外相と官房長官の「違い」 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

外相と官房長官の「違い」

秘書です。
国会の閣僚の答弁は、政府の見解なのか、ちがうのか?


■有事の核持ち込み、容認せず=岡田外相発言に不快感-平野官房長官
 (3月17日-17:07時事通信)
 平野博文官房長官は17日午後の記者会見で、日本有事の際に米国から核兵器持ち込みの要請があった場合の対応について、「政府として容認するという立場にない。非核三原則を守るということは、鳩山由紀夫首相も発言している」と強調した。岡田克也外相は衆院外務委員会で「その時の政権が判断する」と答弁しており、双方の違いが明らかになった。
 平野氏は外相発言について「(核持ち込みを)容認するという発言ではないのではないか」としながらも、「どういう有事のことを言っているのか、よく承知していない。たらればのケースで政府が言及することは控えないといけない」と不快感を示した。

■“有事の際 時の政権が判断”
3月17日 16時44分 NHK
岡田外務大臣は、衆議院外務委員会で、鳩山政権として非核三原則を堅持する方針をあらためて強調した一方で、将来、有事の際に、核兵器を積んだアメリカの艦船の日本立ち寄りが迫られた場合には、時の政権が判断すべきだという考えを示しました。
17日の衆議院外務委員会で、岡田外務大臣は「鳩山政権は、非核三原則を変えるつもりはない」と述べ、『核兵器を持ち込ませず』などとした非核三原則を堅持する方針をあらためて強調しました。その一方で、岡田外務大臣は「もし核の一時寄港を認めないと、日本の安全が守れないという事態が発生した場合には、その時の政権が命運をかけて決断し、国民に説明すべきだ」と述べ、将来、有事の際に、核兵器を積んだアメリカの艦船の日本立ち寄りが迫られた場合には、時の政権が認めるかどうか判断すべきだという考えを示しました。また、岡田外務大臣は、社民党などが求めている非核三原則の法制化について、「鳩山政権として法制化という考えは持っていない。ロシアや中国の艦船が核兵器を積んで日本の領海を通過しないという担保をどうとるのかといった問題などがあり、こうしたことに明確に決着をつけないと、法制化は難しい」と述べました。

昔なら、閣内不一致は大変な問題だったんですが。