脱官僚:看板は下ろしちゃったんですか | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

脱官僚:看板は下ろしちゃったんですか

秘書です。
脱官僚はどうなったんでしょう。




■<菅首相会見>その4「官僚の力も使って政策を進めていく」
6月8日17時55分配信 毎日新聞

Q:(毎日)菅総理、よろしくお願いします。総理は首相指名後の記者会見で、今回の組閣について、官邸機能をしっかりとして、内閣の一体性を確保すると指摘されています。総理が副総理として加わった鳩山内閣は短命に終わりましたけれども、その背景には、どんな構造的な問題があったのでしょうか。今回の組閣では、その教訓をいかして、どこがどう変わるのか、具体的にお答えください。

A:鳩山政権は(私は)副総理という重要な役割をいただいていた。鳩山内閣が短命だったことは残念だし、大きな責任を感じている。そのうえで、新たな、私のもとの内閣は、やはり、官房長官を軸にした一体性を考えて構成をいたしました。つまりは、総理のもとの官房長官とは内閣の番頭役であり、場合によっては、内閣総理大臣に対して「ここはまずいですよ」と言える人物でなければならない。よく中曽根政権のもとの後藤田先生の名前が出ますが、まさに、そうした力をもった方でなければならない。仙谷さんは、私とは長いつきあいだが、同時に、ある意味では私にとって煙たい存在でもある。しかし、そういう煙たい存在であって、しかし力のある人に官房長官になっていただくことが、この政権の一体性をつくっていくまず最初の一歩だと考えている。

 そして、そのもとに副長官、さらには各大臣、副大臣という形を構成する。この間、政と官でいろいろ言われました。けっして官僚のみなさんを排除して、政治家だけで物を考え決めればというものではない。官僚のみなさんこそが、政策やいろいろな課題に長年取り組んできたプロフェッショナルであり、そのみなさんのプロフェッショナルとしての知識や経験をどこまでいかして、その力を十分にいかしながら、一方で、国民に選ばれた国会議員、その国会議員によって選ばれた総理大臣が内閣をつくる。国民の立場をすべてに優先する中で、そうした官僚の力も使って政策を進めていく。このような政権を、内閣をつくっていきたい。今日、全員の閣僚とそれぞれ10分程度でしたが、話をしました。それぞれ頑張ってほしいと同時に、必要とあれば、私がそれぞれの役所のあり方について、場合によっては、官房長官を通してになるかもしれませんが、もう少しこうしたらいいのではないのと申し上げて、一体性と同時に、政と官のよりよい関係性をつくっていけるように努力したい。





「官僚のみなさんこそが、政策やいろいろな課題に長年取り組んできたプロフェッショナルであり」というのはどういうことでしょう?

「こそが」ということは、政治家は何なのでしょう?

さらに、官僚は何のプロフェッショナルなんでしょう?

中身のプロですか?それとも調整のプロですか?

本当の中身のプロはノンキャリといわれる方の中にはおられるでしょう。

そして、上記ご発言のような認識に立つ場合、失われた20年の原因はどこになるのでしょうか?

脱官僚の看板を下ろす宣言ですか、これは・・・


ちなみに、中曽根さんと後藤田さんは内務省の上下関係がありました。