官邸秘密外交の実態解明:ビデオ全面公開・9.29秘密合意路線破棄なくして日中関係改善なし! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

官邸秘密外交の実態解明:ビデオ全面公開・9.29秘密合意路線破棄なくして日中関係改善なし!

秘書です。
鈍い国会、尖閣問題が鎮静化しつつある(民主党幹部)?
今朝の読売新聞で、「ビデオ非公開の秘密合意」が、9月29日に外務省外し・官邸主導の秘密外交で合意されていた疑惑が浮上。
だから、民主党はビデオを公開しないのか?

ビデオ全面公開!9.29秘密合意全面公開!要求貫徹!


今朝の読売新聞の4面「外交劣化(上)その場しのぎ 国益危うく」に、尖閣問題・仙谷官房長官の一連の言動の核心部分が出ています。

・衝突事件以降、日本は中国の出方を読み切れず、その場しのぎの対応に追われた。象徴となったのが首相官邸が外務省を外し、民間外交に頼ったことだ。

・政府・民主党の要職にない細野は、仙谷官房長官の「密使」として訪中した。仙谷が旧知の中国コンサルタントを通じ、程永華駐日中国大使らと事前調整をした。

・細野やコンサルタントと中国外務省幹部との会談は足かけ7時間に及んだ。最後に登場した戴(秉国国務委員)は関係改善の前提としていくつかの要望をした。一つは、衝突事件を撮影したビデオの非公開だ。船長の違法行為を違法行為が表に出ることを懸念したのだ。これを受け、政府・民主党あビデオを一般に公開しない方針を固めた

・収拾を急いだことで日本側は譲歩を重ねた。中国側は、拘束していた「フジタ」社員の解放と、ブリュッセルでの日中首脳会談には応じたものの、日本の国益に直結するレアアースの扱いなどは積み残された。

・日本の外務省には「官邸による民間外交と外務省ルートの二元外交になった。中国の伝統芸である分断工作にやられた」と敗北感が漂う。


→マスコミのみなさん!この「9.29秘密合意」問題はビデオ非公開問題につながっている疑惑が浮上いたしました。

→もしも、政権中枢がこのような秘密外交、秘密合意を展開していたとすれば、国会としてどう対応しなければならないか、ということになってきます。国益のためには、秘密外交による秘密合意を破棄・遮断しなければならないでしょう。

→ビデオ非公開が続くということは9.29秘密合意路線が続くということ。

→ビデオ全面公開、9.29秘密合意徹底解明こそ日中関係改善の前提条件です!


→この前提条件がそろうまで、下記の記事にあるような「鎮静化」はありえません。


■尖閣問題で鈍い国会 民主幹部「沈静化しつつある」
産経新聞 10月22日(金)22時14分配信
 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり、全国の地方議会が政府に毅然(きぜん)とした対応を取ることなどを求める意見書を相次いで採択する一方で、国会の動きは鈍い。自民党は国会決議を各党に呼びかけているが、与党や野党の一部は日中関係への影響を気にして消極的なためだ。
 国会決議は、最近では自民党政権下の昨年5月、北朝鮮の核実験に抗議する内容の決議が衆院本会議で全会一致で採択された。しかし、漁船衝突事件に関しては、衆参両院の議院運営委員会理事会で議題にすら上っていないのが現状だ。
 民主党国対幹部は「正直、今は平成22年度補正予算案で頭がいっぱいだ。尖閣問題の決議は、衝突時のビデオが国会に提出されてから考えたい」と語るだけ。>別の党幹部は中国との間でこれ以上波風をたてるべきでないとして「事件は沈静化しつつある。すぐに決議をするという状況ではない」との考えを示す。
 ただ、与党内の一部にも国会決議を求める動きはある。民主党の原口一博前総務相ら超党派の「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」は、尖閣諸島が日本の主権下にあることを明確にするための決議を早急に与野党に働きかけて実現させたい方針だ。
 自民党は20日の国対会合で、中国政府に抗議する国会決議を目指すことを決めた。決議案は、尖閣諸島が日本固有の領土であることを強調し、一連の中国側の対応に「遺憾の意」を表明する方向で調整している。

→ビデオ非公開のまま国会が鎮静化するということは、官邸主導の秘密外交にようビデオ非公開を含むと思われる9.29秘密合意路線を国会も追認するということです。

■<尖閣巡視船衝突>釈放の船長 道徳模範で表彰 中国
毎日新聞 10月22日(金)23時50分配信
 【上海・鈴木玲子】中国紙によると、沖縄県・尖閣諸島付近で海上保安庁巡視船に衝突し、公務執行妨害容疑で逮捕され、処分保留で釈放された※其雄(せん・きゆう)船長が21日、「仕事に精励し奉仕した」のを理由に、地元の福建省泉州市から「道徳模範」として表彰された。
 香港メディアによると、※船長は同日夜、地元テレビ局での表彰式に姿を見せ、「敬業奉献模範」として他の5人とともに表彰された。その後、記者の取材をやんわりと断って観客席に戻った。
※は簷の竹かんむりを取る

→模範ということは真似する人もでてくるのでは?

■再び反日デモ予告、中国・重慶では
TBS系(JNN) 10月23日(土)1時3分配信
 23日にもデモが行われるという重慶。警備が強化されている様子は見られず、街の表情にも変化はありません。しかし、市民に話を聞くと・・・。
 「時間しだいですね。中国人なら皆行くべきだと思います」「尖閣諸島は昔から中国のものじゃないですか」(重慶市民)
 日本に対する厳しい姿勢がうかがえました。
 16日、成都や鄭州など中国の3都市で起こった反日デモ。学生など若者の姿が目立ち、一部が暴徒化するなど激しさを増していきました。
 もともと重慶は反日感情が強いとされる地域です。重慶の街中には、日本軍による空襲を伝える遺跡が残されています。市民の記憶の中に戦争が深く刻み込まれています。
 1941年、中国に侵攻した日本軍は、重慶に大量の爆弾を落としました。その激しい無差別攻撃は「じゅうたん爆撃」とも呼ばれています。重慶では10日にもデモが行われていますが、主催したのは、爆撃の被害者と家族の団体だったといいます。
 こうした反日感情が一気に表面化したのが、6年前に重慶で行われたサッカーのアジアカップです。
 「日本人よ、死んでしまえ」
 暴徒化した中国人サポーター。スタジアムの中では、「尖閣諸島を返せ」と書かれた横断幕も掲げられました。
 ここ数日は目立ったデモは起きていませんが、23日は重慶や四川省の徳陽、24日も南京や蘭州でデモへの参加が呼びかけられており、事態が沈静化したわけではありません。
 過去の混乱により、日本からの投資が滞っていた重慶では、デモによるさらなる混乱で、ますますブレーキがかかるのではないかという懸念もあるということです。

→反日デモがいつあるかわからない。そんな中で友好のためと譲歩を重ねる外交を続けていくのか。中国指導部がデモを抑えれば関係改善の証で、日本政府はそれに応えてビデオ非公開?

■仙谷氏イライラ隠せず、「ノーコメント」連発
(2010年10月22日20時05分 読売新聞)
 仙谷官房長官は22日の記者会見で、自らの国会答弁に対する批判への感想などを求められ、不愉快そうに「ノーコメント」を連発した。
 同日の参院議院運営委員会理事会で自らの答弁ぶりと、蓮舫行政刷新相の国会でのファッション雑誌の写真撮影問題で陳謝しており、イライラが隠せなかったようだ。蓮舫氏は「官房長官から厳しい叱責(しっせき)をいただいた。真摯(しんし)に受け止める」と記者団に語った。野党からは蓮舫氏本人の陳謝を求める声も出ている。

→国会答弁では、もはや、報道の事実確認質問を「拙劣」と問題の本質をすりかえる戦術は使えません。