習近平の時代へ:民主党への失望感が広がっている?新たな「党の外交」とは? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

習近平の時代へ:民主党への失望感が広がっている?新たな「党の外交」とは?

秘書です。
中国の重要人事が発表されると、ぴたっと反日デモもおさまりましたね。


■習近平氏、外交に意欲=対日強硬派に勢いも-中国
 (2010/10/19-17:59)時事通信
【北京時事】中国共産党の次期最高指導者に内定した習近平国家副主席が、党外交に強い意欲を示していることが19日、分かった。党関係者が明らかにした。習氏は、漁船衝突事件で日本に対する強硬姿勢を誇示した軍の支持が厚い。対日外交方針にも影響が生じるかが注目される。
 党関係者によると、漁船事件で党内では「(日本の)民主党への失望感が広がった」という。対日戦略を再構築する必要性から、「指導部が研究機関に民主党研究を命じている」とされる。こうした中、習氏は「党の外交を指揮したい」と話しているといい、外交面でも影響力を強めていくことが確実視されている
 中国では同党の中央委員会第5回総会(5中総会)の最中に各地で反日デモが発生。公安当局に警備強化が指示されている期間に起きただけに、「軍などにある対日強硬論の強さを示した」(中国筋)とみる向きもある。
 「軍は(軍歴のある習氏に)強い身内意識を抱いている」(同)といわれる。このため北京の外交筋の間では、習氏の党中央軍事委員会副主席就任で、軍部の声がより反映されやすくなり、対日強硬派が幅を利かす可能性が指摘されている。 
 ただ、習氏は2008年4月、訪中した村山富市元首相らと会談した際、「(日本政界に太いパイプがあった前国家副主席の)曽慶紅氏が築いた伝統を守り、(日中関係の)発展に努力する」と語ったことがある。習氏は、同じ高級幹部子弟グループ「太子党」の曽氏に推されて出世コースに乗った。
 習氏自身は必ずしも対日強硬派ではないとの見方もあり、軍内の支持勢力の圧力を受けながら、自身の対日外交を模索することになりそうだ


→上記の記事はとても興味深いものですが、中国共産党内に民主党への失望感が広がり、指導部が研究機関の民主党研究を命じたとのこと、ここは重要ですね。民主党がいくら口先で「日米中正三角形論」をとなえ、漁船衝突問題で妥協を重ねても、かえって、失望されるということ、ここは民主党にはよく学習していただかないと。習氏のもと、中国共産党の「党の外交」がどうしてくるのか、注目です。しかし、民主党の「党の外交」は?あの細野「秘密」訪中では・・・、岡田幹事長、そろそろ・・・

■反日デモ拡大、民間交流にも再び影
(10月20日03:31TBS)

中国で3日続けて起きた大規模な反日デモが、回復し始めた日中の民間交流にも再び影を落としています。
 日本の高校生や大学生およそ800人からなる「日本青少年訪中代表団」が、19日から中国を訪れています。尖閣諸島沖で起きた漁船衝突事件の後では初めての訪中団になりますが、大規模な反日デモが発生したことを受けておよそ100人が参加を取りやめました。
 「微妙な情勢かと思うれど、中国側が招待してくれたので友好親善を図って、今後の関係を良いものにしたい」(参加者の女性)
 「デモが北京で起きるかもしれない。その現場もいい経験でしたので、見ておきたかった」(参加者の男性)
 また、当初の訪問先に反日デモが起きた陝西省の西安市と河南省の鄭州市が含まれていたため、日程も一部変更になりました。一行は、25日までの日程で中国各地の青少年と意見交換をしたり、施設などの見学をする予定になっています。

→こういう時期の招へい事業は断固とした決意でやっていますね。共青団系の交流でしょうか。こういう時期にリスクをとって訪中すれば、将来に向けていい人間関係を構築できることでしょう。しっかりと次世代リーダーとの交流をしてきてほしいですね。

→民主党の将来を期待される若手のみなさんも、こういうときこそリスクをとって訪中されてはいかがですか?去年の12月よりよほど人脈をつくるいいチャンスですよ。大激論になるとは思いますが大激論なしに信頼関係なんてできないでしょう。もっとも、招へいされていないかもしれませんが。