前原グループは定例会もなく、緩やかな集まりだったが、10月14日から毎週木曜昼に会合を開くことを決めた。かつての自民党の大派閥ばりにカレーライスを食べながら意見交換するスタイルで、21日昼は参院議員会館の会議室に前原氏や仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長代理ら42人が集結した。しかも衆院の当選1回生が22人を占めた。

 会合では若手を意識し、枝野氏が党の陳情の仕組みを説明したり、前原氏が尖閣問題や日米関係について説明した。

 野田佳彦財務相が中心で、蓮舫行政刷新担当相らが所属する野田グループ「花(か)斉(せい)会」も同様だ。以前から木曜昼に定例会を開いているが、「入会問い合わせは夏以降、増えている」(同会幹部)といい若手を中心に積極的に受け入れる方針だ。 ただ、主流3派のうち菅グループの「国のかたち研究会」だけは代表選以降、週1回の例会を開いていない。仕切り役が首相補佐官などで政府入りし、会の運営どころではないためだ。

 これに対し、党内最大の小沢グループの中核である「一新会」(衆院2回生から4回生まで45人)は代表選以降、活動が鈍っている。立て直そうとした矢先に小沢氏の強制起訴も直撃した。

 出席者を増やし、結束を強めるため、本会議の多い木曜日から火曜日夕方に定例会を変更したにもかかわらず、19日の定例会に顔を見せたのはわずか16人だった。総務副大臣に就いた鈴木克昌会長ら中心メンバーが公務を優先させているとはいえ、21日の凌雲会の参加者の半分にも満たなかった。

 代表選での締め付けがたたり「小沢氏を支持したいが、小沢グループの体質が嫌いだ」と敬遠する若手も増えている。

 危機感を募らせた小沢グループは、一新会と衆院1回生でつくる「一新会倶楽部」、参院小沢系が合同で、小沢氏を囲む勉強会を開催することを検討、求心力維持に躍起になっている。

 小沢氏を支持した鳩山グループも、急速に求心力を落としている。21日に国会内で開かれた定例会の出席者はほぼ半数の26人で、当の鳩山氏でさえ欠席する始末だった。

 取りざたされる小沢グループとの合併話も現実味を帯びていない。「まとめる役すらいないのに合併なんてできるわけない」(メンバーの一人)というのが実情のようだ。


→自民党ではなくなりつつある派閥政治が民主党で復活か?