なのになぜ円高?:景気の二番底、日本以外で陥る恐れはない | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

なのになぜ円高?:景気の二番底、日本以外で陥る恐れはない

秘書です。

日本以外に景気の二番底の恐れがない=日本には景気の二番底の恐れがある。

景気の二番底の恐れがある日本がなぜ円高なのか→政策の失敗では?



■景気の二番底、日本以外で陥る恐れはない=OECD事務総長
2010年 09月 15日 05:00 JST
 [アンカラ 14日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長は14日、世界経済の回復は減速しているものの、先進国においては日本以外で景気が二番底に陥る恐れはないとの見通しを示した。
 同事務総長はアンカラでロイターのインタビューに応え「回復は減速しているが、景気の二番底はない。単なる回復の減速だ」と述べた。

 その一方で「日本は例外だ。日本は10年間にわたりデフレと格闘しており、状況が異なる」とし、日本以外の国で「景気が二番底に陥ることは予想していない」と語った。

 ただ、世界経済の回復はぜい弱との見方を示し「家計部門は将来に対して完全に信頼感を持っているわけではない」とし「OECD加盟国は依然として5000万人の失業者を抱えている」と指摘した。

 国別では、ドイツ経済は第2・四半期に2.2%の成長率を達成した後、第3・四半期には減速すると予想。「ドイツの第2・四半期(成長率)はかなり良かったが、他の国と同様に第3・四半期には減速する」と述べた。 

 また、バーゼル銀行監督委員会が合意した新たな銀行自己資本規制「バーゼルIII」は非常に重要な成果だと評価。「成長率が若干影響を受けたとしても、システム全体の利益になるため、銀行の自己資本を規制する価値はある」と述べた。

 ただ、バーゼルIIIはそのプロセスの始まりにすぎないとの考えを示した。


■UPDATE1: 野田財務相、円高進行にコメントせず
2010年 09月 15日 10:17 JST
 [東京 15日 ロイター] 野田佳彦財務相は15日午前、財務省登庁時に記者団から一時1ドル=82円台を付けるなど急速に進行する円高についてコメントを求められたが、一言も発することなく無言で大臣室に入った。

 14日の海外市場でドル/円は一時、15年ぶりの水準となる1ドル=82.92円まで円高が進行。市場関係者によると、同日の民主党代表選で菅直人首相が再選され、円高阻止の為替市場介入に積極的とみられていた小沢一郎前幹事長が破れたことも背景と指摘されている。

 一方、財務省の中尾武彦国際局長は15日午前、出席を予定していたユーロマネー主催のコンファレンスを欠席した。財務省では「省内の会議に出席するため」と説明している。