中川秀直シンポジウム:自民党が戻るべき「原点」 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

中川秀直シンポジウム:自民党が戻るべき「原点」

経済卿です。
今日、中川秀直シンポジウムがありました。
竹中慶大教授と田勢早大教授の対談は勉強になりました。

1.菅総理は、本日の所信表明演説で小泉改革はリストラで雇用を切り捨てたといいましたが、小泉政権では雇用は100万人増加したそうです。

2.また、「小泉改革で社会保障を切り捨てた、格差は拡大した」ということが通説になっていますが、「社会保障費は4兆円増加、ジニ係数で図った格差は縮小した」というのが数字が語る現実です。

3.そして、「小泉改革で進んだグローバリズムで外需中心になった」という説も、「小泉政権下での成長の7割は内需」で達成したとのことです。

事実に基づいて、判断する重要性を学びました。

そして、「法人税減税と規制改革抜きの成長戦略はありえない」

その通り!

また、民主党政権の先行きを予言するようなお話も。

「1981年のフランスのミッテラン政権は当初2年間の失政で経済が疲弊し、政策の大転換を求められた。日本の民主党政権の「郵政国有化、子ども手当て、最低賃金1000円」と同じようなことをしていたんだそうです。

それから、

「事業仕分け」の裏舞台。事業仕分けがはじまる前に、ポイントなどを官僚が説明していたそうですね。

そういえば、来賓のあいさつで、

もともと、「事業仕分け」は骨太の方針2006に盛り込まれていたこと。

野党自民党の本格的な対案をもとにした論戦は国家公務員法改正案がはじめてこと。

このシンポジウムで、自民党が戻るべき「原点」が再確認できました。