10分間の非公式「talk」の一方、アジアでは・・・ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

10分間の非公式「talk」の一方、アジアでは・・・

秘書です。
10分間の非公式「talk」の影響は、普天間移設問題だけではありません。そのメッセージはもっと深刻なものになるかもしれません。


■鳩山首相、アメリカ・オバマ大統領と非公式会談 普天間問題決着に向け協力を要請
(04/13 21:51FNN)
鳩山首相は、12日、アメリカ・ワシントンで開かれている核安全保障サミットの夕食会で、オバマ大統領と非公式に会談し、沖縄の普天間基地移設問題を5月末までに決着させる意向を伝え、協力を要請した。
夕食会で席が隣り合わせになった鳩山首相とオバマ大統領は、冒頭のおよそ10分間、非公式に会談した。
この中で、鳩山首相は「日米同盟が大事だという考えの中で、普天間の問題で努力している」と語り、目標の5月末までの決着に向け、大統領に協力を要請した。
移設先の具体的な地名は、挙げなかったという。
今回の非公式会談の内容について、ホワイトハウスは声明を出したが、核不拡散や日米同盟の強化などが議題だったとして、普天間問題には一切触れておらず、この問題をめぐる日米の温度差が、あらためて浮き彫りになったかたちとなった。

世界史に残るであろう核安全保障サミットで、同盟国の首脳同士がわずか10分の非公式「会談」(talk)。民主党のみなさん!このことがわが国周辺諸国に与えるメッセージ、そのメッセージが引き起こすであろう反応を理解・予測できますか?

■防衛省、中国艦艇通過で警戒・監視を継続
4月13日22時27分配信 産経新聞
 中国海軍の潜水艦2隻や駆逐艦2隻など計10隻の艦艇が10日、沖縄本島の西南西約140キロの公海を東シナ海から太平洋に向け通過したことが分かった。防衛省統合幕僚監部が13日、公表した。海軍の外洋展開訓練の一環とみられ、防衛省で警戒・監視を続けているが、これほど大規模な活動は異例だという。
 10隻のうちソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦など5隻は7日から9日まで東シナ海の中部海域で艦載ヘリの飛行訓練などを実施した。8日にはヘリが監視中の海上自衛隊護衛艦から約90メートルまで接近。政府は「安全航行に支障をきたす」として中国政府に事実関係の確認を申し入れた。
 その後、10隻は10日夜、沖縄本島と宮古島の間を南下。キロ級潜水艦2隻は浮上したまま航行した。11日には沖縄南方の太平洋で補給艦による洋上補給などを行っている。中国海軍は近代化により、遠洋での作戦遂行能力を向上させ、3月にも駆逐艦など6隻が同じ海域を航行した。

これだけのことがあったのですから、日中首脳会談での話題に?

■鳩山首相、中国・胡錦涛主席と会談 東シナ海ガス田共同開発に向けた交渉の早期開始要請
(04/13 21:50FNN)
核安全保障サミット出席のため、アメリカ・ワシントンを訪れている鳩山首相は、12日、中国・胡錦涛国家主席と会談し、東シナ海のガス田の共同開発に向けた交渉の早期開始を要請した。
胡錦涛主席との会談で、鳩山首相は「東シナ海を友愛の海にしたい」との考えをあらためて表明したうえで、ガス田の共同開発に関連し、条約締結に向けて、「早期の交渉開始のために、胡主席自ら関係部局に指示を出してほしい」と要請した。
これに対し、胡主席は「資源開発合意は、日中の戦略的互恵関係の推進に合致しており、日中の利益にも合致する。中国は合意を重視し、日中で環境づくりを行っていくこと希望する」と述べた。
一方、毒ギョーザ事件の容疑者拘束について、鳩山首相は「中国の努力を評価する」と述べたうえで、捜査協力を通じて真相解明を図る意向を示し、食の安全についての新たな枠組みづくりにも早期に取り組む意向を表明した。

日中首脳会談の話題にならなかった?メッセージは「友愛の海」のみ?

■防衛省、中国海軍の潜水艦2隻などあわせて10隻が沖縄近海の公海上を通過したと発表
(04/13 21:23FNN)
防衛省は13日、中国海軍の潜水艦2隻やミサイル駆逐艦2隻など、あわせて10隻が、4月10日夜、沖縄近海の公海上を通過したと発表した。
北沢防衛相は「今までになかった事態でもありますし、今、詳細な分析をさせていただいて、わが国に対する、何か意図があるのかないのかも含めて」と述べた。
防衛省によると、10日午後8時ごろ、中国海軍の潜水艦とミサイル駆逐艦10隻が、沖縄本島の西南西140kmの公海上を通過しているのを、海上自衛隊の護衛艦が確認した。
艦隊は、太平洋上の沖ノ鳥島の方角に向けて航行を続けているという。
2隻の潜水艦は、最新鋭のものということで、防衛省は分析を進めている。
平野官房長官は、13日午後の会見で、中国の艦艇が、艦載ヘリコプターの訓練を行っていたとの見方を示す一方、公海上で問題はないとの認識を示した。
平野官房長官は、会見で「これは、公海上を通っている話ですから、なぜ通ったんだというべきことでは、私はないと思います」と述べた。
これに先立ち、赤星海上幕僚長は会見で、中国側のヘリが自衛隊の艦船に接近し、安全航行に支障を来したとして、外交ルートを通じて申し入れていることを明かした。

民主党のみなさん!あるときには毅然とした反応をしておくことが平和を守るために必要だ、相手国の友好促進派の発言力を高めてもらうためにも必要だ、ということは、よく歴史に学んでおいたほうがいいと思います。どこまでが「問題ない」と相手側が判断するのか(=いつまで「友愛の海」と言い続けるのか)、ぎりぎりのラインまで反応をためす行為、既成事実を重ねる行為が継続するということも、想定しておいてください!