今日の鉄道ニュース | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

今日の鉄道ニュース

全国200万の鉄道ファンのみなさま、明日から涼しくなるのでしょうか?
「志士の目鉄道研究会」です。
明日も重要な鉄道イベントがございます。

まずは、銚子電鉄のさよなら運転のニュースから。


■デハ701とデハ801 あす、さよなら運転
(2010年9月22日 読売新聞)

 銚子電鉄の利用者や鉄道ファンに親しまれてきた電車「デハ701」(1942年製造)、「デハ801」(50年製造)のさよなら運転が23日に行われる。両車両は、新車両導入で営業運転から外れ、8月から休車となっており、さよなら運転を最後に廃車になる予定。

 デハ701は、近江鉄道(滋賀県)から買い取り、78年から運行。デハ801は、伊予鉄道(愛媛県)から購入し、86年から運行してきた。ともに床や窓枠は木製で、車軸にモーターの回転を直接伝える「吊(つ)り掛け駆動方式」のため、振動も大きく、モーター音が車内に響く古めかしさも人気を集めた。

 さよなら運転では、別の電車と連結して銚子―外川駅間(6・4キロ)をデハ701が6往復、デハ801が5往復する。さよなら運転に向け、各車両には、「ありがとう デハ801」「惜別 デハ701」のヘッドマークが取り付けられた。同電鉄は「長年愛された車両で、多くの人に別れを惜しんでもらえれば」としている。

 問い合わせは銚子電鉄(0479・22・0316)へ。

私が銚子電鉄にいったころは、まだかわいらしい電気機関車が現役でハフ1、ハフ2もおりました。盛大な惜別運転になりますことを!

もうひとつ、明知鉄道沿線の農村風景を楽しみましょう。


■「農村景観日本一」でお堂巡り
2010年09月22日 09:54岐阜新聞

「秋の月待ちお堂めぐり」のチラシ
◆23日に恵那市でイベント

 「農村景観日本一」の恵那市岩村町の富田地区で古いお堂などを巡るウオーキングイベント「秋の月待ちお堂めぐり」が23日、同地区一帯で開かれる。

 田園景観の保存などを目的に、同地区の住民でつくる「富田をよくする会」の主催で、今回で17回目。

 スタートは同町歴史資料館と明知鉄道飯羽間駅の2地点で、参加者は、田園風景の中に点在するお堂など10カ所のチェックポイントを回りながら、約7キロの散策を楽しむ。枝豆、お茶のサービスなどのコースイベント、ゴールのふるさと富田会館で抽選会などもある。

 参加費は大人500円、中学生以下300円で当日受け付け。問い合わせは「まち並みふれあいの舘」、電話0573(43)4622。

日本一の農村景色って、どんななんでしょう?
同じく岐阜新聞から養老鉄道の話題。この産業と鉄道の連携は、新しいですね。


■養老鉄道モチーフにオーディオアンプ
2010年09月22日 09:55岐阜新聞

◆100周年記念で限定販売

 来年創業100周年を迎える養老鉄道(本社大垣市)は、同市の音響機器メーカーと共同企画で製造した記念のプリメインアンプ「KU―506」を、22日から100台限定で販売する。筐体(きょうたい)は同鉄道の車両と同じマルーン(えび茶色)で、シリアルナンバーも刻印。鉄道ファンだけでなく、オーディオファンにも興味引かれる一品となりそうだ。

 音響機器メーカーは小型アナログアンプが専門で、欧州など30カ国以上に輸出している大垣市浅草の「ムジカ」(眞壁征生社長)。眞壁社長が養老鉄道の利用促進を呼び掛ける「乗って残そう揖斐養老線実行委員会」の会長を務めている縁もあり、今回の共同企画となった。

 このアンプは幅82ミリ、高さ60ミリ、奥行き260ミリ。2系統の入力端子があり、出力は左右それぞれ20ワット。小型だが、真壁社長が「低音域が伸びるよう調整した。小型オーディオなどと接続してもらえたら」という自信の品。形式名は同鉄道で最も古い1963(昭和38)年製造の車両「ク506」にちなんだ。

 価格は3万9800円(税別)。申し込み・問い合わせは同鉄道、電話0584(78)3400。


そして、上信電鉄の「デキ」復活!この電気機関車、新幹線のない国鉄時代、上越線にのって新潟方面に向かうとき、高崎駅の右側に必ずいました。「デキ」をみると、高崎にきたなあ、さあ、これから山越えだな、と思ったものです。

■国内最古級の電気機関車「デキ」 来年、4年ぶり運行へ 群馬
2010.9.22 03:33産経新聞
 ■DC期間中「レンガ列車」牽引

 上信電鉄(本社・高崎市)が、国内最古級の電気機関車「デキ型電気機関車」の来年春からの運行再開に向け、準備を進めている。平成19年3月以降、モーターなどの老朽化のため、本線での運転を見合わせてきたが、来年夏の大型観光PRイベント「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、沿線自治体などが整備費用を負担することで、運行再開を決定。同電鉄は「観光での鉄道利用が増えてくれれば」と期待を寄せている。(西村利也)

 同車両は、ドイツのシーメンス・シュケルト社製の凸型電気機関車で、同電鉄には大正13(1924)年に3両が導入され、高崎-下仁田間で貨物列車を牽引(けんいん)。平成6年に同区間の鉄道貨物輸送が廃止となった後は、1両が廃車となり、2両がイベント列車などに使用されてきたが、19年3月に起きた脱線事故を機に、車体を確認したところ、モーターなど駆動系の老朽化が発覚。修理費用などがネックとなり、その後は本線での運行は行われていない。

 一方で、鉄道ファンを中心に、運行再開を求める声が相次いでいることなどから、県や沿線5市町村(高崎市、富岡市、甘楽町、下仁田町、南牧村)は「乗客増加や沿線地域の活性化に役立つ」(県交通政策課)として、整備費計約1500万円を負担することを決定。

 同電鉄では来年春以降の臨時列車としての利用を検討するとともに、来年7~9月のDC期間中、世界遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」をPRする「レンガ列車」を牽引させることを決めた。

 今月26日に高崎市鶴見町の同電鉄本社前広場などで開催される「鉄道感謝フェア」で、デキの撮影会や運行再開のPR活動も行う予定という。

 同電鉄では「デキはいろいろな人の思いが詰まった貴重な財産。多くの人に、その歴史あふれる勇壮な走行を楽しんでもらいたい」と話している。

新潟にいくと軽便鉄道の越後交通栃尾線にのったわけですが、今日も、軽便鉄道の話題。仙北鉄道は軽便鉄道です。

■懐かし風景 全県カバー DVD「昭和の情景」続編を発売
2010年09月22日水曜日河北日報

 昭和40年代を中心に宮城県内の懐かしい映像を集めたDVD「懐かしのせんだい・みやぎ物語 続・昭和の情景」が発売された。ほぼ全県をカバーし、昨年発売の前作に比べ、仙台市以外の地域の映像を多く収録している。

 県内の懐かしいローカルCMソングのCDを制作した「せんだいCM特捜隊」と仙台放送の共同制作で、主にニュース映像から、生活や風俗、開発にまつわる映像を集めた。岩手・宮城内陸地震で被災した宮城県栗原市耕英地区で、当時始まったイチゴ栽培の様子なども収められている。
 交通機関では、仙石線をはじめ、登米・栗原地域の足で廃線となった仙北鉄道も収録。廃棄予定だった蒸気機関車「C60」が、仙台市の西公園に移設される場面も入っている。
 宮城県登米市出身の漫画家石ノ森章太郎さんや、当時はやったヒーローショーの映像も。ウルトラセブンの撮影会の場面では、歌手の尾崎紀世彦さんらが再吹き込みしたウルトラセブンの歌を使用。歌は特典のCDにも収められている。
 133分、ブックレット付きで4800円(税込み、CD付き)。書店などで販売。昭和の情景との2冊セット(きり箱入り)9600円(同)もある。連絡先は仙台放送フリーダイヤル(0120)973768。

次に、保存鉄道の話題を2つ。
パイロットの機長さんたちで、ディーゼルカーの振動がたまらなくすきなみなさんの活躍。


■鉄道愛好家が守る大畑線 保存会、手弁当で9年
2010年9月20日朝日新聞
 「昭和」を感じさせる赤と肌色のツートン・カラーで色づけされた列車が、ゆるゆると動き出した。

 下北半島の「まさかり」の柄と刃の境を南北に結び、2001年に廃線となった本州最北の鉄道、下北交通大畑線(下北―大畑間)。終点だった大畑駅(むつ市大畑町)のだれもいないプラットホームは、毎月第3日曜だけ人気が戻る。「大畑線キハ85動態保存会」の運転会だ。

 大畑線は1939年に開通、85年に旧国鉄から下北交通に移管された。だが、収益悪化によって01年3月限りで廃止と決まった。

 これを知った鉄道愛好家で航空パイロットの嶋望海(もちみ)さん(51)は、下北交通社長に手紙を書いた。北海道旅行などで乗って親しみがある寒冷地仕様のキハ85を、航空会社の仲間でつくる鉄道愛好会で保存したいという。社長は申し出を受け入れ、全国的にも珍しい車両が動く形での保存が実現した。

 同会には現在、さまざまな業種から約30人が参加。4~11月の毎月第3日曜には、点検も兼ねて2台のディーゼル車を走らせる。1日200円で乗り放題。本州最北の鉄道の「運行」目当てに、全国から鉄道ファンが集まる。

 19日の運転会。キハ85が約200メートルのレール上を時速5キロほどでゆっくりと走り始めた。運転士も、車掌も、改札も、すべて保存会のメンバーだ。安全確認やポイントの切り替えも慣れた手つき。大半は県外者なので、前日に飛行機や新幹線でやって来て、旅費はもちろん車両の維持費や燃料代、レンタル代もすべて会員たちで出し合う。

 鉄道会社員で元運転士の綱島健太郎さん(35)の身のこなしは、さすがに手慣れたもの。それでも「車種が全然違うからおもしろいんですよ」と言う。残っている線路や車庫のある場所は私有地なので、経験のないメンバーも運転が可能という。鉄道愛好家には格別だ。

 来年で10周年とあって、地域にも浸透。地元の夏祭りでも臨時に運転する。廃止されたはずの列車が動いていることに久しぶりに帰省した人が驚き、乗りに来たこともあった。

 05年にはもっと楽しんでもらおうと、動かない車両の中にジオラマ(鉄道模型)を作った。線路総延長は90メートル。レールの音が少しでも本物に近づくように、レールにわざと切れ目を入れるなど、細部までこだわった。

 「地域の人たちのことを考えず、自分たちだけが楽しんでいても意味がない」と嶋さん。「少しでも長く続けて大畑線の文化を残し、地域に元気を与えたい」(藤原慎一)

中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba
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そして、北海道の「りくべつ鉄道」!!

■列車体験施設の「りくべつ鉄道」 駅から2キロ走る初運行 イベントも大にぎわい
(09/20 13:06)北海道新聞


 【陸別】旧ふるさと銀河線陸別駅に2008年4月に開業した列車運転・乗車体験施設「りくべつ鉄道」は19日、初めて駅構内を出て北見方面へ約2キロ走行する特別列車3便を運行した。

 同日の第2回りくべつ鉄道まつり(陸別町観光協会主催)の企画で、特別列車は気動車の2両編成。駅北側にある旧金沢踏切の町道を一時通行止めにして列車を通し、次の旧松浦踏切まで時速20~30キロの低速で運行した。

 第1便は、独身の男女が語り合う「婚カツ列車」。札幌や帯広、北見などから集まった男性31人、女性17人が車内でゲームや会話を楽しみ、1組のカップルが誕生した。その後は、一般客を乗せて2往復した。

 同鉄道は、駅構内の約500メートルの線路を利用しているが、将来の区間延伸を見込み、町は旧川上駅まで9・8キロの線路を撤去せず、残している。

 銀河線廃止から4年半たち、線路脇に伸びた樹木の枝払いが必要だったが、線路の状態は良好。同鉄道を運営する町商工会は「保線など課題も多いが、区間を延伸して来訪者増につなげたい」と話している。(小林基秀)

http://business4.plala.or.jp/rikutetu/top.htm

http://shibare.or.jp/train/36.html

りくべつ鉄道にいくには、JAL国内ツアーもあります。
http://www.jal.co.jp/domtour/shunkan/course2010/149/
「りくべつ鉄道」の運転体験では、かつての運転士から短時間運転の手ほどきを受けた後、実際にハンドルを握って駅構内の全長500メートルほどの線路を行ったり来たりしています。ディーゼルカーの鳴らすプァーンという軽い警笛音が静かな町に盛んに鳴り響く様は、何やら町が非常に活気づいた感をもたらしています。
鉄道を観光振興の一助にと手掛ける自治体は全国でも見られますが、陸別町の様に町の中心位置を舞台にして性根据えて取り組む姿は極めて貴重と言えます。
おそらくは「鉄道こそ我が町を拓いた原点」という歴史的な経緯が町民のDNAに深く深く根付いているのではないでしょうか。そのひとかたならぬ思いがこの「りくべつ鉄道」に込められている様に思われます。北海道を訪れる際、鉄道好きの方ならば是非とも足を延ばしてみて頂きたい町、それが陸別町です。

なんと、「タモリ倶楽部」的な旅ができる??

■鉄道大好きホリプロ南田マネと行くツアー開催
2010年09月20日スポニチ
 テレビ朝日系「タモリ倶楽部」などで鉄道好きで知られるホリプロの南田裕介マネジャー(36)が10月2~3日に鉄道ツアーを開催する。

 「鉄道好き有名人と行く信州の旅」と題し、しなの鉄道169系などに乗車。姨捨(おばすて)駅では日本三大車窓の「善光寺盆地の夜景」を見学する。同社の久野知美アナ(28)、タレントの田中いちえ(27)も同行。問い合わせは日本旅行=(電)042(527)9535=まで。

最後に、上田電鉄の話題です。

■別所線に名物「ハーモニカ駅長」 懐かしの童謡、電車内で

2010/09/21 11:58 共同通信

 電車内でハーモニカを吹く上田電鉄別所線・上田駅の春原貞良駅長=8月、長野県上田市
 うさぎ追いし かの山

 こぶな釣りし かの川

 田園風景が連なるローカル鉄道の車内に、童謡「故郷」の音色がゆったりと流れる。20人ほどの乗客はみな目を細め、懐かしそうに歌う。白い制服姿でハーモニカを吹くのが、長野県の上田電鉄別所線の上田駅長春原貞良さん(62)。別所線の名物「ハーモニカ駅長」だ。

 乗客はツアーの中高年が中心。春原さんは全員に歌詞カードを配り、談笑しながら20分で10曲ほどを演奏。「あっという間だったよ」と名残惜しそうに降りていく客を、バスまで見送った。

 車内で演奏するようになったのは2006年秋。沿線の温泉から帰る観光客と会話が弾み、たまたま前の晩の宴席で演奏してそのまま持ち歩いていたハーモニカで故郷を吹いた。これが意外と喜ばれ、観光地の少ない路線のPRになればと続けてみた。

 「上を向いて歩こう」「みかんの花咲く丘」といった曲に、いつしか客も声を合わせるようになり、晴れやかな笑顔で降りていく姿を駅で見送るのが楽しみになった。

 評判が評判を呼び、ハーモニカ電車がプランに組み込まれたツアーも生まれた。春原さんは2年前に上田電鉄を定年退職したが、その後も嘱託社員として団体客が乗る車内で演奏を続けている。