中国語通訳なき首脳「会談」:まさか、官邸主導でセットしたのか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

中国語通訳なき首脳「会談」:まさか、官邸主導でセットしたのか?

秘書です。

日中首脳「会談」の通訳問題が話題になっています。
不思議なのは、外務省中国担当セクションが水面下の調整にかかわっていれば、絶対に、通訳を準備したであろうことです。

外務省の中国担当を排除して、日中首脳「会談」がセットされてしまったのではないでしょうか。

誰がセットしたのか。第一の可能性は、民主党「秘密」外交です。

そして、第二の可能性は、官邸外交です。



■官房長官 早期解放を働きかけ
10月6日 12時16分 NHK
仙谷官房長官は記者会見で、日本の建設会社「フジタ」の上海にある現地法人の社員、高橋定さんが今も中国の当局に拘束されていることについて、中国政府に早期の解放を強く働きかけていく考えを示しました。

中国の河北省石家荘で先月20日に拘束されたフジタの社員ら4人のうち、3人は拘束が解かれて帰国しましたが、現地法人の社員、高橋定さんは、「居住監視」の状態に置かれたままです。これについて、仙谷官房長官は記者会見で、「早く解放するよう、中国政府に繰り返し強く働きかけていく。それにあわせて、どういう手続きで軟禁的な拘束が行われているのかも、しっかりと聞く必要がある」と述べました。また、仙谷官房長官は、ベルギーで行われた菅総理大臣と中国の温家宝首相の日中首脳会談をめぐり、仙谷長官が中国政府で外交を統括する戴秉国・国務委員と事前に電話で調整したという一部の報道について、「外交にかかわることであり、10年後20年後に明らかになるのかどうかはわからないが、現時点ではノーコメントだ」と述べました


10年後、20年後ではない。今国会で明らかにします。

この問題は、通訳をつけないという国益の棄損のリスクを官邸主導でやっていたのではないかという問題です。歴史の問題ではなく、現在進行形の危機管理の問題です。