郵政改悪法案:決戦は9月! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

郵政改悪法案:決戦は9月!

秘書です。
郵政改悪法案、臨時国会9月決戦ですか。


■郵政法案「9月国会で成立」=民主幹事長が局長会に文書
7月8日13時24分配信 時事通信

 民主党が先の通常国会で廃案になった郵政改革法案について、「9月の臨時国会で速やかに成立させる」とする全国郵便局長会あての文書を枝野幸男幹事長名で送付していたことが8日、分かった
 民主党内には臨時国会での郵政法案処理に消極的な意見がある。これに対する局長会側の懸念が強いことから、国民新党の下地幹郎幹事長が文案を作成。枝野氏も了承し、7日付で送付された。
 参院選で民主党は、改選1議席の「1人区」を中心に自民党と激しく競っており、文書送付の背景には局長会の集票力への期待もあるとみられる。 


では、ゆうパック遅配問題について、9月の政策論戦用にそなえて、ニュースクリップしておきましょう。


■ゆうパック遅配、32万個に拡大 百貨店では別業者に切り替えも 
7月5日21時13分配信 産経新聞
 日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」の大規模な遅配問題で、郵便事業会社は5日、遅配が1日から5日まで累計で32万個程度になったと明らかにした。前日までの26万個からさらに増えた。監督官庁の総務省は、郵便事業会社に対し再発防止策を求める行政処分を出すかどうか検討している。

 同社によると、4日に引き受けた荷物のうち、埼玉県から全国への便では半日から1日程度の遅配になる可能性がある。大阪府から神奈川県への便や、あて先が千葉、埼玉、茨城の3県と大阪府の便でも半日程度の遅れが見込まれるとしている。

 ゆうパックの遅配は、日本通運の「ペリカン便」と事業統合した初日の1日に発生した。遅配の原因や公表が4日に遅れた経緯などについて総務省は、報告を要請。原口一博総務相が6日午前に郵便事業会社の鍋倉真一社長を呼び、要請文書を手渡す。総務省は説明を受けた上で業務改善命令などの処分を協議する。

 ピークを迎えている中元などのギフト配送にゆうパックを利用している小売り企業では、大丸松坂屋百貨店の東京店が、期日指定がある一部ギフトの配送を別の業者に切り替えるなど影響が出ている。対象ギフトは4日までに約2千個に上るという。

 イメージダウンによる顧客離れは進めば、日本郵政にとって赤字脱却が急務の課題となっている宅配便事業の立て直しに大きな打撃を与えるのは必至だ。



■遅配対策、追われる流通各社=業者変更や再配達も-ゆうパック問題
(2010/07/06-17:49時事通信)
 郵便事業会社(日本郵便)の宅配便「ゆうパック」の大規模な集配遅延問題で、中元商戦が最盛期を迎えた一部の百貨店やスーパーは、宅配業者の変更など緊急対応に追われている。また百貨店各社には、「配送はどうなっているのか」「いつ届くのか」など消費者からの問い合わせが相次いでいるという。
 大丸松坂屋百貨店(東京)の大丸東京店は3日から、配送日が指定されている商品についてのみ、宅配業者を通常の日本郵便からヤマト運輸に切り替えた。同措置をとった商品は6日までに約2000個に上った。
 阪急阪神百貨店(大阪市)も一部店舗で5日から、配送日指定の商品と生鮮品の配送業者を日本郵便から別の会社に変えた。
 大手スーパーの中でも特にゆうパックの利用が多いダイエーでは、一部商品で半日から1日の到着の遅れが生じていることを踏まえ、傷みやすい生鮮品で再配達の手続きを取るなどの対策を講じた。日本郵便は早期の正常化を目指し、作業を進めているが、「正常化が遅れれば、必要に応じて(配送業者を)他社へ切り替えていく」(ダイエーIR広報部)と復旧の行方に気をもんでいる。



■ゆうパック遅配32万個に…他社切り替えも
(2010年7月6日03時08分 読売新聞)
 日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」で荷物の遅配が発生している問題で、郵便事業会社は5日、新たに約6万個の遅配が判明したと発表した。

 遅配の総計は計32万個に上る見通し。

 同社では、荷物の集約拠点で、仕分け作業に手間取ったことが主な原因としており、総務省は6日、同社の鍋倉真一社長を呼び、報告を求める方針。同省は詳しい聞き取り調査を行ったうえで、業務改善命令などの行政処分を行うかどうか検討する。

 同社によると、トラブルが起きたのは、大阪、千葉、埼玉などにある、各支店からの荷物を集約するターミナル拠点。今月1日から、日本通運との共同出資会社で運営していた「ペリカン便」と配送業務を一体化した影響で、荷物の取扱数が急増して作業が滞り、混乱が生じたという。

 同社では混乱が起きたターミナル拠点の利用を避け、別の作業場に荷物の集約を進めるなどの対策を取っており、6日夕にも問題を解消したいとしている。

 今回の混乱は、ゆうパックを利用していた大手スーパーなどにも影響が出ている。

 中元商品の約半数をゆうパックで発送しているダイエー(本社・東京都江東区)は、配達が遅れている生鮮品について、再配達の手続きを取った。「今後、必要になれば他社への切り替えも検討する」としている。ネット通販大手の「アマゾンジャパン」(渋谷区)は、ゆうパックでの発送分を他の宅配便業者に変更。広報担当者は「一時的な措置だが、いつもとに戻すかは決めていない」とした。



■ゆうパック遅配、東北直撃 発送、他社に変更も
2010年07月06日河北新報
 日本郵政グループの宅配便事業「ゆうパック」の遅配トラブルで、東北にも影響が出ている。生鮮品を扱う業者などは急きょ他社に切り替えるなどの対応に追われ、一日も早い正常化を望んでいる。

 百貨店は書き入れ時の中元シーズン。仙台市の藤崎には、1日必着で申し込んだ商品が届かないといった問い合わせが、4日までに20件ほどあった。商品管理部は「お客さまに迷惑を掛けているのが最も気掛かり。完全に回復するまで、日付指定の発送は他社を利用したい」と状況を見守る。
 名取市のかまぼこメーカー「佐々直」の閖上本店にも、依頼主からの問い合わせが2、3の両日で10件程度寄せられた。担当者は「到着が遅れると賞味期限が短くなる」と不安がる。他社の宅配便を使い、当面はゆうパックを控えるという。
 サクランボは出荷の最盛期を迎えた。東根市の農家(48)は通常、ゆうパックで翌日に届くように発送しているが、郵便局から突然「2日以上かかる」と言われた。
 事前に準備しているため今更、他社に切り替えるのは難しく、遠隔地向けは日持ちするよう、チルド便に変えるのがやっと。心配する依頼主からの電話も多く、「クレームがなければいいが」と疲れた様子だ。
 多い時は1日1000件近くを発送し、ゆうパックが半数を占める仙台市の生鮮食品店は中元用の果物の出荷を見合わせている。「果物は傷みやすく、繁忙期の影響は大きい。ほかの業者に注文が集中してパンクされても困る。早く正常に戻ってほしい」と願う。
 郵便事業会社東北支社(仙台市)によると、ゆうパックは東北でも遠隔地への発送分を中心に、遅れが解消されていない状態だという。




■JP労組 遅配横目に選挙活動
7月8日7時55分配信 産経新聞

 郵便事業会社(日本郵便)の宅配便「ゆうパック」に30万個超の遅配が発生したことが問題となったが、参院選で民主党比例代表候補を擁立している日本郵政グループ労組(JP労組、約23万人)は、あまり気にせず選挙活動を続けている。労組側は今後の遅配対応について「組合として現状を把握していないので、コメントできない」としている。

 今回の遅配は、中元商戦で配達量が増える今月1日に、ゆうパックと「ペリカン便」を統合したことが要因。初日から混乱が起きていたにもかかわらず、客への情報提供が4日になるなど日本郵便のずさんな対応が明らかになっている。

 一方、こうした事態にJP労組側は「客に迷惑をかけないように解決しなければならない」と会社側に要請したが、組合員に具体的な遅配対応や、集票活動の自粛は求めなかった。

 JP労組はその理由について、「組合員イコール社員だ。社員として適切な対応をしているからだ」と説明している。