郵政改悪:閣僚懇は「経営試算」で決めたのか?「政局試算」で決めたのか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

郵政改悪:閣僚懇は「経営試算」で決めたのか?「政局試算」で決めたのか?

秘書です。
昔、陸軍、いま・・・?


■亀井氏支持、危うい決断=指導力誇示に腐心-鳩山首相
(2010/03/30-22:42時事通信)
 閣内対立を生じていた郵政改革案をめぐり、鳩山由紀夫首相は30日、郵便貯金の預入限度額を引き上げる亀井静香金融・郵政改革担当相の案を支持した。しかし、首相の決断は、「官から民へ」を唱えてきた「民主党らしさ」を損ないかねない危うさをはらんでいる。事態が収拾するかなお不透明だ。
 「一任してくれてありがとう。自分のリーダーシップの下に進めていく」。首相は、郵政改革をめぐる全閣僚出席の懇談会で自ら裁定を下した。
 首相が指導力アピールに腐心するのは、内閣支持率急落の要因の一つとされる「指導力不足」を「ひどく気にしている」(周辺)ためだ。今国会2回目となる党首討論を31日に控え、赤松広隆農林水産相は「きょう決めないと内閣が崩壊するぞ」と危機感をあらわにし、首相の「即断」を後押しした。
 しかし、今回の決着は、改革案をいち早く公表して既成事実化を図った亀井氏に、首相が引きずられたのが実態だ。郵政関連労組の支持を背景に、郵政民営化見直しを党是とする国民新党代表の亀井氏は当初から一歩も引く様子はなかった。一方、民主党が重視する国家公務員法改正案や政治主導確立法案などの成立には、参院での国民新党の協力が不可欠。夏の参院選に向けて政権を浮揚させたい首相としては、亀井氏を尊重しないわけにはいかなかったといえる。
 ただ、亀井案は民主党がかつて主張した「郵貯縮小」に逆行する内容で、「民業圧迫」との批判は避けられない。亀井案批判の急先鋒(せんぽう)の仙谷由人国家戦略担当相は、首相判断について「閣内にいるんだから」と言葉少なに語り、従わざるを得ないとの立場を示した。しかし、仙谷氏に同調する副大臣の一人は「自分の主張を曲げるつもりはない」と反発。政権内に火種は残ったままだ。


強い声に引っ張られていくのがリーダーシップ?即断?

世論うけというのは「政権の論理」による即断。日本郵政の「経営の論理」はどこへ?

明日、党首討論があるから?

まさか、そんな「政局中心主義」の試算で大事なことを決めていいはずがない。

いま、ニュースのキャスターが言っていました。

限度額が1000万円か2000万円か、経営試算をもとに議論したはずです、その試算を私たちに提示してください、と。

その通り。

今日の閣僚懇で、どんな経営試算をもとに決めたのか?

明日は党首討論があるから大変という政局試算しかなかったのか?

この国は、強い声に引っ張られて、政局試算で舵を切る船長のもと、

ふらふらと、どこへ行こうとしているのでしょう?

船長すらも行き先のわからない、その場の空気が勝負の「暗黒の航海」を、早くとめなければ!