脱小沢:ただの敗者一掃・勝者の派閥順送り・論功行賞人事では? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

脱小沢:ただの敗者一掃・勝者の派閥順送り・論功行賞人事では?

秘書です。

「脱小沢」の免罪符はすごいですね。

「脱小沢」の証文があれば、そのほかのことは不問という雰囲気。
マスコミのみなさん、この安易なムードを変えないと、また、政策の停滞を招きますよ。
「脱小沢」なら、官僚に迎合しても改革派にみえる・・・
とにかく、大臣をやりたいんだよ、脱小沢ならいいんだろ、役人や記者さんに囲まれるのはたまらないねえ・・


「脱小沢」は政策的に何を命がけでやることを意味しているのでしょう。

政策的には無意味なのでは。

「脱小沢」人事とは、ただの敗者一掃・勝者の派閥均衡・論功行賞人事ではない、政策的に意味のあることだ、という証を次々に示していただけることを期待しております。


■菅改造内閣が発足=「脱小沢」一層鮮明-円高・デフレに緊急対応
 (2010/09/17-20:48)時事通信
 菅改造内閣は17日夕、皇居での閣僚認証式を経て発足した。この後、首相官邸で初閣議を開き「昨年の政権交代の原点に立ち返り、国民に約束した政策を政治主導・官邸主導で実現する」とした内閣の基本方針を決定。経済・財政・社会保障の一体的立て直しに取り組むため「直近の円高・デフレ状況に緊急な対応を行う」ことを確認した。
 菅直人首相は首相官邸で同日夜、記者会見に臨み、政権運営の基本方針を明らかにする。
 首相は、仙谷由人官房長官や野田佳彦財務相らを留任させ、民主党幹事長に外相の岡田克也氏を起用。後任の外相に国土交通相の前原誠司氏を横滑りさせるなど、党と内閣の要職に小沢一郎元幹事長と距離を置く実力者を据えた。一方で、小沢氏の議員グループからは閣僚に一人も登用しないなど、「脱小沢」路線を一層鮮明にした。また、民主党政権では初めて、民間から片山善博前鳥取県知事が総務相として入閣した。
 全体では、副大臣からの昇格2人を含め初入閣9人、再入閣1人、横滑り2人、留任5人。
 仙谷長官は閣僚名簿を発表した記者会見で、「本格的な菅内閣が再スタートを切る。日本の困難な状況を切り開いていく改革を根底から進めるための人事だ」と強調。また、「首相は挙党態勢を十二分に意識して、適材適所を意識して組閣した」と述べた。
 首相は同日午後、内閣改造に当たり、国民新党の亀井静香代表と党首会談を行い、郵政改革法案の速やかな成立を期すとした合意書に署名し、連立政権の維持を確認した。また、次期臨時国会への2010年度補正予算案提出を検討する考えを伝えた。 
 これに先立ち、首相は民主党両院議員総会であいさつし「民主党政権の(所属議員)412人の力を合わせて、日本の20年に及ぶ閉塞(へいそく)状況を打ち破っていく改めてのスタートとしたい」と決意を示した。 

みなさんが2006年からしかけた格差社会論争と日銀の政策転換で、小泉構造改革の成果は完全に一掃されたようですね。
「脱小沢」とは、どんな経済政策なのか、臨時国会での論戦を楽しみにしています!
格差はどうなったんでしょうね。まさか、忘れていないでしょうね。
格差論争と法人税減税論の整合性、どういうロジックなのか楽しみにしております。


■国会招致「小沢氏の判断」=岡田民主幹事長
(2010/09/17-19:44)時事通信
 民主党の岡田克也幹事長は17日午後の記者会見で、小沢一郎元幹事長をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、野党が同氏の国会招致を求めてきた場合の対応について「党の代表とか幹事長という役職にある場合と、一政治家との立場は(説明責任の重さが)異なる。基本的には本人の判断というのがまずあるんだろうと思う」と述べ、小沢氏自身の判断を見守る考えを示した。
 検察審査会が再び「起訴相当」と議決し、強制起訴となった場合に関しては、「仮定の質問として答えるにはあまりにも重い質問だ」と言及を避けた。
 一方、岡田氏は「(小沢氏は)大変キャリアのある力のある政治家。いろんな場面で助けていただきたい」とも語った。 

なんだ、やっぱり、「脱小沢」は、人事抗争、派閥抗争じゃないですか?


■円高・景気対策、補正編成へ=来年度予算、税制など課題山積-菅改造内閣
(2010/09/17-20:45)時事通信
 17日発足した菅改造内閣の経済財政運営のかじ取りは、円高進行や長期化するデフレへの対応など課題が山積する中、一段と厳しさを増している。菅直人首相は同日の国民新党の亀井静香代表との会談で、追加の経済対策を盛り込んだ2010年度補正予算案を編成する考えを示し、「景気重視」の姿勢をアピールした。一方、11年度予算編成では財源不足の深刻化が見込まれ、参院選大敗で失速した消費増税を含む税制抜本改革の議論をいかに軌道に乗せるかも焦点となる。
 約6年半ぶりの為替介入という「実力行使」で急速な円高進行をとりあえず食い止めた菅首相の次の手は補正予算編成だ。政府は10日に予備費9150億円を活用した追加経済対策を閣議決定したばかり。補正予算案は当初、来年の通常国会での提出を想定していたが、前倒しして10月上旬にも召集予定の臨時国会で成立を目指す。年末に掛けて景気の腰折れ懸念が強まる中、切れ目なく対策を打ち続け、需要・雇用の創出を狙う。
 ただ、大規模な補正編成には財源難という大問題が立ちはだかる。国債増発を除けば現時点で使える財源は、10年度予算で設定し、公共事業などを前倒しして契約する国庫債務負担行為(1兆円)や、09年度決算剰余金の一部(約8000億円)に限られる。首相は10年度税収の上振れ分も流用する考えを示したが、財務省は「11月末にならないと税収見積もりは判明しない」(幹部)と否定的だ。
 臨時国会で補正予算案を提出するのは、参院で与党が過半数を割る「ねじれ国会」の下で野党に政策協議を呼び掛ける政治的思惑もある。しかし、自民や公明など野党は4~5兆円の大型補正を求めており、一致点を探るのは難しそうだ。
 補正予算編成と同時に11年度予算編成作業も本格化する。8月末に締め切った各省庁の概算要求総額は過去最大の96.7兆円に膨張。財政健全化計画に沿って国債発行額を10年度の約44兆円以下に抑えるには、子ども手当の上積みなどマニフェスト(政権公約)の大幅修正は不可避だ。
 公約修正をめぐっては、民主党代表選で党を二分した小沢一郎元幹事長が「官僚の抵抗で無駄削減ができず、国民に負担を押し付けるもの」と批判しており、党内対立の火種となる恐れが大きい。
 一方、財政悪化が深刻化する中、喫緊の課題である消費税を含めた税制抜本改革の道筋は不透明だ。参院選大敗を引きずる菅首相は「臨時国会で与野党間の議論の機運が高まることが望ましい」と述べ、超党派協議を模索し続けている。
 消費増税論者である岡田克也氏が党幹事長に就任し、議論の進展を期待する向きもある。しかし、消費増税に反対する小沢氏の影響力が残る中、党内論議すらまとまらない可能性が高い

来年度予算は増税なしにくめますかね。補正から来年度予算へ。増税をどう処理するのでしょう。


■来月6日召集で調整=臨時国会-政府・与党
(2010/09/17-20:48)時事通信
 政府・与党は17日、菅改造内閣の発足を受け、臨時国会を10月6日に召集する方向で調整に入った。会期は12月上旬までの約2カ月間とする。円高で景気の先行き懸念が強まる中、菅直人首相は2010年度補正予算案の提出を検討している。新規提出法案は、人事院勧告に伴う国家公務員の給与法改正案などに絞られる見通しだ。 
 7月の参院選で民主党が大敗し、衆参で「ねじれ」が生じて以降、本格的な法案審議を行う初の国会となる。野党は円高・株安への対応や、小沢一郎民主党元幹事長の「政治とカネ」、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を中心に菅政権を追及する考えだ。
 首相はニューヨークでの国連総会に続き、10月4、5両日にベルギーで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席する予定。このため、首相の帰国を待って臨時国会を召集することにした。ただ、補正予算案は準備に1カ月程度かかり、提出する場合は10月中旬以降となる見通しのため、国会召集が補正の提出に合わせてずれ込むとの見方もある。

内閣委員会で、日本の未来がみえるような論戦を!!