速報:日中首脳会談と菅首相スピーチ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

速報:日中首脳会談と菅首相スピーチ

秘書です。
日中首脳会談実現という「形」が問題ではなく、これで事態の「流れ」が変わるのか、中国側の対応が変わるかどうかです。



■日中首脳が会談=戦略的互恵関係の進展確認
時事通信 10月5日(火)6時18分配信
 【ブリュッセル時事】菅直人首相は4日夜(日本時間5日未明)、ブリュッセル市内で中国の温家宝首相と約25分間会談した。両首脳は、現在の日中両国の状況は好ましくないとし、戦略的互恵関係を進展させようとの原点に戻ることを確認した。会談後、首相が記者団に明らかにした。
 首相は尖閣諸島については「わが国固有の領土であり、領土問題は存在しない」と主張。一方、日中のハイレベル協議を適宜行うことで合意するとともに、延期されている民間の交流も復活させた方がいいとの考えで一致した。 

会うことが目的ではありません。

下記のスピーチで、日本国民の思いは世界に伝わったのでしょうか?


■菅首相スピーチ要旨
(2010/10/05-05:31)時事通信
 【ブリュッセル時事】4日(日本時間5日)のアジア欧州会議(ASEM)首脳会議での菅直人首相のスピーチ要旨は次の通り。
 【世界経済の現状とわが国の取り組み】わが国経済は厳しいながらも持ち直してきているが、出口(論)には早いので景気刺激の予算を立て、「新成長戦略」をつくった。デフレ脱却を最重点課題として強力な政策を進めている。
 【ASEM各国の経済成長に向けて】ASEM参加国には世界経済に対する責務がある。経済連携協定(EPA)については各国が努力しているが、日本も障壁を減らし、欧州連合(EU)などとのEPAを進めたい。
 【APEC】わが国は本年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)議長だ。11月の横浜での首脳会議では、地域経済統合と地域の成長戦略で具体的成果を出すべく、議長として頑張りたい。共に成長を実現していく上では、資源取引や貿易を含め国際社会の共通のルールを相互に順守することがより重要だ。
 【グローバルな課題】アジアと欧州は、気候変動、エネルギー問題、核軍縮・不拡散、アフガニスタン・パキスタン支援、イランの核問題、北朝鮮の核・ミサイル開発といった課題に共に力を合わせて取り組む必要がある。

■首相 国際ルール相互順守強調
10月5日 6時25分 NHK
菅総理大臣は、ベルギーで開かれているASEM=アジア・ヨーロッパ首脳会議で演説し、各国がともに成長するためには、強固な信頼関係が不可欠だとして、中国を念頭に、資源の取り引きや貿易などの国際ルールを相互に守る重要性を訴えました。

菅総理大臣は日本時間の5日未明、ASEMの首脳会議のうち、世界経済の課題などを話し合う会合で演説を行いました。この中で菅総理大臣は「ASEMは、世界経済の均衡ある成長に向け、アジアとヨーロッパが一体となって協調・協力していくことを確認するまたとない機会だ」と述べました。そのうえで、菅総理大臣は「アジアとヨーロッパが、ともに成長を実現していくためには、資源の取り引きや貿易を含め、国際社会の共通のルールを守ることがより重要だ。各国が責任ある行動を取りながら、強固な信頼関係を醸成していくことが不可欠だ」と述べ、中国から日本へのレアアースの輸出手続きが事実上止められていたことなども踏まえ、中国を念頭に、国際的なルールを相互に守る重要性を訴えました。また、菅総理大臣は「日本経済は厳しいながらも持ち直してきているが、出口には早いので、景気刺激の予算を作った。まずはデフレ脱却を最重点課題に、特に雇用を軸とした具体策を講じている」と述べました。