自民党は改革路線に回帰するのか否かの路線問題(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

自民党は改革路線に回帰するのか否かの路線問題(中川語録)

最近の世論調査をみると、改革路線を貫く政治勢力を待望する声の高まりを感ずる。

枝野行政刷新大臣への期待の高さもその現れであろう。しかし、10日の内閣委員会の枝野大臣の答弁は、法改正や法令解釈変更に消極的で運用に頼る点に疑問が残った。私が先日提出した質問主意書に対する回答は23日に閣議決定されるが、法令解釈担当大臣として、是非、改革への指導力を発揮して頂きたいと考える。枝野大臣ですら、取り込まれてしまったのか、という結論になったら、さらに世論に影響を与えることだろう。

私は、自民党は民主党以上の改革政党として、改革競争に挑むべきであると考えている。

自民党は改革路線に回帰するのか否か、この路線問題に決着をつけなければならない。

(3月15日記)中川秀直



(参考)毎日新聞(13,14日)と新報道2001(11日)の世論調査の結果

「毎日の内閣支持率は前回(2月5,6日)に比べて、6ポイント減の43%、不支持率は8ポイント増の45%、わからないは、2ポイント減の12%。

政党支持率は、民主党が6ポイント減の28%、自民党が2ポイント増の16%、公明党が1ポイント減の4%、共産党が1ポイント減の2%、社民党が同じの2%、国民新党が1ポイント増の1%、みんなの党が1ポイント増の7%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの05、支持政党なしが6ポイント増の40%。

この半年間の鳩山首相の政権運営を、評価する31%、評価しない66%、わからない3%。

この半年間で最も良いと思う鳩山政権の取り組みは何ですか。事業仕分けなどによる無駄の削減49%、子ども手当16%、高校無償化9%、外交密約の公表6%、温室効果ガスの25%削減5%、政治とカネの問題4%、高速道路の無料化3%、米軍普天間飛行場の移設問題1%。

この半年間で最も不満に思う鳩山政権の取り組みは何ですか。政治とカネの問題44%、米軍普天間飛行場の移設問題15%、高速道路の無料化14%、子ども手当14%、高校無償化3%、事業仕分けなどによる無駄の削減3%、温室効果ガスの25%削減2%、外交密約の公表1%。

鳩山首相は事業仕分けなどを担当する行政刷新担当相に枝野幸男氏を起用しましたが、期待する65%、期待しない29%、わからない6%。

小沢幹事長は辞任すべきだと思いますか。辞任すべきだが7ポイント増の76%、辞任する必要はないが7ポイント減の21%、わからないは同じの3%。

鳩山首相と小沢幹事長の資金管理団体の事件に続き、北教組の幹部らが小林千代美衆院議員の陣営に違法献金を行っていた疑いで逮捕されました。参院選で民主党の『政治とカネ』問題を投票の判断材料にしますか。判断材料にする63%、判断材料にしない35%。

参院選が今行われるとして、あなたは比例代表でどの政党、あるいはどの政党に候補者に投票しますか。民主党が5ポイント減の31%、自民党が同じの22%、公明党が1ポイント減の5%、共産党が2ポイント減の3%、社民党が同じの3%、国民新党が1ポイント増の1%、みんなの党が3ポイント増の12%、改革クラブが同じの0%、新党日本が同じの0%、その他の政党が同じの12%。

参院選後、民主党単独の政権が出来ることを望ましいと思いますか。民主党単独政権が望ましい21%、社民党、国民新党との連立政権が望ましい25%、他の政党との連立が望ましい46%。

谷垣総裁による自民党の再建を期待しますか、しませんか。期待する27%、期待しない69%」。

「新報道2001の内閣支持率は2・8ポイント増の40・0%、不支持率は1・8ポイント減の54・0%、わからないは1・0ポイント減の6・0%。

あなたは今年夏の参院選でどの党の候補に投票したいですか。民主党が3・2ポイント増の25・2%、自民党が1・0ポイント減の19・8%、公明党が1・6ポイント増の4・0%、共産党が同じの2・4%、社民党が0・2ポイント減の1・0%、国民新党が同じの0・2%、新党日本が0・4ポイント減の0・0%、改革クラブが同じの0・0%、みんなの党が0・8ポイント増の4・4%、無所属・その他が0・2ポイント減の0・4%、棄権するが同じの0・6%、未定が3・8ポイント減の42・0%。

あなたは参院選後の連立の枠組みとして、どういう形が最も望ましいと考えていますか。民主党単独が0・8ポイント減の15・4%、民主を中心とした連立が2・6ポイント増の22・8%、民主・自民両党による大連立が2・2ポイント減の24・0%、新しい第3極を中心とした連立が4・0ポイント増の31・0%、わからないが3・6ポイント減の6・8%。

次期首相に一番ふさわしいのは誰だと思いますか。舛添要一19・0%、鳩山由紀夫12・2%、菅直人8・0%、岡田克也6・6%、前原誠司5・8%、石破茂4・4%、渡辺喜美2・4%、与謝野馨2・4%、原口一博2・2%、小沢一郎1・8%、谷垣禎一1・6%、亀井静香1・2%、仙石由人1・0%、福島瑞穂0・6%、鳩山邦夫0・0%,ふさわしい人はいない24・2%、わからない6・6%。

普天間基地移設問題について、連立内の意見の相違が目立つなど、混迷しています。このことが日米関係にどう影響すると思いますか。日米関係に悪い影響を与える63・6%、日米関係には影響を与えない28・4%、わからない8・0%」。