自民党は第二民主党の道を歩むのか(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

自民党は第二民主党の道を歩むのか(中川語録)


民意の鳩山首相、民主党離れが一段と加速している。一方で、自民党への投票先も下落し、未定が51・6%と異常に増大している。

65.4%の民意は、自民党について「政策が一致しなければ分裂もやむなし」と考えておられる。

野党の基本は、政権党に代わるもう一つの道の選択肢を用意することである。その機能を自民党が果たしていないのは、政策が一致していないのではないかと民意が見ているからなのではないか。

2つポイントをあげたい。

民主党は「大きな政府」路線に舵をきろうとしている。自民党も、「大きな政府」路線に転向し、第二民主党の道を歩むのか。

民主党の成長戦略はニセモノといわざるをえない。自民党内にも反成長派がおられるようだ。自民党も、増税―再分配路線に転向し、第二民主党の道を歩むのか。

この路線問題はしっかりと議論しなければならない。

(3月21日記)中川秀直


(参考)新報道2001の3月18日調査の結果


「内閣支持率は、前回(3月11日)に比べて、6・0ポイント減の34・0%、不支持率は2・2ポイント増の56・2%、わからないは3・8ポイント増の9・8%。

あなたは今年夏の参院選でどの党に投票したいですかは、民主党が4・4ポイント減の20・8%、自民党が3・0ポイント減の16・8%、公明党が0・6ポイント減の3・4%、共産党が1・2ポイント減の1・2%、社民党が0・8ポイント減の0・2%、国民新党が0・2ポイント増の0・4%、新党日本が0・2ポイント増の0・2%、改革クラブが同じの0・0%、みんなの党が1・0ポイント減の3・4%、無所属・その他が同じの0・4%、棄権が1・0ポイント増の1・6%。未定が9・6ポイント増の51・6%。

15日、鳩山由紀夫氏が自民党に離党届を提出。その理由について『与謝野氏と舛添氏を結びつけたい』とし、新党構想を明らかにしました。この動きについてあなたはどう考えますか。期待する18・4%、期待しない76・0%、わからない5・6%。

現在、自民党は執行部に批判的な、与謝野氏や舛添氏などが、新党の可能性も視野に入れ、執行部を厳しく批判しています。あなたはどう考えますか。一致団結して自民党を立て直すべき29・2%、政策が一致しなければ分裂もやむなし65・4%、わからない5・4%。

自民党の支持率が伸び悩んでいます。あなたは自民党復活のために何が必要だと考えていますか。谷垣総裁を中心に一致団結する7・6%、新総裁を選び、若手の登用など執行部を刷新する51・8%、はっきりとした民主党との対立軸を打ち出す33・6%、わからない7・0%」