デモ:デモは平和的に!投石はいけません! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

デモ:デモは平和的に!投石はいけません!

秘書です。
日中関係はまた新しい段階に。
だからこそ、ビデオは公開を。
そして、デモは平和的に!



■東京で中国政府への抗議デモ
10月16日 21時42分 NHK
尖閣諸島沖で起きた中国漁船による衝突事件をめぐって、中国政府の対応に抗議するグループが、16日に東京都内でデモ行進などを行い、警視庁が警戒に当たりました。

警視庁によりますと、デモ行進は16日午後、東京・港区内で行われ、およそ2800人が参加したということです。デモ行進のあと、参加した人の一部は港区元麻布にある中国大使館を訪れ、中国政府への抗議文などを読み上げました。中国大使館周辺には一時、大勢の警察官が配置され警戒に当たりましたが、大きな混乱はありませんでした。


■【尖閣衝突事件】東京の中国大使館前で2800人デモ、沖縄でも集会
2010.10.16 20:23 産経新聞

尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、中国政府の対応に抗議するデモ隊=16日午後、東京都港区 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、民間団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)などが16日、東京都港区で中国政府に抗議するデモ行進をした。警視庁によると約2800人が参加、混乱はなかった。

 参加者はプラカードを掲げ「尖閣は日本の領土」などと訴えながら約2キロを歩いた。その後、中国大使館前で抗議文を読み上げた。「中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」と題した集会も開かれた。

 参加した無職、男性(71)=千葉県佐倉市=は「日本の現状を非常に憂慮している」。男子大学生(21)=東京都武蔵野市=は「日本の存亡にかかわるやばい事態だと思って参加した」と話した。

 沖縄県宜野湾市でも同日、「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」が開かれ、約700人が集まった。集会には尖閣諸島を擁する石垣市の中山義隆市長や、平沼赳夫氏ら国会議員7人が出席。沖縄県知事からもメッセージが寄せられた。


■尖閣問題で反中集会=中国大使館に抗議-東京
(2010/10/16-19:15)時事通信
 市民団体「頑張れ日本!全国行動委員会」(会長・田母神俊雄前航空幕僚長)などが主催し、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり中国に抗議する集会「中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」が16日、都内で行われた。主催者側によると、約3200人が参加したという。
 集会には田母神氏や西村真吾前衆院議員のほか、地方議員や文化人らが参加した。抗議集会、デモ行進の後、在日中国大使館を訪問。「事件は領海侵犯であり船長の拘置は妥当な措置」とした上で、船長の釈放要求など中国の一連の対応を批判、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領土問題は存在しない」とした抗議文を大使館のポストに入れた。

→デモは国民の意思表示の手段です。デモはあくまで平和的に。投石はいけません。

■中国各地で大規模反日デモ=成都の日系スーパーでガラス破損-東京集会に反発
(2010/10/16-22:32)時事通信
 【北京時事】尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐり、中国四川省成都市、陝西省西安市、河南省鄭州市で16日、数千人規模の大規模な反日デモが起き、成都市では日系スーパーのガラスが割られる被害が出た。東京で同日行われた中国大使館への抗議活動と集会に反発し、中国国内でデモの呼び掛けが行われていた。
 中国外務省は、同大使館に対する抗議活動について日本側に重大な関心を伝え、大使館員と施設の安全確保に有効な措置を取るよう要求した。
 9月7日に尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突する事件が起きた後、中国で反日デモが確認されたのは満州事変の発端となった柳条湖事件から79年となった同月18日以来。今回はそのときを上回る規模で、修復に向かっていた日中関係に影響が出る恐れもある。
 成都市では午後2時(日本時間同3時)ごろから2000人以上の大学生らが「釣魚島を守れ」「日本製品ボイコット」などと書かれた横断幕を掲げてデモ行進。イトーヨーカ堂の店舗のガラスが割られた。重慶の日本総領事館では「けが人の報告は聞いていない」としている。
 新華社電によると、西安市では大学生ら7000人以上が中国国歌を歌いながら行進。日の丸を燃やしたり、日系のスポーツウエア店に侵入したりし、行進ルート沿いの日系の店舗は営業を中止した。
 鄭州市では「祖国万歳」と叫びながらデモが行われ、学生は3時間後にキャンパスに戻った。参加者はインターネットで抗議活動の呼び掛けを見て集まったという。


■中国3都市で数千人の反日デモ 日系店に投石、被害出る
2010年10月16日22時55分朝日新聞
 【北京=林望、古谷浩一】中国の四川省成都など少なくとも3都市で16日、大規模な反日デモがあり、日系スーパーのガラスが割られるなどした。尖閣諸島問題を巡り東京の中国大使館前で同日、中国に対する抗議デモが予定されていたことなどに反発し、インターネットや携帯電話を通じてデモの呼びかけが行われていた。

 これほど大規模な反日デモが中国各地で起きたのは2005年4月、日本の国連安保理常任理事国入りの動きや、小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝に対する反発が広がった時以来となる。

 尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で悪化した日中関係は、今月初めにブリュッセルで菅直人首相と温家宝(ウェン・チアパオ)首相が会談し、関係修復の動きが進んでいたが、中国での根強い反日感情が示された形だ。今月下旬のハノイでの開催に向けて調整が進んでいる日中首脳会談など、両国関係改善への動きにも影響を与えるとみられる。

 北京の日本大使館や成都の日系企業駐在員らによると、16日午後2時(日本時間同3時)ごろから成都市のイトーヨーカ堂と伊勢丹の前に千人以上の若者らが集結し、「釣魚島(尖閣諸島)を返せ」などと叫び始めた。周囲の群衆も参加して数千人規模にふくれあがり、石やペットボトルも投げられた。イトーヨーカ堂は臨時休業し、客らを避難させた。窓ガラス2枚が割られ、シャッターも壊されたという。重慶の日本総領事館によると、成都市在住の日本人は300人前後で、けが人の情報などはないという。

 日本大使館や中国の新華社通信によると、陝西省西安市では7千人以上の学生たちが「日本製品を買うな」などと叫びながら行進。日本料理店のドアのガラスが割られたほか、一部が日系スポーツ用品店に押し入り、治安当局に排除された。河南省鄭州市でもデモがあったという。中国のネット上では13日ごろからデモの呼びかけが出ていた。

 日本大使館は16日、中国外務省に対し、在留邦人の安全確保などを要請した。

 東京では16日、尖閣諸島での漁船衝突事件に抗議する民間団体主催のデモがあり、主催者発表で3200人(警察発表1800人)が日の丸やプラカードを掲げ、「中国による主権侵害を許さない」などと気勢を上げた。


■中国3都市で大規模反日デモ 計1万人超、尖閣めぐり抗議
2010/10/16 23:33 共同通信

【成都共同】中国四川省成都など3都市で16日午後、計1万人を超えるとみられる大規模な反日デモが起き、成都では日系スーパー、イトーヨーカ堂の店舗の窓ガラスなどが破壊された。沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた中国漁船衝突事件をめぐり、東京の中国大使館前で同日、尖閣諸島の領有権を主張する中国への抗議デモが行われており、中国のデモ隊はこれに対抗、「日本は釣魚島から出て行け」などと叫んだ。

 中国での大規模な反日デモは、日本の国連安全保障理事会常任理事国入り問題などがきっかけとなった2005年4月以来。菅直人首相と中国の温家宝首相が今月上旬にブリュッセルで会談し、改善に向かい始めた日中関係は、再び緊張した。

 新華社電などによると、成都の反日デモには学生ら若者2千人以上が参加。陝西省西安でも7千人以上がデモ行進、日本料理店の窓ガラスを壊し、日系スポーツ用品メーカー、ミズノの店舗に押し掛けた。河南省鄭州でもデモが行われた。

 北京の日本大使館によると、日本人が負傷したとの情報は入っていない。日本大使館は中国外務省に現地在留邦人の安全確保などを要請した。


■若者の反日感情、制御できず デモ、中国指導部に打撃
2010年10月16日23時10分朝日新聞

【北京=坂尻信義】中国の少なくとも3都市で16日に起きた反日デモは、対日関係の修復に乗りだした中国共産党・政府に打撃を与えた。愛国教育の影響で反日感情が根強い若者たちが、日本との「戦略的互恵関係」の構築を目指す胡錦濤(フー・チンタオ)体制の足元を揺さぶった形だ。月末にハノイで温家宝(ウェン・チアパオ)首相が、11月には横浜で胡国家主席が菅直人首相との首脳会談に臨むべく準備を進めている中で、中国の指導部は世論を見極めながらの難しい対応を迫られる。

 ブリュッセルでのアジア欧州会議に際しての温首相と菅首相の「廊下会談」に続き、梁光烈国防相は11日、ハノイのホテルの廊下わきのソファで北沢俊美防衛相と会談。国営新華社通信がどちらも「会談」という言葉を使わないなど、中国側は薄氷を踏むように対日関係の修復に踏み出していた。

 16日のデモも、新華社は英文配信だけによる報道を続けた。デモを黙殺することは避けつつ、中国社会に情報が一気に広がることは避けたい、という指導部の意向が透けて見える。

 北京では15~18日、共産党の第17期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催中だ。ほぼ1年に1回のペースで開かれ、5年に1度の党大会の職権を代行、党の重要な方針を決める。その期間中にこうしたデモが起きることは地方都市でも極めて異例で、大衆の自発的な行動を党中央が抑えきれないことを露呈したといえる。

 江沢民前国家主席が主導した愛国教育の徹底で反日感情を植え付けられ、目覚ましい経済成長の恩恵も享受している若い世代の多くは、1972年の日中国交正常化以降に日本の戦争責任を問いながらも、その経済成長には熱いまなざしを注いだ世代とは違う対日観を持っている。

今回のデモは80年代に生まれた「80後」や、90年代に生まれた「90後」と呼ばれる世代の参加が目立つ。現地から発信された写真には「沖縄を回収、解放せよ」といった過激な横断幕を掲げる若者たちの姿が写っている。偏狭で過激なナショナリズムが、東京で反中デモがあるといった情報などに反応し、反日感情に火がつくことは今後もあり得る。だが、大衆の感情を制御するのは容易ではない。


■「反日デモはマスゲーム」中国有名作家が「愛国」に一石
2010年10月16日17時8分朝日新聞

 反日デモは政府に踊らされたマスゲーム――。尖閣諸島沖の衝突事件で日中の緊張が高まった先月、中国の若手人気作家、韓寒さん(28)が自身のブログで発表した文章で、民族主義的な反日の動きを冷ややかに切り捨てた。当局によってすぐに削除されたが賛否両論を呼び、多様化する市民の声を映しだした。

 「内政の問題ではデモのできない民族が、外国に抗議するデモをしても意味はない。単なるマスゲームだ」。文章を発表したのは、中国各地で反日デモの呼びかけが広がった9月17日。ネットなどで燃え上がった反日世論とは一線を画す立場を鮮明にした。

 主張を貫くのは、中国国内に多くの矛盾を抱える中、政府が外国と対立するたびに庶民が「愛国」を叫ぶことへの疑問と、政治には踊らされないという冷めた視線だ。

 政府の土地開発で立ち退きを迫られて抗議の自殺をした庶民や、当局に拘束された作家の名前を挙げ、「もし唐福珍や謝朝平のためのデモをすることができるなら、釣魚島や(妨害された北京)五輪聖火リレーのために自分もデモに参加しよう」とした。

 土地の私有が認められていない中国の国情を踏まえ、こう問いかけてもいる。「土地を持たないものが他人のために土地を争い、尊厳の与えられていないものが他人の尊厳を守ろうとする。そんな安っぽい人間でいいのか」

 文章はその日のうちに削除されたが、ネット上で広がり議論を呼んだ。「失望した」「かっこつけの政府批判」との批判と同じくらい、「よくぞ言った」「自分の気持ちをこれほど明快に表現した文章はない」といった支持が集まったという。

 韓さんを知る上海の編集者、秦俟全氏は「文章は政府や極端に民族主義的なグループと一線を画す、少なくない中国の声を反映した。中国社会が変化のただ中にあり、民間にも多様な声があることの表れだ」と話している。

 韓さんは若者からカリスマ的な支持を集め、ブログの閲覧数は4億回を超える。米タイム誌で今年、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。(林望)