茶会党:日本にどう波及してくるでしょう | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

茶会党:日本にどう波及してくるでしょう

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■茶会党勢力が大幅に台頭 - WSJ/NBC世論調査
http://twitter.com/WSJJapan
2010年 9月 29日 13:41 JST
 保守系の草の根運動「茶会党」の、米国の政治における影響力が高まっている。この「小さな政府」を推進する運動に、大多数の米共和党員が親しみを感じており、茶会党は今や共和党内における中心的勢力となりつつある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙とNBCの最新の共同世論調査で明らかになった。


 調査によると、共和党員の71%が自らを茶会党の支持者であるとし、茶会党に好印象を持っている、または11月2日の中間選挙では多くの茶会党候補者が勝利することを期待していると回答した。

 茶会党は既に、今年行われた中間選挙の予備選挙で、共和党指導部が支持する現職議員や候補者を、彼らに対する小さな政府主義を貫く姿勢に欠けるとの批判を追い風に、敗北に追い込むことに成功している。

 調査の結果からは、歳出削減と民主党の政策課題への反対姿勢を強硬に打ち出す茶会党の影響力の拡大により、今後共和党は一段と保守化し、民主党との政策の妥協点を見いだすことにますます消極的になることが予想される。

 共和党の世論調査員、ビル・マッキンターフ氏は茶会党について「基本的に、非常に大きないら立ちを感じている保守派の共和党員だ」と、言う。

 同氏はさらに、調査結果をみる限り、秋の中間選挙で共和党が下院または上院を掌握した場合、「新たな多数派が、大統領や民主党政権と妥協の余地を見いだそうとする機会は極めて限られたものになる」ことを示しているとの見方を示した。

 保守党の世論調査員、ピーター・ハート氏によると、世論調査では、11月の中間選挙で最も強い投票意欲を示している有権者の3分の1を茶会党支持者が占めていることが明らかになった。これは、茶会党が「2010年をけん引する勢力のごく少数にとどまるものではなく、巨大な部分と化している」ことを示すものだ、とハート氏は述べる。

 強い投票意欲を示している有権者に、どちらの政党に議会を掌握してほしいかを尋ねたところ、46%対43%で共和党がわずかに上回った。これは、1カ月前の9ポイントのリードから、やや差が縮まったことを示している。

 だが、共和党には、熱狂的な支持者が多く、依然優勢を保っている。共和党有権者の3分の2が、中間選挙に極めて高い関心を持っていると回答した。同じ質問に対する民主党有権者の比率は約半数であることからして、共和党有権者の方が実際に投票所に足を運ぶ可能性が高いことが分かる。

 この選挙に対する「温度差」の拡大をけん引しているのも茶会党だ。茶会党支持者の4分の3が、中間選挙に極めて高い関心を持っていると回答している。

 オバマ大統領の支持率は依然低迷している。同大統領の仕事ぶりに満足していると回答した人は46%だった。また、民主党のナンシー・ペロシ下院議長に対しても、肯定的な見方をしている人は22%で、半数が否定的な見方をしている。

 こうした調査結果は、茶会党が過去2年で、いくつかの活動家団体で構成されるゆるやかな連合組織から、共和党内の人気ブランドへと成長したことを如実に物語っている。その証拠に、茶会党勢力は、最近行われた多くの予備選挙で対立候補を打ち破る活躍を見せている。

 ユタ州のロバート・ベネット氏やアラスカ州のリサ・マカウスキ氏などの現職の共和党上院議員の敗北や、最近行われたデラウェア州の予備戦での一部茶会党グループが支持するクリスティン・オドネル氏の勝利などが、その好例だ。オドネル氏は、共和党主流派が強力に推したリベラル派のマイク・キャッスル共和党下院議員を退けている。

 共和党内での茶会党勢力の勢いは、2012年の大統領選に向けてオバマ大統領の対立候補選びが始まる2011年以降、さらに拡大する可能性がある。

 その恩恵を最も受ける可能性が高いのが、元アラスカ州知事のサラ・ペイリン氏だ。最新の世論調査では、茶会党支持者の約3分の2がペイリン氏に肯定的な見方を示しており、調査で挙げられた民主党の大統領候補になることが有力視されている人物の中で最も人気が高かった。

 また、前アーカンソー州知事のマイク・ハッカビー氏と元下院議長のニュート・ギングリッチ氏に対しても、茶会党支持者の過半数をやや超える人たちが肯定的な見方を示している。一方、前マサチューセッツ州知事のミット・ロムニー氏に肯定的な見方を示していると答えた人は、10人中4人にとどまった。

 茶会党運動が活発化するなか、オバマ大統領と民主党幹部は、茶会党が推す候補者に共和党内の過激派というレッテルを貼ることで、支持者の掘り起こしを図り、無党派層の支持を集めようと必死に取り組んでいる。

世論調査の結果によると、この戦略の成果は不透明だ。無党派層の3分の1以上が、茶会党への親しみを表明している。だが、茶会党勢力が議会で大きな勢力になることについては、10人に4人が容認できないと回答している。また、無党派層の過半数が茶会党支持者ではないと答えている。

記者: Peter Wallsten and Danny Yadron


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