広島版：公共交通ニュース

秘書です。広電の今の表情です。




京都市電から来た古豪です。

京都のみなさん、懐かしくなったら広島に遊びにきてください。京都市電が待ってます。

「そうだ、広島いこう」

さて、広島の公共交通政策について、下記の記事で学習しましょう。




■高速無料化：対象は浜田道・クレアライン、公共交通へ影響も　歓迎・懸念交錯　／広島
(2月2日毎日新聞）

　国土交通省が２日に発表した高速道無料化の社会実験で、県内では南区仁保沖町と呉市西中央４を結ぶ広島呉道路（クレアライン）と、北広島町と島根県浜田市を結ぶ浜田自動車道が対象区間に選ばれた。「呉と広島の連携強化が期待できる」「フェリーに影響が出るのでは」。県内の利用者や行政担当者らは複雑な反応を示した。

　◆中国自動車道

　湯崎英彦知事は先月、民主党や国交省に、中国自動車道と浜田道を対象路線に入れるよう要望した。要望しなかった広島呉道路が選ばれ、中国自動車道が対象外となった。県幹部は「中国道は残念だ」。

　県トラック協会の山根徹吾専務は「国道や山陽道の渋滞緩和のために中国自動車道の無料化を望んでいた」と肩を落とした。

　◆広島呉道路

　広島呉道路の普通車の全区間の通行料金は９００円と割高で、１日の通行台数は計画の３分の１以下。呉市は０３年７月、沿線市町と呉商工会議所などで「広島呉道路利用促進会議」を設け、１部区間料金を平均４０％引き下げる社会実験を実施。通行量は１４～２６％増え、並行する国道３１号の渋滞緩和に役立ったことを実証した。

　一方で、割高な通行料金を嫌ったマイカー通勤族は、呉市交通局、中国ＪＲバス、広島電鉄の３者が共同運行する高速バスに乗り換えた。同バス路線は増便を繰り返す。広電のバスカンパニー地域輸送グループは「これまで定時運行が確保できていた。無料化されれば、朝夕のラッシュ時に渋滞が起きる可能性がある」と懸念する。

　音戸・早瀬の両大橋を経由して、広島市と江田島市が無料でつながることになる。宇品（南区）－切串（江田島市）航路のフェリーを運航する上村汽船（南区）の上村隆彦社長は「休日のフェリー利用者減少は、ＥＴＣ割引も影響している。無料化となれば、商業車や観光客も陸路に行ってしまうのでは」と落胆していた。

　湯崎知事は２日、「フェリーやＪＲなどの公共交通機関への影響も心配される。社会実験の結果を注視したい」とのコメントを出した。【加藤小夜、牧正】




交通体系というのはネットワーク。ネットワークうに一つ手を加えると、他の交通手段にさまざまな波及効果・随伴効果があることがわかります。交通弱者の視点でこれからも交通政策を考えていきたいと思います。