「日本の問題はデフレ」 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「日本の問題はデフレ」

秘書です。

本気で、デフレ下の大増税するのでしょうか?


■消費税議論「違和感ない」峰崎財務副大臣
(2010年2月15日19時11分 読売新聞)
 峰崎財務副大臣は15日の記者会見で、菅財務相が消費税についての議論を3月から始める意向を示したことについて、「改革に向けて一歩前に出る時期。違和感は感じない」と述べ、論議に前向きな姿勢を示した。
 これまで消費税論議に慎重な姿勢を見せていた菅財務相が、一転して積極的になった理由については、「イカルイト(で開かれた先進7か国財務相・中央銀行総裁会議)に行って、財政問題は大変だとの認識を持ったのではないか」との見方を示した。


自治労道本部組織内議員の峰崎さんが、消費税論議を「改革に向けて一歩前に出る時期。違和感は感じない」というのに一瞬、違和感を感じましたが、官公労と大きな政府は全く矛盾しないと考えれば、違和感はなくなります。

大変なのはデフレではないですか。官公労は経済が縮小しようと、デフレになろうと、雇用も賃金も守られますから、増税すればむしろ公務員の給与は守られますから、だからデフレ下の増税に違和感を感じないのでしょうか。


この読売新聞の同じ紙面で、アジア開発銀行の黒田東彦総裁が、

「欧米よりも早く2009年4~6月期からプラス成長になっているが、問題なのは世界でほとんど唯一、デフレであることだ。日本銀行に早期脱却の方策を考えてもらいたい」

との認識をインタビューで語っています。

黒田総裁といえば、鳩山首相が幹事長時代の2008年3月16日、サンプロで、日銀総裁候補になったら即反対せず、同意するかどうか検討するといっていた人の一人。

鳩山首相、是非、この黒田総裁の言葉に耳を傾けて、日銀と「意思疎通」してください。デフレのまま増税したら、国民生活は大変なことになるでしょう。