『非政局化』『実務者主義』路線を歩むのか代表選で論戦を(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

『非政局化』『実務者主義』路線を歩むのか代表選で論戦を(中川語録)

今朝の朝日新聞の「記者有論」に曽我豪・編集委員が「ねじれ国会、融和へ2つの成功条件」を書いている。

この中で、私がこのコーナーで度々指摘している1998年の金融国会のことが書いてある。

記事で書かれている1998年金融国会の要諦は以下の『非政局化』と『実務者主義』である。

まず、小渕恵三首相が初手から野党の声を聞くと宣し、民主党・菅代表が政局にしないと応じ、今の民主党の枝野幸男幹事長、自民党の石原伸晃組織運動本部長、みんなの党の渡辺喜美代表ら(当時の言葉でいえば政策新人類)が、問題意識と手法を共有する新世代が合意案づくりの実務者として権限を付与された。

そして、自民党の谷垣総裁は大蔵政務次官、大島理森幹事長は自民党の国対筆頭副委員長だった。

「ねじれ国会を融和する2つの成功条件」としての「非政局化」と「実務者協議」は正論である。では、民主党はこの路線に舵を切るのだろうか。

ここは大きな政治路線の問題である。民主党代表選でよく議論を尽くして頂きたい。

(8月7日記)中川秀直