今日の鉄道ニュース!(がんばれ紀州鉄道特集) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

今日の鉄道ニュース!(がんばれ紀州鉄道特集)

全国200万の鉄道ファンのみなさま、おはようございます。
鉄道シーズンの秋。
紀伊半島方面行楽の方、関空ご利用の方、是非とも、紀州鉄道に足をはこんでください。



■紀州鉄道、10月から5往復減 開業以来初の大幅減便
2010年9月18日朝日新聞

 御坊市内を走る紀州鉄道(西御坊―御坊、2.7キロ)が10月1日にダイヤ改定をして5往復を減らす。経費節減が目的で、1931(昭和6)年の開業以来初めての大幅減便だという。「乗客が0~2人と少ない時間帯を選び、影響を最小限にした」と説明している。

 紀州鉄道御坊事業所によると、現在のダイヤは、6時台から21時台までに1日計26往復している。10月の改定で、10、11、12、14、20時台の各1往復がなくなり、計21往復になる。

 1日の乗客は100~200人で、約7割は学門駅近くの県立日高高校の生徒が占める。経営状況は苦しく、100円を稼ぐのに必要な経費(営業係数)は367.8円。今回の減便で月約4万円の赤字削減効果があるほか、従業員の労働負担軽減につながるとしている。

 紀州鉄道(本社・東京)は、現在はホテル・リゾート業や不動産業が収益の主力となっており、御坊事業所の国分隆雄所長は「鉄道は経営状況にかかわらず続けるのが社の方針」と話している。(鵜飼真)

悲しくなるとき~、鉄道の大幅減便を聞いた時~
 

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そこで、紀州鉄道の繁栄につながるような、列島各地のローカル私鉄の話題特集!
まずは、地場産品との連携。


■三鉄駅前から普代発信 18日、村が特産販売店開設
(2010/09/17)岩手日報
 普代村は18日から1カ月間、同村の三陸鉄道普代駅前に「ふだいのアンテナショップ」を開設する。同鉄道を利用する観光客や地域住民にコンブやワカメ、染め物などの地場産品をアピールするのが狙い。25日からは普代商工会(熊谷泰彦会長)のスタンプラリーも開催し、近隣の商店街の活性化にもつなげたい考えだ。

 事業は特産コンブの消費拡大を目指し、村が昨年から取り組む「ふだいの昆布で村おこしプロジェクト」の一環。店舗は床面積約35平方メートルのユニットハウスで、県の総合補助金を活用し約50万円をかけて開設した。

 商品はすきコンブや塩蔵ワカメ、塩ウニなど海産物を中心に数十種類。コンブを使ったうどんやかりんとう、まんじゅうなどの菓子類も取り扱う。

 三陸鉄道普代駅は、久慈駅から乗り込んだツアー客の多くが降車する駅で、2009年度の利用者は約5万人。店舗の開設はバスに乗り継ぐ観光客に少しでも足を止めてもらうのが大きな目的だ。

 スタンプラリーは10月17日まで開催。同ショップとの相乗効果を狙った試みで、観光客や地域住民を村中心部の商店街まで誘導したい考えだ。

 村農林商工課の菅野伸二主任は「コンブに限らず特産品を観光客や村民に発信する場にしたい」と意気込む。同商工会の富岡勉指導課長は「アンテナショップを中心に地元の人が行き交う形にできれば」と期待をかける。

 アンテナショップは午前9時半から午後4時半まで。開設期間中は無休。


そして、猫の手を借りる。

■招き猫 青梅鉄道公園園長に23日任命 任務は出迎えと見送り、夜間警備
2010年9月17日毎日新聞
 ◇千客万来
 【東京】青梅鉄道公園(青梅市勝沼2、細川五郎所長)に7年前から住み着き、職員や来場者にかわいがられている猫の「のら」(メス、年齢不詳)が23日、同公園の園長に任命されることとなった。人なつっこさが売りの新園長に、職員らも千客万来の「招き猫」として期待をかけている。【浅野翔太郎】

 「のら」はまだ体長10~15センチの子猫だった03年10月、鉄道公園に迷い込んできた。動物好きの職員らが世話をしているうちにすっかりなつき、職員の出勤時には門の前で出迎え、開園前の園内点検時にも職員の後をついて一緒に巡回するという。

 開園中は事務所や展示室がある記念館の周辺でひなたぼっこをして来場者にかわいがられ、冬場の寒い時期には事務所の椅子で丸くなったりしているという。

 最近、和歌山電鉄貴志川線貴志駅の「たま駅長」などの登場を受け、来場者から「のらも公園の園長にしたら」と提案があった。23日に任命式を行うこととなった。任務は「来園者の出迎えと見送り」「園内の夜間警備」で、23日の任命式では運営する「東日本鉄道文化財団」から報酬としてキャットフード1年分の目録が贈呈される。

 同公園の細川所長は「他の野良猫に自分の餌を取られても逃げたりしているので、夜間の警備はちょっと心配だが…。でも、ちゃんと警備してくれると思います」と苦笑い。それでも「人なつっこさで来場者を癒やしてほしい」と活躍を期待している。

 23日の任命式は午後1時半から。同公園の入園料は小学生以上100円。

そうだ!たま駅長のいる和歌山電鉄との連携で、鉄道ファンの回廊コースをつくりましょう。
有田鉄道と野上電鉄の廃止は、痛い!
しかし、まだ、紀伊半島には、

①大阪市内~堺市の阪堺電車
②和歌山電鉄
③紀州鉄道
④三重県紀和市湯の口温泉の紀州鉱山トロッコ列車
⑤三岐鉄道の貨物鉄道博物館・軽便鉄道博物館

これで紀伊半島一周コースがつくれます。

紀州鉄道の観光鉄道化のために、「人車鉄道」化するのはどうでしょうか。


■豆相人車:客車を復元 明治時代、小田原-熱海間を手押し輸送 /神奈川
毎日新聞 2010年9月17日 
 ◇宿泊施設経営・内田昭光さん「歴史伝承に」
 明治時代に小田原-熱海間を人力で結んだ「豆相(ずそう)人車鉄道」の車体を、小田原市根府川の宿泊施設経営、内田昭光さん(68)が復元した。レールに乗った6人定員の木製客車を3人の車夫が手押しで輸送したユニークな乗り物で、内田さんは「人車鉄道は根府川も通っており、地域の歴史伝承や活性化に役立てたい」と話している。

 同鉄道は東海道線が御殿場経由だった1896(明治29)年に全線(約25キロ)が開通した。温泉保養地だった熱海に行くには、人力車やかごに乗るか、歩くしかなかった。

 現在、小田原から熱海までは新幹線なら10分足らずだが、同鉄道は国道135号などの坂道や急カーブの続く海岸線を走り、約4時間もかかった。

 急な上り坂では乗客も車体を押し、脱線も多かったが、小田原から熱海まで上等1円、中等60銭、下等40銭で湯治客らに重宝された。開通からわずか10年で、蒸気動力の軽便鉄道にバトンタッチしたが、当時ならではのレトロな運行方式は地元で語り継がれ、路線跡も残っている。

 宿泊施設の敷地内に復元された車体は高さ1・6、長さ1・7、幅1・3メートル。車輪には鋳物を使い、車体とともに木製のレール(軌間61センチ、長さ約20メートル)も内田さんらが手作りし、実際に人を乗せ、押して走れるようにした。製作費には約100万円かかったという。

 同鉄道の客車は湯河原町宮上の室伏昇さん(89)も01年に完成させているが、「イベントへの貸し出しも考えており、合わせて2台の客車を走らせてみたい」と内田さん。客車は10月3日に敷地内でお披露目することにしているが、「明治時代にタイムスリップし、浮世離れした車体にロマンを感じてもらえれば」とも話している。問い合わせは内田さん経営の「離れのやど星ケ山」(0465・28・1122)。【澤晴夫】

■小田原に手押しの客車復活 豆相人車鉄道
(2010年9月17日 読売新聞)

復元した豆相人車鉄道の客車を押す内田さん(左)  明治時代後半、伊豆国・熱海と相模国・小田原を結び、車夫が人力で手押ししていた「豆相(ずそう)人車(じんしゃ)鉄道」が、小田原市根府川の宿泊施設「離れのやど 星ヶ山」の敷地内に、本物さながらに復元された。客車が走るのは約20メートルほどの区間だが、宿泊客以外にも無料開放され、鉄道ファンや子供らの人気を集めそうだ。

 復元された鉄道は、同施設経営の内田昭光さん(68)が施設に出入りしている大工と1年がかりで作った。幅0・61メートルの木製線路の上で、車幅1・3メートル、長さ1・7メートル、高さ1・6メートルの木製客車1台(5~6人乗り)を前後側面の手すりを押して動かす。

 内田さんは、曽祖父の代には今の宿泊施設近くを人車鉄道が通っていたと、子供の頃から聞かされていた。約10年前、湯河原町の和菓子店「味楽庵(みらくあん)」経営で元国鉄マンの室伏昇さん(89)が同鉄道の客車を復元させたが、普段は店の前に展示されており、実際に走るのは年数回のイベントだけ。このため内田さんは「実際に走る姿を、いつでも楽しんでもらいたい」と制作を思い立った。今後は、木製線路の上に鋼材を張り、「継ぎ目を拾う音もリアルに再現したい」としている。


ほかの鉄道から、名車を譲り受けて、鉄道博物館化することも考えられます。

■けいざい・しずおか:大井川鉄道、電気機関車を搬入 西武から譲り受け /静岡
毎日新聞 2010年9月16日
 大井川鉄道(島田市)が西武鉄道(埼玉県所沢市)から購入した電気機関車「E31型」3両の搬入作業が13日、島田市金谷東2の大井川鉄道の側線で行われた。重さ約40トンの車両を1両ずつ2台のクレーンでつり上げ、大井川鉄道の社員ら約30人がレール上にゆっくりと据えた。

 大井川鉄道は1949年製2両、56年製1両の計3両の電気機関車を所有しているが、いずれも老朽化が進んでいる。

 このため譲り受けた「E31型」は西武鉄道が86~87年にかけ、同社の所沢車両工場で4両製造したうちの3両。4両とも西武鉄道は今春まで新しい車両の搬入作業や線路保守用の車両を引くために使っていた。残り1両は西武鉄道が保存するという。

 大井川鉄道によると3両を運行させるには自動列車停止装置(ATS)を設置する工事や国の認可を受ける必要があり、実際に運行を始めるのは12年以降の見通しという。【小玉沙織】


紀州鉄道の前身は御坊臨港鉄道です。
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港の復活とつなげられませんか?

■福井県、敦賀港使い船・鉄道輸送 来春に社会実験
2010/9/14 3:10日本経済新聞
福井県は敦賀港の利用拡大を図るため、JR貨物の鉄道輸送網と敦賀―釜山の定期貨物航路を組み合わせた国際一貫輸送の実現に取り組む。10月にJR貨物、船舶会社、北陸整備局、大阪税関、敦賀市などと検討会議を設置する。

 今年度中に3回程度の会議を開いて具体的な実施計画をとりまとめ、来年4月から本格実施に向けた社会実験を始める。

 国際一貫輸送は、荷主として主に関東地方の企業を想定している。関東の工場などから午後に出荷された荷物をJRの夜行コンテナ列車で南福井駅(福井市)に運び、同駅からトレーラーで敦賀港に輸送する。

 さらに、同港を午後に出港する釜山行きの定期貨物船に積み込み、荷物が関東を出発して2日目の午前中に釜山に着く一貫輸送の実現を目指す。

 県企業誘致課によると、横浜港などと釜山港を結ぶコンテナ船は途中で名古屋港などに寄港するため5、6日かかる。

 一方、敦賀港経由でJR貨物と釜山航路を組み合わせる鉄道・船舶一貫輸送は最短3日。県は現在はほとんど敦賀港の利用がない関東の荷主を獲得できれば、敦賀港の取り扱い貨物が増え、国際定期航路の増加につながると期待している。

お手軽なところからは、地元のお菓子販売はいかがでしょう?

■おでかけ「ローカル線」日帰り旅行 日本の原風景を楽しむ
2010/9/11付日経新聞夕刊

 9月も半ば、秋の行楽シーズンに向けて、そろそろ計画を立て始めるこの季節。ほおをなでる秋風が心地よいと感じられるようになったら、少し足を延ばして、ローカル線の日帰り旅行に出かけてみてはいかがだろうか。風情のある駅舎や車窓の風景はもちろん、路線それぞれの名物や観光名所を訪ねてみるのも一興だ。乗客獲得のためのサービス向上に励む鉄道会社も多く、鉄道ファンならずとも楽しい旅になるはずだ。

大正時代に建てられた駅舎も銚子電鉄の魅力のひとつ(千葉県銚子市)
 東京都心から約2時間。彩り豊かな景色を楽しむことができるのは千葉県銚子市を走る銚子電気鉄道。起点の銚子駅から終点の外川駅まで全長わずか6.4キロメートルというローカル線だ。「線路の隣にしょうゆ工場があったり、トンネルのように木々が迫ってきたり。短いながらも起伏に富んだ景色が魅力」。東京都杉並区から訪れた会社員の大島豊治さん(29)はこう話す。


廃線危機救った 名物のぬれ煎餅
 家や畑の合間から太平洋が目に飛び込み、仲ノ町駅では停車中の車内にしょうゆの香りが流れ込む。終点の外川駅は大正時代から続くひなびた木造駅舎が絵になると、わざわざ写真撮影のために訪れる乗客も少なくない。駅前の下り坂。その先には太平洋が広がり、漁村のたたずまいと相まって、日常を忘れさせてくれる。
 銚子電鉄の“救世主”として知られる名物「ぬれ煎餅(せんべい)」(10枚入りで820~860円)も忘れてはならない旅の楽しみ。バス路線や不動産を持たない銚子電鉄が副業として、1995年に売り出した。
 全国区のヒット商品になったのは2006年。老朽化した施設の改善命令を受けて、廃線の危機に追い込まれた際に「路線維持のために」と社員がホームページ/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E0E5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXで購入を陳情したのがきっかけだ。年間1億3000万円程度という鉄道収入に対し、ぬれ煎餅の売り上げは3億5000万円。経営の屋台骨となっている。
 しっとりした生地に銚子名産のしょうゆがからみ、さっぱりとしながらもコクのある風味。犬吠駅と仲ノ町駅の駅舎での販売に加え、ファクスや電話、ホームページでも注文を受け付けている。犬吠駅で3種のぬれ煎餅を購入した大学生の杉村俊輔さん(19)は「ホームページや口コミで(会社を救ったと)話題なので、家族やバイト先への土産にもってこい」と話す。ぬれ煎餅とともに銚子電鉄の知名度も高まり、現在は乗客の約7割が観光客

 1日乗り放題の乗車券「弧廻(こまわり)手形」(620円)はぬれ煎餅1枚の引換券付き。途中下車し犬吠埼の灯台や360度の眺望が自慢の「地球の丸く見える丘展望館」、しょうゆ工場の見学など沿線の銚子観光も堪能できる。

 愛らしい姿で乗客を和ませる三毛猫の駅長「たま」がいるのは和歌山電鉄貴志川線。駅に隣接する商店の飼い猫を07年1月に貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長に“抜てき”したことが話題となり、見物客が増加。アジア各国からの観光客も毎日のように訪れる

 たま駅長の勤務時間は原則、月曜~土曜の午前9時から午後5時まで。8月に完成した新しい駅舎の駅長室に詰めている。時折、隠れん坊するのはご愛嬌(あいきょう)。“公休日”の日曜は着ぐるみの代理駅長が1日2~3回、駅コンコースで乗降客をもてなす。こちらも「人気上昇中」(和歌山電鉄)だ。貴志駅は起点の和歌山駅(和歌山市)から約30分。大阪市内からも2時間程度で到着する。

(以下略)

中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba
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がんばれ!紀州鉄道!