国会運営:ビデオ公開先送り? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

国会運営:ビデオ公開先送り?

秘書です。
ビデオはAPEC以降に先送り?なぜ?


■尖閣ビデオ公開 APEC以降に先送り
産経新聞 10月22日(金)1時50分配信

 政府・与党は21日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が衝突の模様を撮影したビデオテープの国会提出について、来月中旬に横浜市で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議以降に先送りする方針を固めた。

 菅直人首相が議長を務め、中国の胡錦濤国家主席の来日が予定されているAPEC前に提出すると、中国側の反発を招く可能性があると判断したためだ。

 ビデオは巡視船「みずき」と「よなくに」がそれぞれ衝突時に撮影した。ビデオを見た前原誠司外相によると、「明白に中国漁船がかじを切って体当たりをしてきた」といい、公務執行妨害容疑で中国人船長を逮捕した日本側の主張を裏付ける証拠となる。

 衆院予算委員会は13日、全会一致でビデオ提出を要求することを決議した。ビデオを保管する那覇地検は20日、横路孝弘衆院議長から提出要求があったことを明らかにしている。

 ただ、政府・与党内には「早期に国会提出すれば、野党議員らが国民に反中感情をあおることも予想される」(民主党国対筋)との懸念がある。このため提出をAPEC後にし、提出後も予算委員会理事ら一部の国会議員らに限定し、全面公開は行わない方向だ。

 これに関連、仙谷由人官房長官は21日の参院内閣委員会で「公判請求されない事件の記録は一般的には公開してはならない。ただし公益上の必要があり、相当性があれば公開してもいいというのが刑事訴訟法47条の解釈だ」と指摘した。

 国会法104条も委員会が資料要求を議決した場合、原則として内閣は応じなければならないと定めている。だが「国家の重大な利益に悪影響を及ぼす」と判断した場合「提出する必要がない」と定めている。


→中国側も公式的にはビデオの全面公開を求めているのに、なぜ、ビデオ公開に中国側が反発するのか?

→野党が反中感情をあおる?これは国民に失礼ですね。国民は民主党政権で大丈夫か、という危機意識、不安感をもっていることを民主党に理解してもらうために色々なメッセージを発信しているのです。野党にアジられてではありません。政府・与党が本当に怖いのは、なんで船長を釈放したのかという国民の反菅政権感情に火がつくことでしょう?政権を維持するために汲々としていると、国益の判断を誤ります。

→火をつけているのは、民主党政権の誤った判断であり、それがAPECで外国指導者を歓迎しようという環境づくりにマイナスになっています。

→大阪府知事をみてください。毅然とした発言が結果的に日中関係の改善につながっているではないですか。国民が求めているのはこういうことです。民主党政権だけがそのことを理解せず、自体をどんどん悪化させています。



■法務副大臣「悪意はない」 枝野氏の中国人船長釈放・検察批判発言
産経新聞 10月22日(金)0時27分配信

 小川敏夫法務副大臣は21日の参院外交防衛委員会で、民主党の枝野幸男幹事長代理が20日に尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で那覇地検が勾留(こうりゅう)期限前に中国人船長を釈放したことを「半分、(検察に)悪意があるんじゃないかと思う」と発言したことについて、「那覇地検は事件を適正に処分した。悪意はない」と述べ、検察の意図的な対応を否定した。
 質問した自民党の佐藤正久は枝野氏に対する調査を求めたが、小川氏は拒否。このため、佐藤氏は同委員会に枝野氏を参考人として招致することを求めた。

→検察のかたと枝野さんに来てもらって、白黒決着をつけたほうがいいのでは?与党幹部のこうした根拠のない検察批判は、深刻な政治圧力になりませんか?


■野党 挑発的答弁に謝罪を要求
10月21日 16時46分 NHK
参議院議院運営委員会の理事会が開かれ、野党側は、仙谷官房長官の参議院本会議などでの答弁について「挑発的な態度が目立つ」として、議院運営委員会の理事会で謝罪するよう要求しました。

仙谷官房長官の国会答弁をめぐっては「不適切な発言が相次いだ」として、今月25日の参議院予算委員会の集中審議で仙谷長官が謝罪することが決まっています。こうしたなか、21日の参議院議院運営委員会の理事会で、自民党・公明党・みんなの党の理事が「仙谷長官は、参議院本会議でも挑発的な答弁をするなど、官房長官としてふさわしくない態度が目立つ」と批判し、議院運営委員会の理事会でも謝罪するよう求めました。これに対して民主党の理事は「何らかの形で対応したい」と回答しました。また野党側は、蓮舫行政刷新担当大臣が国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じたことに関連し、「撮影許可の申請をめぐり、蓮舫大臣と参議院事務局の説明が食い違っている」として説明を求め、民主党は、次回の理事会までに調査し、回答する考えを伝えました。