天下り:永久的に認めるのは、どっち? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

天下り:永久的に認めるのは、どっち?

秘書です。
今日も、歴史認識につきまして。


■各党首、列島走る=参院選ラストサンデー
 (2010/07/04-20:35時事通信)
 参院選は11日の投開票まで残り1週間。選挙戦最後の日曜日となった4日、菅直人首相(民主党代表)や谷垣禎一自民党総裁ら各党党首は、首都圏や重点選挙区で街頭演説を行い、消費税問題や経済政策などで他党への批判を交えつつ、支持を訴えた。
 菅首相はこの日、愛知、神奈川、千葉の改選数3の「3人区」を回った。名古屋市では「(民主党政権以前の)自民、公明中心の政治が皆さんの生活をどのような形にしたのか」と、政権交代の意義を強調。さらに、「3人区」すべてで候補者を擁立したみんなの党に言及し、「渡辺喜美代表は『天下り絶対反対』と言うが、行政改革担当相の時、(官民人材交流センターの設置など)内閣一体で天下りあっせんを永久的に認める法案を通した」と批判した。
 一方、谷垣氏は東京都内をJR山手線で移動しながら遊説。新宿駅西口では「(民主党政権は)財源なきばらまきで、わたしたちの暮らしがめちゃくちゃになる」と強調。「普天間問題の迷走をはじめ国際社会で日本が信頼される基礎が崩れ、『政治とカネ』で国民と政治のきずながガタガタになる」と声を張り上げた。
 公明党の山口那津男代表は大阪市で、消費税引き上げ問題について「民主党内は選挙が終われば大げんかだ。そんな党に日本を任せるわけにはいかない」と訴えた。共産党の志位和夫委員長は京都市で、衆院比例代表の定数を80削減する民主党の公約について「とんでもないことだ。昨年の衆院選で計算すれば、民主党の一党独裁体制になる」と厳しく批判した。
 国民新党の亀井静香代表は東京・巣鴨の商店街で「消費税増税で民主、自民が談合をしているような状況が生まれている」と指摘。新党改革の舛添要一代表は都内で「民主党に政権を任せていたら経済はガタガタになる」と訴えた。 
 社民党の福島瑞穂党首は愛知県豊橋市で「消費税、普天間移設問題で民主党が自民党に近寄っている」と声をからし、たちあがれ日本の平沼赳夫代表は福島県郡山市内で「絶対に民主党に過半数を取らしてはいけない」と支持を求めた。みんなの党の渡辺代表は東京・JR阿佐ケ谷駅前で「民主党が改革派なんて大うそ。官公労働組合に選挙を応援してもらって公務員の給料カットができるのか」と、民主党への対抗意識をむき出しにした。


「内閣一体で、天下りあっせんを永久的に認める法案を通した」。

福田内閣のことをいっているのだと思いますが、ぜひ、そういうことだったのか、事実をふまえて議論していただきたいですね。

そして、そのかわりに菅総理がいまやろうとしている「大臣等の任命権行使による現役出向」こそ、人目にかくれてやっていた天下りあっせんを白昼堂々、政治家の責任でやるということではないですか?これは天下りを永久的に認めるものではないですか、ということもあわせて議論していただきたいですね。

ひょっとしたら、「天下りあっせん」はいけないが「任命権行使の天下りはいい」ということなのかもしれません。この1週間で、事実に基づく政策論戦を期待いたします。