「天下り先機関を国に戻す」で天下りをなくす?=「焼け太り」 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「天下り先機関を国に戻す」で天下りをなくす?=「焼け太り」

秘書です。

えーーーっ!!?
「天下り先機関」を国の機関に戻すことで天下りをなくす?
なんかおかしくないですか?
「焼け太り」でしょう。
民主党の「天下り根絶」っていうのは、
「天下り先機関」を根こそぎ国の機関にすることですか?
そうすると、職員全員が国家公務員身分回復!
そして、保有資産は処分せずに役所に戻る!
まじですか??



■印刷局、財務省に戻すことも=独立法人へ天下り「巧妙」-枝野行政刷新相
2月20日21時50分配信 時事通信
 枝野幸男行政刷新担当相は20日午後、長野県佐久市で講演し、財務省所管の独立行政法人国立印刷局について「高い給料をもらっている旧大蔵省OBが4人くらいいる。財務省(旧大蔵省)の一部局で昔は十分回って(機能して)いたのだから、その方が安上がりだ」と述べ、4月に行う事業仕分け第2弾で財務省の部局に戻す判断をしたいとの考えを明らかにした。
 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)で、独法について「全廃を含めて抜本的に見直す」と明記。昨年秋の事業仕分けで、国立印刷局は「独法のあり方を含めて抜本的に見直し」との評価を受けた。 


ちょっと待ってください。目的は、現在は独立法人職員の、4600名の「全印刷」組合員の国家公務員復帰にあるんじゃないですか!

全印刷局労働組合(全印刷) 4,600人
◇東京都北区西ヶ原3-59-12 全印刷会館 TEL 03-3910-7131 Fax 3910-7155
全印刷は、独立行政法人「国立印刷局」本局及び全国7工場・5出張所特別支部で働く労働者で組織しています。国立印刷局は、日本銀行券(紙幣)、パスポート、官報、国債、印紙、予算書、などの製造・発行を主たる業務に、公共性、貴重性の高い製品を製造しています。全印刷は、印刷局事業の安定・発展をめざし、組合員の労働条件の維持・向上に向け取り組んでいます。
http://www.komu-rokyo.jp/pr.html



そして、国立印刷局の資産、なんで売却しないで現物納付するんですか。現物納付したら、財政再建に使えないでしょう?



■仕分けの舞台も「不要資産」、国に現物納付へ
(09年12月31日 読売新聞)

行政刷新会議による「事業仕分け」の舞台となった独立行政法人・国立印刷局職員用体育館が、来年春にも「不要資産」として国へ「現物納付」されることになった。

 敷地面積は約1万5000平方メートルで、土地の簿価は97億円。政府は跡地を公共施設として活用する方針だが、建物を取り壊すかどうかも含め、使い道は決まっていない。

 印刷局を所管する財務省は、当初、独立行政法人の整理合理化の一環として売却し、収入を国庫に納付させて、政府予算の財源に充てることを検討していた。

 しかし、内閣衛星情報センターや防衛省に隣接していることから、「民間に売却してマンションなどが建つと情報管理上も好ましくない」(政府筋)として、現状のまま国へ納付させることにした。




「不要資産」は売却でしょう?

なんで「現金納付」じゃないんですか。「現物納付」ということは役所の保有資産に戻るということでしょう?

組合員の国家公務員身分回復と役所の資産回復。

事業仕分けは、官公労と霞が関の「焼け太り」のためにしていたんですか。違うでしょう??

官営化する日本郵政といい、なんでもかんでも国の機関にしてしまえば、天下りはなくなる。

こうなったら天下り全企業国営化、全資産国有化までいきますか、天下り根絶の名目で!!