最近の鉄道ニュース!
ごぶさたしております!
志士の目鉄道研究会です。
連休明けの列島各地の鉄道の話題です!
まずは、以前にも取り上げた、兵庫県養父市の「一円電車」の話題から!!
■「一円電車」の勇姿、ポストカードに 養父・明延
(2010/05/13 09:15神戸新聞)
養父市大屋町明延で地域活性化に取り組む「鉱石の道明延実行委員会」は、明延鉱山と朝来市の神子畑選鉱所を結んでいた明神電車(通称・一円電車)の写真をあしらったポストカードを作製した。廃線前の雄姿などを通して、日本の近代化を支えた産業遺産としての明延鉱山を広く知ってもらうのが狙い。収益の一部は、同会などが取り組む「一円電車」の復活運動に役立てられる。
撮影したのは、東京都世田谷区在住の会社員須永秀夫さん。小田急電鉄勤務の傍ら、趣味で地方の鉄道などを撮り続けており、毎年明延地区で開かれる「一円電車まつり」にもボランティアとして参加している。
一円電車にまつわるグッズ作製をしている同会が、ポストカード作りに向けて須永さんに協力を依頼。無償で約100枚分のフィルムを借り受け、選定作業を進めていた。
ポストカードは8枚。1977年と廃線直前の86年に明延や神子畑で撮影されたもので、鉱石を積む貨車を引く機関車や、客車の「くろがね号」や「白金号」がレールの上を走る姿をとらえている。また、解体された粗砕場の写真も収められている。
8枚1セットで800円。明神電車の歴史を説明する資料も付けられている。同会の中尾一郎会長(62)は「使ってもらうことで一円電車を広く知ってもらい、復活運転に向けた運動に弾みがつけば」と話している。養父市大屋地域局やあけのべ自然学校などで販売している。大屋地域局TEL079・669・0120
(原田大介)

復活運転をたのしみにしております!
さて、今日からはじまる新企画の話題です。
■「鉄道むすめ」に会いに来て 20日から函館市電にイラスト
(05/19 08:11北海道新聞)
【函館】函館市交通局は20日から、女性運転士のイラストを車体に描いた市電を運行する。
イラストは縦横各1メートル。鉄道で働く女性をモデルに、東京の玩具メーカーが製作・販売しているフィギュア(人形)「鉄道むすめ」のキャラクターの一つで、名前は函館の電停「松風町」にちなんだ「松風かれん」。
車内のモニターの画面にも登場して、電停の案内も行う。若者のフィギュア人気の高さを当て込み、交通局は「全国のファンに“会い”に来てほしいですね」。
はい、みなさん松風かれんさんに”会い”にいきましょう。
続きまして文学系のみなさまへ。
■津軽鉄道「太宰列車」今年も運行
(05/20 10:56北海道新聞)
五所川原市の津軽鉄道は19日から、同市金木町出身の作家・太宰治の小説「津軽」を題材にした「太宰列車 小説『津軽』号」の運行を始めた。太宰列車は昨年に引き続いての運行だが、今年は小説で太宰が旅した場所の写真やアクセス方法を紹介し、観光客に実際に訪れてもらおうと工夫が凝らしてある。
昨年の「生誕百年記念号」が好評だったため、今年は「前編」「後編」の2回に分けて 運行する。前編では、太宰が青森駅に到着してから旧三厩村(現外ケ浜町)の義経寺を訪れるまでの中から10場面を選び、車内の天井近くに小説の一節を掲示。太宰が巡った1940年代当時と現在の様子を撮影した写真も並ぶ。小説内の名文句を記した同社の奥津軽トレインアテンダント手作りの中づりも目を引く。
函館市から旅行に訪れ、津軽五所川原駅発の一番列車に乗った看護師の平野千代子さん(50)は「最近になって太宰の小説を読み始めた。津軽はまだ読んでいないが、手を伸ばすいいきっかけになりそう。車内で紹介されている場所にも行ってみたい」と喜んだ。
前編は8月18日まで不定期で運行する。同19日からは後編の運行が始まり、太宰が金木 に入ってから旧小泊村(現中泊町)で太宰の子守を務めた越野タケさんに会うまでの場面を紹介する予定。
太宰ファンのみなさまは是非!
関東のみなさんはホタルに会いにいくというのはどうでしょう?
■いすみ鉄道ホタルウオッチングトレイン
2010年05月19日朝日新聞
いすみ鉄道(本社・大多喜町)は18日、「ホタルウオッチングトレイン」を6月10日から20日まで毎日運行すると発表した。昨年は金、土曜日が混雑したので、今年は金、土だけ事前予約制にする。
いすみ鉄道の最寄り駅で下車した後、バスでゲンジボタルの生息地に向かう。環境保護のためで、駅名や生息地の場所は秘密にされている。
運行時刻は行きが大原発午後6時15分、国吉発同6時31分、大多喜発同6時48分。帰りは最寄り駅を出た後、大多喜着同8時49分、国吉着同9時6分、大原着同9時26分の予定。
通常の乗車券のほかに、バス代としてホタルウオッチング許可証1枚500円を購入する。許可証は期間中、何回も使える。混雑する金、土曜日は各先着300人の電話予約制となる。問い合わせは同鉄道総務課(0470・82・2161)へ。

いすみ鉄道からもう一つの話題です。
■お見合いツアー:参加者を募集 いすみ市商工会青年部が8月企画 /千葉
毎日新聞 2010年5月19日 地方版
いすみ市商工会青年部は8月28、29日に独身男女が交流するお見合いツアーを企画し、参加者を募集中。晩婚化阻止・結婚促進による人口増を目指している。
1泊2日で海鮮バーべキュー、酒蔵体験、いすみ鉄道ムーミン列車乗車、イセエビ生け捕り体験などで交流する。対象は市内在住の20~40歳の独身男女各20人。締め切りは1次が6月18日、2次が7月16日。申し込みはファクス(0470・63・9818)かホームページから。いすみ市商工会(電話0470・62・1191)。【吉村建二】

お見合い列車の話題をもう一つ。
■三陸鉄道:恋レール第2弾、30日に婚活列車 /岩手
毎日新聞 2010年5月20日 地方版
三陸鉄道は30日、独身者の出会いを支援する「婚活列車」を大船渡市の南リアス線盛-三陸駅間で運行する。男女各15人の参加者を募集している。
1月に続く「恋レール 独身交流会」第2弾企画。当日は午前10時18分盛駅発の定期列車にレトロ車両を連結し、三陸駅のある越喜来地区でホタテの薫製づくりのほか、バーベキュー、散策などを楽しむ。ホタテの貝殻に願いを書けば恋愛成就で売り出し中の「恋し浜駅」に後日飾ってくれる。帰りは盛駅着午後4時41分。
参加費は男性が3000円、女性は2500円。年齢は問わない。盛駅の金子盛継駅長は「前回は2組のカップルが誕生しました。新たな出会いを見つけてほしい」と呼び掛けている。申し込みは盛駅(電話0192・27・1504)。【鬼山親芳】
GOOD LUCK!
そして、「RAILWAYS」関連ニュースです。
■地方鉄道がんばれ 映画「RAILWAYS」錦織監督、樽見鉄道訪問
2010年5月20日 中日新聞
ローカル鉄道を舞台にした映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)49歳で電車の運転士になった男の物語」が29日に公開されるのを前に18日、錦織良成監督が本巣市の第3セクター樽見鉄道本社を訪問。赤字に悩む鉄道にエールを送り、映画をPRした。
映画は中井貴一さん主演。大手企業で順調に出世する主人公が、子ども時代に夢見ていた故郷の電車の運転士を目指す中で、家族とのきずなを取り戻していくストーリー。島根県の一畑電車を舞台に、ローカル鉄道の魅力をちりばめた。
ローカル鉄道関係者の間でも話題になっているといい、樽見鉄道では沿線の映画館TOHOシネマズモレラ岐阜などと協力して電車1両を映画のPR列車に改装した。
錦織監督はPR列車の先頭部に掲げられた映画の公開を予告するヘッドマークにサインをし、田中良以社長と握手。「鉄道の大切さは車に乗るようになると忘れてしまう。それを思い出してもらおうと映画を企画しました。全世代のたくさんの方に楽しんでもらえるはず」と話した。
映画はTOHOシネマズモレラ岐阜など県内5館で公開される。
(横山大輔)
一度廃止した鉄道を復活させるのは大変です。いまある鉄道を大事にしましょう!
■養老鉄道を守れ 車両貸し切りでイベント
2010年5月12日中日新聞
養老鉄道の愛好家たちが、貸し切りのラビットカーで旅を楽しんだ。養老鉄道や沿線自治体が貸し切り車両を使ってイベントを催す例はあるが、愛好家が自己負担で車両を借り、運行したのは初めてという。
養老鉄道応援サイト「美濃本郷STATION」(中野輝良代表)が「鉄道の魅力を発信し、地域の足を守ろう」と企画した。県内や京都、大阪、奈良、滋賀などから鉄道ファン20人が参加した。運行に協力する有志より賛助金が30口以上(1口1000円)集まった。
西大垣駅を出発し、養老駅で「薬膳(やくぜん)弁当」を積み込んだ。同駅で約40分間停車し、愛好家が持ち寄ったヘッドマークを次々と掲出した。
かつて運行されていた行楽臨時列車「養老こどもの国号」や、ラビットカーが走っていた近鉄南大阪線で使われた懐かしいマークも。乗客以外のファンも多数駆け付け、押し合いへし合い写真を撮っていた。三重県桑名市の会社員伊藤正明さん(45)は「養老線でこんな写真が撮れるなんて。たまりません」と興奮気味。
車内では、食事や抽選会も楽しみ、終着の下深谷駅(三重県桑名市)へ。中野代表は「心強い応援団の方々に勇気づけられた。今後も続けたい」と声を弾ませ、養老鉄道総務企画課は「本当にありがたいこと」と感謝していた。
(松瀬晴行)
鉄道のないところでも鉄道は喜ばれています。
■隠岐の島にD51来た 大山から
(2010年5月20日 読売新聞)
「鉄道のない島の子どもたちのために」と、鳥取県大山町から隠岐の島町の建設業「隠岐商事」(渡辺好夫社長)が無償で譲り受けたD51形蒸気機関車の動輪を使ったモニュメントが、同町原田の銚子ダムわきの公園に完成し、19日、除幕式が行われた。
式には、近くの原田保育所の園児10人と町立中条小の4年生13人を含めた計約50人が出席。渡辺社長のあいさつの後、子どもたちが除幕を行い、動輪が姿を現すと、子どもたちは目を輝かせ、一斉に「わあ、すごい」「大きい」と驚きの声を上げた。
松田和久町長は「町に鉄道はないが、子どもたちの勉強に役立てたい」。大山町の森田増範町長は「両町は、隠岐から脱出した後醍醐天皇が旧名和町にたどり着いた歴史や、大山隠岐国立公園の名前のようにつながりがある。D51の展示で絆(きずな)が強まった」と話した。
今回、モニュメントとなったD51形蒸気機関車は、大山町のJR大山口駅で約30年展示。老朽化により一度は解体処分が決まったが、隠岐商事の申し出で昨年8月に無償譲渡され、解体後の4月、隠岐の島町内に運ばれた。
さらに、SLの話題です。
■丸瀬布いこいの森で遊ぼう~蒸気機関車や温泉、自然満喫
(5月16日北海民友新聞)
遠紋観光の名所のひとつとして知られる遠軽町丸瀬布の「森林公園いこいの森」は春の行楽シーズンを迎え、広く観光客の来場を呼びかけている。道道紋別丸瀬布線の金八トンネルが昨年開通し、丸瀬布には紋別市街地から車で40~50分で行ける距離に短縮されている。紋別市民にとって身近な観光名所として、今後さらに注目を浴びそうだ。
緑と清流が調和した「いこいの森」は、小鳥のさえずりを聞きながら森林浴ハイキングや林間キャンプ、渓流釣りなどで大自然を満喫できる観光・レジャー施設。北海道遺産の森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」が森の中を走ることでおなじみになっている。隣接する「昆虫生態館」では50種5万匹の生きた昆虫を観察することができ、生態観察学習や自然体験学習の場としても活用されている。交流促進施設「丸瀬布温泉やまびこ」では洋風、和風、露天など10種類の温泉が楽しめるほか、食堂や物産品販売コーナーを完備している。
このほかオートキャンプ場、ゴーカート、テニスコート、パークゴルフ場、郷土資料館なども備えている。また、200株の藤を有する「平和山公園」も近くにある。同公園では6月6日に「藤まつり」を開催する。
今後の主な行事日程は次の通り。詳しい問い合わせは遠軽町丸瀬布総合支所産業課(電話0158-47-2213)。今季の開園期間は10月24日まで。
▽6月6日(日)=まるっせぷ藤まつり(平和公園)
▽7月4日(日)=武利岳山開き(登山会)
▽7月25日(日)=いこいの森フィッシング大会
▽7月31日~8月1日(土・日)=まるせっぷ観光まつり
▽10月1日(金)=雨宮号合併記念運行
(蒸気機関車・雨宮号のポスターでピーアールしている=写真=)
雨宮!軽便ファンにはたまらない響き!軽便の国産SLといえば、雨宮ですよね。そして、ご当地の木造客車は、岡山県の旧井笠鉄道→西武山口線(おとぎ列車)という経歴です。さらに、SLの話題です。
■若桜(わかさ)鉄道開通80周年!
10/05/20(鳥取県観光情報)
今年で80周年を迎えるローカル線「若桜(わかさ)鉄道」。
ここではその「若桜鉄道」=通称「わかてつ」の魅力をたっぷりご紹介します。
開業当時の姿をとどめる昔なつかしい鉄道風景
若桜鉄道は昭和5年に全線開通し、沿線の駅舎やプラットホームは開業当時の姿をとどめています。
平成19年にはかつて沿線を走っていた機関車「C12-167機」が終着駅の若桜駅に帰還するなど、鉄道ファンのみならず観光客の人気を集めています。
3~11月の間、随時、SL運行や体験運転(要申込)などのイベントも開催されています。スケジュールについては若桜鉄道ホームページをご覧いただくか、若桜鉄道(0858-82-0919)までお問い合わせ下さい。
全国初、国登録有形文化財へ答申
若桜駅には機関車を方向転換するための手動式転車台(右写真)や給水塔などの設備が残されており、それらを含む23件の施設が平成20年6月、国登録有形文化財に答申されました。
単体で登録されている鉄道施設はありますが、路線の諸施設がまとめて登録されるのは全国初です。
入構券を購入すれば駅構内見学、「手動式転車台」体験もO.K.
若桜駅では、入構券(300円)をお買い求めいただくと駅構内を見学することができ、機関車を間近に見ることができます。
また、2名以上で「手動式転車台」を実際に動かしてみる体験も可能です。
今も現役の硬券切符
開業当時の姿をとどめるのは駅舎だけでなく、今ではあまりみられなくなった硬券切符が現在も使用されています。
若桜駅構内の売店では「硬券乗車券綴セット」(右写真)が販売されており、鉄道ファンに人気です。
★80周年を記念して、こちらも硬券の1日フリー切符を販売しています。限定1,000枚ですのでご購入はお早めに。
映画「男はつらいよ」のロケ地となった「安部駅」
若桜線にある「安部駅」は、映画「男はつらいよ」の第44作目「寅次郎の告白」(平成3年公開)でロケ地となりました。
ホーム脇には記念樹が植樹されているほか、駅舎内には寅さんのパネルが展示されています。
味のある木造の駅舎がなんとも懐かしい風景をつくりだしています。
バイク愛好者の聖地「隼(はやぶさ)駅」
同路線内にある「隼駅」は、同名のオートバイ「ハヤブサ」の愛好者に聖地として慕われています。
「8月8日」は「ハヤブサの日」として、全国からライダーが大集結します。
同駅では「隼駅訪問証明書」を発行しており(土日のみ、若桜駅では常時)、ファンに人気です。
電動貨車もがんばってます。
■84年前の電動貨車公開 16日まで静鉄長沼駅
2010/05/16 静岡新聞
静岡鉄道は15日、静岡市葵区長沼の長沼駅で、1926年に製造された電動貨車「デワ1号」の見学会を開いた。16日まで公開する。
デワ1号の車体は木造で黒塗り。鎖とフックで連結する「バッファーリンク式連結器」を備える。昭和初期に清水港と安西(同市葵区)を結び、茶や石炭を運んでいたという。沼津市駿河台の会社員森田潤さん(31)は「現存していることがすごい。塗装に味がある」と話し、盛んにカメラのシャッターを切った。
現在、同鉄道の新清水―新静岡間を走っているオールステンレス製の「1000型車両」も公開している。同社は9月末までに、全車両の前部に自動列車停止装置(ATS)の受信機を保護するため覆いを取り付けるという。
1973年の導入当時の、覆いやラッピング(車体側面などの広告)をしていない車両を見られる貴重な機会という。
木造の電動貨車!お茶を運んでいる姿を見たかった!
昔、秋田中央交通軌道線では電動貨車が客車をひいていたそうです。静鉄の電動貨車が大井川鉄道に貸し出されて、客車をひいて、お茶を運んで走行するシーンを妄想するだけで、うっとりしてきます。
私はただの妄想ですが、山形鉄道では、膨らむアイデアを現実のものにしています。
■山形鉄道 期待の新入社員4人
2010年05月15日朝日新聞
1年間の期間限定 膨らむアイデア
フラワー長井線を運行する第三セクターの山形鉄道(野村浩志社長)に今月、新入社員4人が加わった。県の緊急雇用創出事業で1年間の期間限定社員だが、営業部に配属されて働き始めた。中には経営が厳しい千葉県の銚子電気鉄道の支援に取り組んだ経験者もおり、個性的な活性化策が期待される。(八鍬耕造)
千葉 銚子電鉄で支援経験者も
東京の会社員から転身した野道大(の・みち・だい)さん(36)は1月、野村社長の自伝「私、フラワー長井線『公募社長』野村浩志と申します」を読んで心を動かされた。「いじめられっ子でだめサラリーマン」という点が、転職を繰り返してきた自らの歩みと重なった。
共通点はもう一つある。鉄道好きだ。「ぬれせんべい」などの売り上げを鉄道経営に役立てている銚子電鉄で、乗客の誘導などを手伝ったことがある。「鉄道をおっかけているだけじゃダメ。地域活性化を勉強しないといけない」と、白鷹町に野村社長の講演を聴きに来た。同社の緊急雇用を知り、飛び込んだ。
今月の肩書は「記念切符委員長」。沿線の駅などをすごろくに見立てて楽しむ「すごろく切符」の販売を実現しようと、同期の新入社員らと激しい議論をすることもある。
野道さんは「お客さまから『ありがとう』と声をかけられたときがうれしい。来年以降も社員として残るため、グッズなどでたくさん稼いで赤字を減らしたい」。
ほかの新入社員は、いずれも置賜地域生まれの女性。飯豊町の松山愛さん(29)は、保育士や牧場で働いた経験がある。「ミニ動物園を造ったり、親子が触れ合える読み聞かせ列車を走らせたい」と、企画を巡らす。
長井市の高世(たか・せ)愛さん(20)は「イベントを地域住民に知ってもらうため、ポスターやチラシ配りに力を入れたい」。米沢市の大塚このみさん(22)は「山鉄ブランドを立ち上げ、グッズをコンビニやサービスエリアにも置いてもらえるようにしたい」。
就任から1年余りの野村社長は「1年間はあっという間に過ぎるけれども、ぜひ実績を出して欲しい」と、新入社員の活躍に期待している。
山形鉄道の話題をもひとつ。
■車両天井に園児が描いた長井線 車窓と絵交互に観賞
2010年05月13日 10:16 山形新聞
白鷹の保育園児が描いた電車の絵が並んでいる=フラワー長井線 白鷹町の保育園児が描いたフラワー長井線の絵が同線車両に展示されている。
長井線を運行する山形鉄道(野村浩志社長)がことし2月、あゆかい、こぐわ、ひがしねの各保育園を訪問した際に園児に描いてもらった長井線の絵計192点を車両の天井に展示した。お日さまと青空の下で走る列車や、車窓から笑顔を浮かべる乗客など、クレヨンや絵の具で描いたほのぼのとした作品が並んでいる。乗客は車窓の風景と天井を交互に観賞していた。
絵は全7両中3両に掲示。車両は31日までの1日数回、同線を走る。
さいごに、おけいはんの話題です。
■発見!昔の鉄道工事映像200本…京阪電鉄
(2010年5月16日13時43分 読売新聞)
タクシーや市電が並ぶ大阪・天満橋駅前の朝=京阪電鉄「鉄路と汗」より 今年4月に開業100年を迎えた京阪電鉄(本社、大阪・天満橋)で、トンネル掘削や高架橋建設を記録した社内映画などの原盤フィルムが200本近く見つかった。
かつての工事の模様や駅の風景などがわかる貴重な映像。今後、デジタル化、保存を進める。
100年記念事業のための資料収集の過程で今年3月、現本社のあるOMMビルの東隣に立つ旧本社ビル地下倉庫で見つかった。
1960年から3年がかりで行われた天満橋―淀屋橋間の地下線新設工事の映画「鉄路と汗」(カラー、49分)、60年代から70年代半ばに進められた天満橋―寝屋川間の高架・複々線化の記録、各時代のテレビCMなどが含まれる。
「鉄路と汗」は劣化が激しく、最新の修復技術でデジタル化した。コンクリートの箱を土佐堀川に沈める特殊な工法を採用した天神橋付近で、半裸の作業員が箱の下に入って川床を手作業で掘る様子や、終点だった天満橋駅で通勤客が市電やバス、タクシーに乗り換えてオフィス街へ向かう模様、ビルがほとんどない土佐堀通沿いの景色も映る。
木ノ下智恵子・大阪大特任准教授(現代芸術論)は「こうした映像は企業活動だけでなく、社会の記録として重要な史料だが、保存状態が良くない。他の鉄道会社にも同様に眠る映像や写真があるなら、協力して実態の調査と保存・活用を進めたい」と話している。
いろんなところに、こんなキラーコンテンツが眠っているんでしょうね!
強力磁石のように、「鉄分過剰人間」を全国からひきつける磁力のキラーコンテンツ。みなさんの地域に、おうちに、眠っていませんか?
志士の目鉄道研究会です。
連休明けの列島各地の鉄道の話題です!
まずは、以前にも取り上げた、兵庫県養父市の「一円電車」の話題から!!
■「一円電車」の勇姿、ポストカードに 養父・明延
(2010/05/13 09:15神戸新聞)
養父市大屋町明延で地域活性化に取り組む「鉱石の道明延実行委員会」は、明延鉱山と朝来市の神子畑選鉱所を結んでいた明神電車(通称・一円電車)の写真をあしらったポストカードを作製した。廃線前の雄姿などを通して、日本の近代化を支えた産業遺産としての明延鉱山を広く知ってもらうのが狙い。収益の一部は、同会などが取り組む「一円電車」の復活運動に役立てられる。
撮影したのは、東京都世田谷区在住の会社員須永秀夫さん。小田急電鉄勤務の傍ら、趣味で地方の鉄道などを撮り続けており、毎年明延地区で開かれる「一円電車まつり」にもボランティアとして参加している。
一円電車にまつわるグッズ作製をしている同会が、ポストカード作りに向けて須永さんに協力を依頼。無償で約100枚分のフィルムを借り受け、選定作業を進めていた。
ポストカードは8枚。1977年と廃線直前の86年に明延や神子畑で撮影されたもので、鉱石を積む貨車を引く機関車や、客車の「くろがね号」や「白金号」がレールの上を走る姿をとらえている。また、解体された粗砕場の写真も収められている。
8枚1セットで800円。明神電車の歴史を説明する資料も付けられている。同会の中尾一郎会長(62)は「使ってもらうことで一円電車を広く知ってもらい、復活運転に向けた運動に弾みがつけば」と話している。養父市大屋地域局やあけのべ自然学校などで販売している。大屋地域局TEL079・669・0120
(原田大介)

復活運転をたのしみにしております!
さて、今日からはじまる新企画の話題です。
■「鉄道むすめ」に会いに来て 20日から函館市電にイラスト
(05/19 08:11北海道新聞)
【函館】函館市交通局は20日から、女性運転士のイラストを車体に描いた市電を運行する。
イラストは縦横各1メートル。鉄道で働く女性をモデルに、東京の玩具メーカーが製作・販売しているフィギュア(人形)「鉄道むすめ」のキャラクターの一つで、名前は函館の電停「松風町」にちなんだ「松風かれん」。
車内のモニターの画面にも登場して、電停の案内も行う。若者のフィギュア人気の高さを当て込み、交通局は「全国のファンに“会い”に来てほしいですね」。
はい、みなさん松風かれんさんに”会い”にいきましょう。
続きまして文学系のみなさまへ。
■津軽鉄道「太宰列車」今年も運行
(05/20 10:56北海道新聞)
五所川原市の津軽鉄道は19日から、同市金木町出身の作家・太宰治の小説「津軽」を題材にした「太宰列車 小説『津軽』号」の運行を始めた。太宰列車は昨年に引き続いての運行だが、今年は小説で太宰が旅した場所の写真やアクセス方法を紹介し、観光客に実際に訪れてもらおうと工夫が凝らしてある。
昨年の「生誕百年記念号」が好評だったため、今年は「前編」「後編」の2回に分けて 運行する。前編では、太宰が青森駅に到着してから旧三厩村(現外ケ浜町)の義経寺を訪れるまでの中から10場面を選び、車内の天井近くに小説の一節を掲示。太宰が巡った1940年代当時と現在の様子を撮影した写真も並ぶ。小説内の名文句を記した同社の奥津軽トレインアテンダント手作りの中づりも目を引く。
函館市から旅行に訪れ、津軽五所川原駅発の一番列車に乗った看護師の平野千代子さん(50)は「最近になって太宰の小説を読み始めた。津軽はまだ読んでいないが、手を伸ばすいいきっかけになりそう。車内で紹介されている場所にも行ってみたい」と喜んだ。
前編は8月18日まで不定期で運行する。同19日からは後編の運行が始まり、太宰が金木 に入ってから旧小泊村(現中泊町)で太宰の子守を務めた越野タケさんに会うまでの場面を紹介する予定。
太宰ファンのみなさまは是非!
関東のみなさんはホタルに会いにいくというのはどうでしょう?
■いすみ鉄道ホタルウオッチングトレイン
2010年05月19日朝日新聞
いすみ鉄道(本社・大多喜町)は18日、「ホタルウオッチングトレイン」を6月10日から20日まで毎日運行すると発表した。昨年は金、土曜日が混雑したので、今年は金、土だけ事前予約制にする。
いすみ鉄道の最寄り駅で下車した後、バスでゲンジボタルの生息地に向かう。環境保護のためで、駅名や生息地の場所は秘密にされている。
運行時刻は行きが大原発午後6時15分、国吉発同6時31分、大多喜発同6時48分。帰りは最寄り駅を出た後、大多喜着同8時49分、国吉着同9時6分、大原着同9時26分の予定。
通常の乗車券のほかに、バス代としてホタルウオッチング許可証1枚500円を購入する。許可証は期間中、何回も使える。混雑する金、土曜日は各先着300人の電話予約制となる。問い合わせは同鉄道総務課(0470・82・2161)へ。

いすみ鉄道からもう一つの話題です。
■お見合いツアー:参加者を募集 いすみ市商工会青年部が8月企画 /千葉
毎日新聞 2010年5月19日 地方版
いすみ市商工会青年部は8月28、29日に独身男女が交流するお見合いツアーを企画し、参加者を募集中。晩婚化阻止・結婚促進による人口増を目指している。
1泊2日で海鮮バーべキュー、酒蔵体験、いすみ鉄道ムーミン列車乗車、イセエビ生け捕り体験などで交流する。対象は市内在住の20~40歳の独身男女各20人。締め切りは1次が6月18日、2次が7月16日。申し込みはファクス(0470・63・9818)かホームページから。いすみ市商工会(電話0470・62・1191)。【吉村建二】

お見合い列車の話題をもう一つ。
■三陸鉄道:恋レール第2弾、30日に婚活列車 /岩手
毎日新聞 2010年5月20日 地方版
三陸鉄道は30日、独身者の出会いを支援する「婚活列車」を大船渡市の南リアス線盛-三陸駅間で運行する。男女各15人の参加者を募集している。
1月に続く「恋レール 独身交流会」第2弾企画。当日は午前10時18分盛駅発の定期列車にレトロ車両を連結し、三陸駅のある越喜来地区でホタテの薫製づくりのほか、バーベキュー、散策などを楽しむ。ホタテの貝殻に願いを書けば恋愛成就で売り出し中の「恋し浜駅」に後日飾ってくれる。帰りは盛駅着午後4時41分。
参加費は男性が3000円、女性は2500円。年齢は問わない。盛駅の金子盛継駅長は「前回は2組のカップルが誕生しました。新たな出会いを見つけてほしい」と呼び掛けている。申し込みは盛駅(電話0192・27・1504)。【鬼山親芳】
GOOD LUCK!
そして、「RAILWAYS」関連ニュースです。
■地方鉄道がんばれ 映画「RAILWAYS」錦織監督、樽見鉄道訪問
2010年5月20日 中日新聞
ローカル鉄道を舞台にした映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)49歳で電車の運転士になった男の物語」が29日に公開されるのを前に18日、錦織良成監督が本巣市の第3セクター樽見鉄道本社を訪問。赤字に悩む鉄道にエールを送り、映画をPRした。
映画は中井貴一さん主演。大手企業で順調に出世する主人公が、子ども時代に夢見ていた故郷の電車の運転士を目指す中で、家族とのきずなを取り戻していくストーリー。島根県の一畑電車を舞台に、ローカル鉄道の魅力をちりばめた。
ローカル鉄道関係者の間でも話題になっているといい、樽見鉄道では沿線の映画館TOHOシネマズモレラ岐阜などと協力して電車1両を映画のPR列車に改装した。
錦織監督はPR列車の先頭部に掲げられた映画の公開を予告するヘッドマークにサインをし、田中良以社長と握手。「鉄道の大切さは車に乗るようになると忘れてしまう。それを思い出してもらおうと映画を企画しました。全世代のたくさんの方に楽しんでもらえるはず」と話した。
映画はTOHOシネマズモレラ岐阜など県内5館で公開される。
(横山大輔)
一度廃止した鉄道を復活させるのは大変です。いまある鉄道を大事にしましょう!
■養老鉄道を守れ 車両貸し切りでイベント
2010年5月12日中日新聞
養老鉄道の愛好家たちが、貸し切りのラビットカーで旅を楽しんだ。養老鉄道や沿線自治体が貸し切り車両を使ってイベントを催す例はあるが、愛好家が自己負担で車両を借り、運行したのは初めてという。
養老鉄道応援サイト「美濃本郷STATION」(中野輝良代表)が「鉄道の魅力を発信し、地域の足を守ろう」と企画した。県内や京都、大阪、奈良、滋賀などから鉄道ファン20人が参加した。運行に協力する有志より賛助金が30口以上(1口1000円)集まった。
西大垣駅を出発し、養老駅で「薬膳(やくぜん)弁当」を積み込んだ。同駅で約40分間停車し、愛好家が持ち寄ったヘッドマークを次々と掲出した。
かつて運行されていた行楽臨時列車「養老こどもの国号」や、ラビットカーが走っていた近鉄南大阪線で使われた懐かしいマークも。乗客以外のファンも多数駆け付け、押し合いへし合い写真を撮っていた。三重県桑名市の会社員伊藤正明さん(45)は「養老線でこんな写真が撮れるなんて。たまりません」と興奮気味。
車内では、食事や抽選会も楽しみ、終着の下深谷駅(三重県桑名市)へ。中野代表は「心強い応援団の方々に勇気づけられた。今後も続けたい」と声を弾ませ、養老鉄道総務企画課は「本当にありがたいこと」と感謝していた。
(松瀬晴行)
鉄道のないところでも鉄道は喜ばれています。
■隠岐の島にD51来た 大山から
(2010年5月20日 読売新聞)
「鉄道のない島の子どもたちのために」と、鳥取県大山町から隠岐の島町の建設業「隠岐商事」(渡辺好夫社長)が無償で譲り受けたD51形蒸気機関車の動輪を使ったモニュメントが、同町原田の銚子ダムわきの公園に完成し、19日、除幕式が行われた。
式には、近くの原田保育所の園児10人と町立中条小の4年生13人を含めた計約50人が出席。渡辺社長のあいさつの後、子どもたちが除幕を行い、動輪が姿を現すと、子どもたちは目を輝かせ、一斉に「わあ、すごい」「大きい」と驚きの声を上げた。
松田和久町長は「町に鉄道はないが、子どもたちの勉強に役立てたい」。大山町の森田増範町長は「両町は、隠岐から脱出した後醍醐天皇が旧名和町にたどり着いた歴史や、大山隠岐国立公園の名前のようにつながりがある。D51の展示で絆(きずな)が強まった」と話した。
今回、モニュメントとなったD51形蒸気機関車は、大山町のJR大山口駅で約30年展示。老朽化により一度は解体処分が決まったが、隠岐商事の申し出で昨年8月に無償譲渡され、解体後の4月、隠岐の島町内に運ばれた。
さらに、SLの話題です。
■丸瀬布いこいの森で遊ぼう~蒸気機関車や温泉、自然満喫
(5月16日北海民友新聞)
遠紋観光の名所のひとつとして知られる遠軽町丸瀬布の「森林公園いこいの森」は春の行楽シーズンを迎え、広く観光客の来場を呼びかけている。道道紋別丸瀬布線の金八トンネルが昨年開通し、丸瀬布には紋別市街地から車で40~50分で行ける距離に短縮されている。紋別市民にとって身近な観光名所として、今後さらに注目を浴びそうだ。
緑と清流が調和した「いこいの森」は、小鳥のさえずりを聞きながら森林浴ハイキングや林間キャンプ、渓流釣りなどで大自然を満喫できる観光・レジャー施設。北海道遺産の森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」が森の中を走ることでおなじみになっている。隣接する「昆虫生態館」では50種5万匹の生きた昆虫を観察することができ、生態観察学習や自然体験学習の場としても活用されている。交流促進施設「丸瀬布温泉やまびこ」では洋風、和風、露天など10種類の温泉が楽しめるほか、食堂や物産品販売コーナーを完備している。
このほかオートキャンプ場、ゴーカート、テニスコート、パークゴルフ場、郷土資料館なども備えている。また、200株の藤を有する「平和山公園」も近くにある。同公園では6月6日に「藤まつり」を開催する。
今後の主な行事日程は次の通り。詳しい問い合わせは遠軽町丸瀬布総合支所産業課(電話0158-47-2213)。今季の開園期間は10月24日まで。
▽6月6日(日)=まるっせぷ藤まつり(平和公園)
▽7月4日(日)=武利岳山開き(登山会)
▽7月25日(日)=いこいの森フィッシング大会
▽7月31日~8月1日(土・日)=まるせっぷ観光まつり
▽10月1日(金)=雨宮号合併記念運行
(蒸気機関車・雨宮号のポスターでピーアールしている=写真=)
雨宮!軽便ファンにはたまらない響き!軽便の国産SLといえば、雨宮ですよね。そして、ご当地の木造客車は、岡山県の旧井笠鉄道→西武山口線(おとぎ列車)という経歴です。さらに、SLの話題です。
■若桜(わかさ)鉄道開通80周年!
10/05/20(鳥取県観光情報)
今年で80周年を迎えるローカル線「若桜(わかさ)鉄道」。
ここではその「若桜鉄道」=通称「わかてつ」の魅力をたっぷりご紹介します。
開業当時の姿をとどめる昔なつかしい鉄道風景
若桜鉄道は昭和5年に全線開通し、沿線の駅舎やプラットホームは開業当時の姿をとどめています。
平成19年にはかつて沿線を走っていた機関車「C12-167機」が終着駅の若桜駅に帰還するなど、鉄道ファンのみならず観光客の人気を集めています。
3~11月の間、随時、SL運行や体験運転(要申込)などのイベントも開催されています。スケジュールについては若桜鉄道ホームページをご覧いただくか、若桜鉄道(0858-82-0919)までお問い合わせ下さい。
全国初、国登録有形文化財へ答申
若桜駅には機関車を方向転換するための手動式転車台(右写真)や給水塔などの設備が残されており、それらを含む23件の施設が平成20年6月、国登録有形文化財に答申されました。
単体で登録されている鉄道施設はありますが、路線の諸施設がまとめて登録されるのは全国初です。
入構券を購入すれば駅構内見学、「手動式転車台」体験もO.K.
若桜駅では、入構券(300円)をお買い求めいただくと駅構内を見学することができ、機関車を間近に見ることができます。
また、2名以上で「手動式転車台」を実際に動かしてみる体験も可能です。
今も現役の硬券切符
開業当時の姿をとどめるのは駅舎だけでなく、今ではあまりみられなくなった硬券切符が現在も使用されています。
若桜駅構内の売店では「硬券乗車券綴セット」(右写真)が販売されており、鉄道ファンに人気です。
★80周年を記念して、こちらも硬券の1日フリー切符を販売しています。限定1,000枚ですのでご購入はお早めに。
映画「男はつらいよ」のロケ地となった「安部駅」
若桜線にある「安部駅」は、映画「男はつらいよ」の第44作目「寅次郎の告白」(平成3年公開)でロケ地となりました。
ホーム脇には記念樹が植樹されているほか、駅舎内には寅さんのパネルが展示されています。
味のある木造の駅舎がなんとも懐かしい風景をつくりだしています。
バイク愛好者の聖地「隼(はやぶさ)駅」
同路線内にある「隼駅」は、同名のオートバイ「ハヤブサ」の愛好者に聖地として慕われています。
「8月8日」は「ハヤブサの日」として、全国からライダーが大集結します。
同駅では「隼駅訪問証明書」を発行しており(土日のみ、若桜駅では常時)、ファンに人気です。
電動貨車もがんばってます。
■84年前の電動貨車公開 16日まで静鉄長沼駅
2010/05/16 静岡新聞
静岡鉄道は15日、静岡市葵区長沼の長沼駅で、1926年に製造された電動貨車「デワ1号」の見学会を開いた。16日まで公開する。
デワ1号の車体は木造で黒塗り。鎖とフックで連結する「バッファーリンク式連結器」を備える。昭和初期に清水港と安西(同市葵区)を結び、茶や石炭を運んでいたという。沼津市駿河台の会社員森田潤さん(31)は「現存していることがすごい。塗装に味がある」と話し、盛んにカメラのシャッターを切った。
現在、同鉄道の新清水―新静岡間を走っているオールステンレス製の「1000型車両」も公開している。同社は9月末までに、全車両の前部に自動列車停止装置(ATS)の受信機を保護するため覆いを取り付けるという。
1973年の導入当時の、覆いやラッピング(車体側面などの広告)をしていない車両を見られる貴重な機会という。
木造の電動貨車!お茶を運んでいる姿を見たかった!
昔、秋田中央交通軌道線では電動貨車が客車をひいていたそうです。静鉄の電動貨車が大井川鉄道に貸し出されて、客車をひいて、お茶を運んで走行するシーンを妄想するだけで、うっとりしてきます。
私はただの妄想ですが、山形鉄道では、膨らむアイデアを現実のものにしています。
■山形鉄道 期待の新入社員4人
2010年05月15日朝日新聞
1年間の期間限定 膨らむアイデア
フラワー長井線を運行する第三セクターの山形鉄道(野村浩志社長)に今月、新入社員4人が加わった。県の緊急雇用創出事業で1年間の期間限定社員だが、営業部に配属されて働き始めた。中には経営が厳しい千葉県の銚子電気鉄道の支援に取り組んだ経験者もおり、個性的な活性化策が期待される。(八鍬耕造)
千葉 銚子電鉄で支援経験者も
東京の会社員から転身した野道大(の・みち・だい)さん(36)は1月、野村社長の自伝「私、フラワー長井線『公募社長』野村浩志と申します」を読んで心を動かされた。「いじめられっ子でだめサラリーマン」という点が、転職を繰り返してきた自らの歩みと重なった。
共通点はもう一つある。鉄道好きだ。「ぬれせんべい」などの売り上げを鉄道経営に役立てている銚子電鉄で、乗客の誘導などを手伝ったことがある。「鉄道をおっかけているだけじゃダメ。地域活性化を勉強しないといけない」と、白鷹町に野村社長の講演を聴きに来た。同社の緊急雇用を知り、飛び込んだ。
今月の肩書は「記念切符委員長」。沿線の駅などをすごろくに見立てて楽しむ「すごろく切符」の販売を実現しようと、同期の新入社員らと激しい議論をすることもある。
野道さんは「お客さまから『ありがとう』と声をかけられたときがうれしい。来年以降も社員として残るため、グッズなどでたくさん稼いで赤字を減らしたい」。
ほかの新入社員は、いずれも置賜地域生まれの女性。飯豊町の松山愛さん(29)は、保育士や牧場で働いた経験がある。「ミニ動物園を造ったり、親子が触れ合える読み聞かせ列車を走らせたい」と、企画を巡らす。
長井市の高世(たか・せ)愛さん(20)は「イベントを地域住民に知ってもらうため、ポスターやチラシ配りに力を入れたい」。米沢市の大塚このみさん(22)は「山鉄ブランドを立ち上げ、グッズをコンビニやサービスエリアにも置いてもらえるようにしたい」。
就任から1年余りの野村社長は「1年間はあっという間に過ぎるけれども、ぜひ実績を出して欲しい」と、新入社員の活躍に期待している。
山形鉄道の話題をもひとつ。
■車両天井に園児が描いた長井線 車窓と絵交互に観賞
2010年05月13日 10:16 山形新聞
白鷹の保育園児が描いた電車の絵が並んでいる=フラワー長井線 白鷹町の保育園児が描いたフラワー長井線の絵が同線車両に展示されている。
長井線を運行する山形鉄道(野村浩志社長)がことし2月、あゆかい、こぐわ、ひがしねの各保育園を訪問した際に園児に描いてもらった長井線の絵計192点を車両の天井に展示した。お日さまと青空の下で走る列車や、車窓から笑顔を浮かべる乗客など、クレヨンや絵の具で描いたほのぼのとした作品が並んでいる。乗客は車窓の風景と天井を交互に観賞していた。
絵は全7両中3両に掲示。車両は31日までの1日数回、同線を走る。
さいごに、おけいはんの話題です。
■発見!昔の鉄道工事映像200本…京阪電鉄
(2010年5月16日13時43分 読売新聞)
タクシーや市電が並ぶ大阪・天満橋駅前の朝=京阪電鉄「鉄路と汗」より 今年4月に開業100年を迎えた京阪電鉄(本社、大阪・天満橋)で、トンネル掘削や高架橋建設を記録した社内映画などの原盤フィルムが200本近く見つかった。
かつての工事の模様や駅の風景などがわかる貴重な映像。今後、デジタル化、保存を進める。
100年記念事業のための資料収集の過程で今年3月、現本社のあるOMMビルの東隣に立つ旧本社ビル地下倉庫で見つかった。
1960年から3年がかりで行われた天満橋―淀屋橋間の地下線新設工事の映画「鉄路と汗」(カラー、49分)、60年代から70年代半ばに進められた天満橋―寝屋川間の高架・複々線化の記録、各時代のテレビCMなどが含まれる。
「鉄路と汗」は劣化が激しく、最新の修復技術でデジタル化した。コンクリートの箱を土佐堀川に沈める特殊な工法を採用した天神橋付近で、半裸の作業員が箱の下に入って川床を手作業で掘る様子や、終点だった天満橋駅で通勤客が市電やバス、タクシーに乗り換えてオフィス街へ向かう模様、ビルがほとんどない土佐堀通沿いの景色も映る。
木ノ下智恵子・大阪大特任准教授(現代芸術論)は「こうした映像は企業活動だけでなく、社会の記録として重要な史料だが、保存状態が良くない。他の鉄道会社にも同様に眠る映像や写真があるなら、協力して実態の調査と保存・活用を進めたい」と話している。
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