鉄道ニュース(JRダイヤ改正記念号) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

鉄道ニュース(JRダイヤ改正記念号)

志士の目鉄道研究会です。
今日はJRの13日ダイヤ改正の日です。


■「北陸」「能登」最終運転 鉄道ファン集結
< 2010年3月13日 8:38 日テレニュース24>
 JRの13日のダイヤ改正により廃止される寝台特急「北陸」(東京・上野~石川・金沢)の下りの最終列車が12日夜、上野駅を出発した。また、上野駅には13日午前6時過ぎ、12日夜に金沢駅を出発した「北陸」の上りの最終列車が到着。ホームでは、多くの鉄道ファンらがその姿をカメラに収めていた。
 ダイヤ改正では、同区間を結ぶ急行「能登」も廃止される。「能登」はボンネット型の車両が特徴で、58年から活躍し、鉄道ファンに親しまれてきた。

全国各地で、別れを惜しむファンに見送られたラストラン。
無事に終わってよかったです。ダイヤ改正で今日から新しく生まれたものもあります。


■横須賀線武蔵小杉新駅 13日開業…神奈川
川崎市の新拠点高まる期待

(3月12日読売新聞)
 神奈川県川崎市中原区で建設されているJR横須賀線武蔵小杉駅が13日に開業する。
 同駅はJR南武線や東急東横線に乗り換えられる上、湘南新宿ライン・成田エクスプレスがすべて停車、1日乗降客約7万人のターミナル駅となる。周辺は再開発で、同市で最も高い地上197メートルの高層マンションや消防署・ホテルの複合ビル、企業ビルが林立。新駅開業で川崎駅周辺に次ぐ同市の拠点としての発展が期待されており、歓迎ムードが高まっている。
 新駅は、同市がJR東日本に新設を要請した「請願駅」で、総事業費約226億円のうち、約128億円を同市が負担。2007年5月に着工し、線路を付け替えてホーム・駅舎を新設。完工は2012年の予定で、南武線武蔵小杉駅との連絡通路がまだ完成していないが、約390メートルの仮設通路で結ばれる。
 平日には横須賀線上下200本、湘南新宿ライン同132本、成田エクスプレス同52本、スーパービュー踊り子号同2本が停車。南武線で川崎駅を経由する従来のJRルートに比べ、主要駅への所要時間が大幅短縮。最短で新宿駅約18分、品川駅約11分、東京駅約17分、横浜駅約10分となり、成田空港も約1時間15分で行ける。
 また、駅前には、これまでの南武線武蔵小杉駅北口側バスターミナルに加え、横須賀線新駅西側に、川崎市が約25億円で約3400平方メートルの駅前広場を整備。井田病院行きなどの同市バス・川崎鶴見臨港バスが15日から乗り入れ、平日は同市バスが49本、川崎鶴見臨港バスが75本を運行する。
 開業日の13日は午前10時から、この広場で同市とJR東日本が記念式典を開催。同11時20分頃、横須賀線ホームで、新宿発伊豆急下田行きの記念臨時特急列車「リゾート踊り子65号(黒船電車)」乗務員に花束を贈呈する。同11時半からは、地元商店街・町内会などによる同区の地域交流促進イベントで、高校生の吹奏楽演奏やキャラクターショー、路上ライブもある。
 また、川崎市内94の郵便局では、前日12日から、横須賀線や成田エクスプレスなどの車両をあしらった新駅開業記念の切手シート2000部(1部1200円)も限定販売される。
 地元のイベント実行委員長で武蔵小杉商店街の松本等理事長(82)は「新たな人の流れなど、新駅開業のメリットは大きい。高層マンションが立ち並んで新住民も増えており、地域のきずなが深まるイベントにしたい」と話している。

ちょうど、式典が始まったところですね。

■駆ける「軽便っこ」心和む 利府の画家・児玉さん巡回展
(2010年03月13日河北新報)
 宮城県内各地を走っていた軽便鉄道の絵を描き続けている利府町の画家児玉泰隆さん(77)の巡回展が、大和町まほろばホールで始まった。懐かしい風景の中を駆けている「軽便っこ」「軌道っこ」が50点並び、来場者の心を和ませている。
 児玉さんが描いた軽便鉄道は、仙台鉄道(北仙台―中新田)、仙北鉄道(築館―瀬峰―登米)、仙南温泉軌道(大河原―遠刈田温泉)の3路線。いずれも大正時代に運行が始まり、1960年代には姿を消した。
 亜炭を積み出す仙台鉄道、国鉄東北線の蒸気機関車D51形と交差する仙北鉄道、蔵王を背に走る仙南温泉軌道の風景などが展示されている。
 児玉さんは、水彩と水墨画の手法で描いた。廃線跡を訪ね、仙台鉄道で通学していた児玉さん自身の記憶や、往時を知る地元の高齢者らの話を基に仕上げた。
 児玉さんによると、仙台鉄道は朝露でスリップすると乗客が手で押した。スピードの出し過ぎで転覆する事故もしばしば発生。それらの様子も作品にした。
 児玉さんは「軽便鉄道が辛うじて人の記憶に残るうちに絵にしたかった。県内にローカル鉄道があった歴史をたどってほしい」と話す。
 まほろばホールでの展示は22日まで。巡回展日程は以下の通りで、いずれも入場無料。蔵王町・蔵王画廊(4月1~26日)、仙台市泉区役所(5月10~22日)、登米市・教育資料館(5月25日~6月15日)、大衡村・ふるさと美術館(6月19日~7月7日)、蔵王町・ございんホール(7月10日~未定)。

「軽便っこ」というのはいい響きですね。地域の人に愛されていたことがわかります。絵本の汽車のマッチ箱のような客車、あれは「軽便っこ」がモデルに違いない。

「軽便っこ」の客車の車内は、例えば、こんな感じです。
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(※軽便の尾小屋鉄道の保存車両の車内です)

■列車に入ると「ご主人様!」 茨城のローカル鉄道
2010年3月13日1時1分朝日新聞
 紺のミニスカートに白いエプロン姿の少女たちが21、22両日、茨城県のローカル鉄道2路線で客を迎える。名づけて「メイドトレイン」。
 地元での利用客増に限界を感じ、ひたちなか海浜鉄道(同県ひたちなか市)と鹿島臨海鉄道(同大洗町)が、都心から客を呼び込もうと「萌(も)え」心をくすぐる。
 メードは東京・秋葉原などで働く現役6人を臨時で雇った。添乗予定の「天草ちゅちゅ」さんは「アキバの常連でないご主人様、お嬢様、お会いできるのが楽しみです」。

(HPの同記事にはディーゼルカーとワゴンと「天草ちゅちゅ」さんのスリーショット写真もでております)

さて、昨日でJR西日本の大糸線から旧国鉄時代のディーゼルカーが引退し、いよいよ、日本全国で旧国鉄色で走る現役ディーゼルカーは「ひたちなか海浜鉄道」だけとなりました。その全国唯一の旧国鉄色ディールカーが、来週の連休に「汽車旅メイドトレイン運行」になる。
以前にも当「鉄道ニュース」で取り上げましたが、同鉄道のHPによると、「車内ではウエイトレス風メイドがワゴンを押して車内販売するほか、ホームでメイドの撮影会も行います。旅情を楽しみたい、ご年配の方から、メイドを撮影したアマチュアカメラマンの方まで、幅広い層がターゲットのイベントです。また、3月22日には「吉田社長を囲む会」と題して、弊社社長吉田と鉄道ファンとの飲み会を開催いたします。」とのこと。


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■掘り出しニュース:番所でござる 若桜駅横に宿場町再現 
2010年3月12日毎日新聞
 幕末、藩の出入りを警戒した若桜町の浅井番所の門などが若桜鉄道・若桜駅横に“再現”された。実際に番所が置かれたのは、町の中心部を流れる八東川をはさんで若桜宿の向かいにある浅井集落のはずれだったが、SLが走り若桜の観光スポットになっている駅に町が再建した。太さ35センチの杉を角材を使った堂々とした門と木塀、由来などを記した銘板があり、宿場町の雰囲気を醸している。
 浅井番所は、新撰組が作られた文久3(1863)年に設けられた。維新の5年前で国中が沸騰していた時代。国境の取り締まり強化のため智頭、鹿野、岩井とともに置かれた。若桜は、但馬、播磨、美作に通じる交通の要所で人々の往来が盛んだった。
 他国からの来訪は、摩尼寺や三徳山への参詣客、吉岡温泉や岩井温泉への湯治客、繭から糸を取り出す作業に出稼ぎにくる女性などが多かったという。番所では入国者から名前と行き先を聞き、不審者は追い返した。荷物も内容と送り先を届けさせたという。明治2(1869)年に廃止された。【大川泰弘】

駅を中心にした観光スポットの「再現」。駅が文化の中心へ。こうした動きにも注目です.